中高一貫校に進学するメリット11個とデメリット7個|公立と私立の差
受験
2020.07.09
目次
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中高一貫校に進学するデメリットは、「6年間環境が変わらない」 という点になります。
入った学校と子供の相性が良ければ問題ありませんが、友達付き合いがうまくいかない、勉強についていけないという可能性もあります。その環境が6年も続くと子供としてもつらい期間を味わうことになってしまいます。
2:高校受験がないため緊張感が薄れる可能性
中高一貫校では基本的に高校受験がありません。中高一貫校は、「高校受験」という一つの節目が無いため「緊張感が薄れ中だるみ」してしまう可能性があります。
中高一貫校はゆとりを持って自分のペースで勉強を進められるのですが、学力にも目を向けないと勉強が疎かになっている場合があります。 勉強もしっかり行えているか親としてチェックする必要があります。
3:通学が大変
中高一貫校は、通学時間が長くて大変な場合があります。自宅近くの公立中学校へ徒歩で通うのに比べると、中高一貫校の方が通学に時間がかかる傾向があります。
中には1時間以上の長い時間をかけて通う生徒もいるなど、通学時間は中高一貫校に進学するデメリットの一つだと言えるでしょう。
特に自宅から遠い学校に通う子どもを持つ親は、地震などの災害が起きた際のことを想像すると心配になってしまうでしょう。
4:地元の中学校に進学した友人と会わなくなる
中学受験すると、小学校の時によく遊んでいた地元の公立中学校へ進学した友人と会う機会が、どうしても減ってしまいます。
中学受験組が多ければそこまで疎外感を感じませんが、多くの小学生は公立中学校への進学するため、そこで入りづらさを感じてしまい、小学校の同窓会などの集まりにも参加しづらくなってしまう可能性があります。
5:6年間の間に落ちこぼれてしまうこともある
メリットでも挙げた「高校入試がない」ことにより、中高の6年間の間に学力の差がひらき、落ちこぼれてしまうことがあります。
この問題を打破するために、中には学力によるクラス分けや補習、再テストなどを実施することで対処している中高一貫校もありますが、それでもスピーディーかつ高レベルな授業についていけなくなってしまい、高校に上がれなかったり、留年したりする生徒もいます。
そのような場合は、高校入試で自分のレベルに合った高校に入り直すということも、選択肢の一つとして考えてみても良いでしょう。
入り直すのが不安という場合は、塾に通う方法もあります。「松陰塾」は、全国に校舎があり、月額定額制の学習塾です。
「ショウイン式 わかるの3大法則」を掲げていたり、学年別で教育方針をつくっていたりするため、熱意のある学習塾といえるでしょう。気になった方は、以下のサイトから資料請求や無料体験授業ができるので、ぜひ見てみてください。
6:中学3年生になっても部活のリーダーになれない
中高一貫の場合は部活動も中学生と高校生が一緒に行うため、大半の部活動のリーダーは高校2年生か3年生で、中学3年生になってもリーダーになることが難しい可能性があります。
ただし部員が多い部活動は、中学部と高校部で分かれているところもあるため、部活動によっては中学3年生でリーダーになることが可能な場合もあります。
公立と私立の中高一貫校の違いとは?
公立と私立の中高一貫の違いにはどんなものがあるのでしょうか。
まず公立の中高一貫校は、多感な時期の子どもが一貫した環境で6年間学べ、学費も低く抑えられるのが特徴で、さまざまな考え方や学力を持つ友人と出会い、柔軟な思考力を身に付けられる点も公立中高一貫校の魅力です。
一方私立の中高一貫校は、充実した教育環境のもとで自学自習の学力育成や進学に力を注いでいるのが特徴です。そして学習内容や指導方法も時代に合わせて、最新のカリキュラムを常に更新しています。
さまざまな違いはありますが、大切なのは偏差値やネームバリューといったことよりも、その学校の教育方針や理念がその子供の性格に合っているのか、また保護者がそれに共感できるかといった点で考えてみることです。
ここからは主な違い5つを紹介していきます。
1:学費
公立と私立の中高一貫校の学費は、倍近く違います。
公立は投業科をはじめとした学費が安く、さらに中学の3年間は義務教育なので、公立中高一貫校の場合前期は学費がいりません。
ただし制服代や修学旅行の費用は必要になりますが、30万円程度なのでそこまで心配する必要はなく、全体として安く済ませられるため安心して通学させられるでしょう。
一方の私立は公立に比べて学費は高額です。 1年間でかかる費用は全国平均で100万円ほどであり、授業料や制服代などの諸経費を含めた金額は130万程度と言われています。
2:授業内容
公立と私立では授業内容も異なり、難易度に差が出ています。
私立の中高一貫校の授業は、学校独自の教育方針を設けているのが最大の特徴であり、特に難関進学校の場合は大学受験を視野に入れた授業計画となっていることが多い傾向にあります。
一方公立の中高一貫校の授業は、あくまでも中学校は中学教育、高校でも高校で習うべき内容です。以前は大学受験を特に意識している教育方針ではありませんでしたが、現在では学校によって難関大学への進学を意識するような教育方針に変わってきています。
3:進学実績
私立と公立の中高一貫校に進学した実績の違いを比較するのは難しいですが、単純に上位のクラスのみで比較をすると、私立の中高一貫校のほうが進学実績は良いということになるでしょう。
しかし全体的に比較すると、どちらが進学実績が良いかははっきりと判断できないため、こればかりは本人の力が大きく影響するでしょう。
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