洗濯のりを使って簡単にスライムを作ろう!

簡単なスライムの作り方を知りたい」
子どもでもできる自由研究のテーマを探している」
オリジナルのスライムを作ってアレンジを楽しみたい」

そんな方に向けて、この記事では、洗たくのりとホウ砂(ほうしゃ)を使ったスライムの基本的な作り方を、科学的なしくみとともにわかりやすく解説します。また、スライムの構造変化や観察ポイント、保存方法、アレンジアイデアまで幅広く取り上げ、自由研究としてまとめる際の視点・工夫も紹介しています。

遊びの延長として楽しめるだけでなく、物質の性質や化学反応を体験的に学べるスライム作りは、理科への興味を深めるきっかけとして非常におすすめです。

目次

このページでわかること

・洗たくのりで作るスライムの基本の作り方
・ホウ砂の役割・化学的性質・注意点
・スライム作りで気をつけたいこと・保存のコツ
・科学と感覚を融合したスライムアレンジアイデア7選
・自由研究としてまとめる方法と視点

スライムは「ただの遊び」じゃない!?

スライムは、洗たくのりに含まれるPVA(ポリビニルアルコール)と、ホウ砂に含まれるホウ酸ナトリウムの化学反応によってできる「高分子ゲル」の一種です。
この反応により、液体と個体の間のような特性を持つ「非ニュートン流体」が生まれます。
力を加えると固まり、ゆっくり動かすと流れるという、子どもにも直感的にわかりやすい物質のふしぎを体験できるため、理科的観察力を育てる題材として最適です。

材料と作り方(+科学的なポイント)

材料(すべて市販で入手可能)

・洗たくのり(PVAタイプ)…50ml
・水…50ml
・ホウ砂水(100mlの水にホウ砂2gを溶かしたもの)
・容器・スプーンまたは割り箸
・食紅・ラメ・ビーズ(アレンジ用)

※PVAの表記がある洗たくのりを選んでください。成分が異なるとスライムになりません。

ホウ砂(ほうしゃ)とは?

ホウ砂(英語:Borax)は、白い粉のような見た目の天然にある鉱物の一種です。
水にとかすと「ホウ砂水」になり、洗たくのりの中にあるPVAと反応してスライムをかためる働きをします。

もともと掃除や洗たく用としても使われていましたが、理科の実験やスライム作りにもよく使われます。

⚠️注意:ホウ砂は口に入れると危険です。必ず大人といっしょに使いましょう。
あそんだあとはしっかり手を洗うことを忘れないでくださいね。

作り方と原理

 

1.ボウルに洗たくのりと水を同量ずつ入れて混ぜる

2.お好みで着色料や装飾(ラメ・ビーズ)を加える

3.ホウ砂水を少しずつ加えながら混ぜる(ここで架橋反応が起きる)

4.まとまってきたら手でこねる

5.手にくっつかなくなったら完成!

🔍ポイント:なぜ固まるの?
ホウ砂に含まれるホウ酸イオンと、PVAの分子が「架橋(かきょう)」と呼ばれる化学反応を起こし、分子同士が網目のようにつながってゲル状の物質ができます。

 

安全に作るための注意点

ホウ砂は誤飲・誤用すると危険です。必ず大人と一緒に作業してください。
・作業後は石けんで手をしっかり洗いましょう。
・スライムが目や口に入らないように注意。小さなお子さまがいる場合は特に慎重に。
・衣類やカーペットに付着すると落ちにくいため、作業場所はビニールシートや新聞紙を敷いて保護しましょう。

よくある質問(スライム作りQ&A)

Q. ホウ砂水を入れすぎるとどうなる?
→ 架橋が過剰に進み、**スライムが硬く伸びにくくなります。**反応は不可逆のため、戻すことはできません。

Q. 洗たくのりがスライムにならない原因は?
→ PVAが含まれていない「でんぷん系ののり」を使っていませんか?成分表記を必ず確認しましょう。

Q. 洗たくのりはどこで買える?
→ スーパーや100円ショップ、ドラッグストアの「洗たく用品コーナー」に売っていることが多いです。

Q. スライムが手につくときは?
→ ほんの少しだけホウ砂水を足してまぜてみてください。

スライムの保存方法と長持ちさせるコツ

作ったスライムはそのままにしておくと、かたくなったり乾燥してしまいます。
長く楽しむために、保存のコツも知っておきましょう。

保存のしかた

密閉容器・ジップロックで空気を遮断
→乾燥と酸化を防ぐ

冷蔵庫で保管(0〜5℃)
→発酵や腐敗を遅らせる

乾燥時は水を数滴加えこね直し
→弾力が復活することも

 

保存できる日数の目安

・常温保存:2〜3日程度
・冷蔵保存:1週間前後(においや見た目が変わったら捨ててくださいね)

スライムのアレンジ方法【人気アイデア7選】

スライムは、混ぜる材料を変えることで、見た目・さわり心地・遊び方に大きな違いが生まれます。ここでは、小学生にも人気があり、大人にも興味深い物性変化を体験できるアレンジスライムの作り方をご紹介します。

1. カラーアレンジスライム(色つきスライム)

自分の好きな色に調整できる、基本のアレンジ。

作り方
洗たくのりと水を混ぜる段階で、食紅または水性絵の具を数滴加えてよく混ぜます。少量ずつ加えることで、淡い色から濃い色まで調整できます。色を複数使えばマーブル模様やレインボー模様も可能です。

2. キラキラスライム(ラメ・ホログラム入り)

 光を反射するキラキラ感が人気。「宝石スライム」とも呼ばれます。

作り方
基本のスライムを作る工程の中で、ラメパウダー、ホログラムフィルム、スパンコールなどを加えてよく混ぜるだけ。透明タイプの洗たくのりを使うと、より美しく輝きます。

3. フラッフスライム(ふわふわスライム)

 空気を含んだ柔らかい質感。触るとシュワっと音がすることもあります。

作り方
基本のスライム液(洗たくのり+水)に、シェービングフォームを大さじ1〜2杯程度加えてよく混ぜます。その後、ホウ砂水を少しずつ加えながら固さを調整してください。フォームを入れると膨張するので、最初は少なめに。

4. 透明スライム(クリアスラ)

まるでゼリーのような透明感。小物を閉じ込めて飾るのにも最適。

作り方
透明タイプの洗たくのりを使い、食紅や絵の具は加えずそのままホウ砂水を加えて作ります。時間が経つと空気が抜けて、より透明度が上がります。ビーズや小さなおもちゃを中に入れて飾っても良いでしょう。

5. バブルスライム(もこもこ泡スライム)

泡を閉じ込めて、もこもこした見た目と音が楽しめるスライム。

作り方
混ぜる工程で空気を多く含ませるように高速でかき混ぜると、泡がたくさん入ったスライムになります。ホウ砂水を加える前に泡立てておくと、泡がそのまま固まりやすくなります。泡が抜ける変化も観察ポイントです。

6. 光るスライム(蓄光スライム)

暗いところでぼんやり光るスライム。夜に楽しめます。

作り方:
スライム液に夜光パウダー(蓄光パウダー)や蛍光絵の具を加えます。できあがったスライムを太陽光やLEDライトでしっかり光らせてから暗い部屋で観察しましょう。

7. 香りつきスライム(アロマスライム)

触るたびにほのかに香る、リラックス効果のあるスライム。

作り方
スライム液に、アロマオイルや香りつきせっけん液(無着色)を数滴加えます。ラベンダーや柑橘系の香りがおすすめ。肌にやさしい素材を使いましょう。香料は入れすぎると強すぎるので、1〜2滴が目安です。

自由研究としてのまとめ方

スライムは、実験や観察対象としても非常に優れており、自由研究や理科の教材にもぴったりです。

実験テーマ例

・ホウ砂の量とスライムの固さの関係
・色別スライムの伸び率を比較
・保存期間とスライムの変化(感触・色・におい)
・スライムの構造と分子のしくみ(PVA×Borax)
・アレンジなしとありでの弾力性や伸び率の違い
・泡入りスライムと透明スライムの光の通り方の比較
・香りの持続性(時間による香りの変化)
・使用後の劣化具合(保存による違い)

まとめ方のポイント

・ホウ砂水の割合を変えた時のスライムの固さの変化を、表にしてまとめてみましょう。
・机に置いた時の広がる速度を測ったり、つまんで持ち上げられるか試したり、比べ方も考えてみましょう。
・固さが伝わりやすいように、持ち上げてスライムがたれる様子を写真にとったりイラストにしたりするなど、見せ方を工夫しましょう。
・数日置いたときの色の変化にも注目してみましょう。
・洗濯糊の割合を変えたスライムも作って、固さを比べてみましょう。
・作ったスライムを一緒に提出する時は、チャック付きポリ袋に入れて、分量をラベルシールに書いて貼りましょう。

まとめ

スライム作りは、ただの遊びではなく、化学反応を体感しながら、観察力・発想力・実験力を養える優れた題材です。
ホウ砂と洗たくのりという、どの家庭にもあるような身近な材料から、「非ニュートン流体」や「高分子結合」といった科学的な概念を自然に学べる機会になります。

アレンジによって見た目や触感も自由に変化させることができ、自由研究にもぴったりな「遊んで学べる教材」として活用できます。

ぜひこのページを参考に、学びのあるスライム作りに取り組んでみてください。