【小学生】夏休みの自由研究ネタはどう選ぶ?探し方とテーマ別アイデア7つ紹介
目次
小学生の夏休みの自由研究進め方
自由研究を上手に進め、夏休みの間に終わらせるには全体の流れを確認しておくことが重要です。
まず、したいと思ったことや疑問に思っていることなどをきっかけに「テーマ」を決めましょう。次に実験するのか、工作なのか、観察するのか、調べるのか、どうやって進めるのかを決めて実際に行います。
あとはわかりやすく伝えられるようにまとめましょう。余裕があれば発表のリハーサルをしておくのもおすすめです。
夏休みの終わりギリギリになってから、時間のかかる自由研究をやりたいと思っても時間がなくてできないことがあります。自由研究の計画を早めに立てることで、お子様も保護者の方も楽しく取り組むことができるでしょう。
小学生の自由研究テーマ別アイデア28選
夏休みの自由研究のテーマを1から考えるのは難しい場合もあるでしょう。テーマとなる題材は、実は身近なところにあります。
ここでは自由研究を「実験」「工作」「観察」「調べる」の4つのテーマにわけ、それぞれのアイデアを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
実験系自由研究7選
夏休みの自由研究として「実験」をすることで、いつも不思議に思っていたことの正体がわかったり、意外な結果に驚いたり、新しい発見があります。 普段の勉強ではなかなかできない貴重な体験ができるでしょう。
1:バスボムを作ってみよう
家のお風呂を温泉と同じようなしゅわしゅわしたお湯にできる、バスボムを手作りしてみましょう。
材料は、重曹(食用)、クエン酸(食用)、フリーザーバッグ、計量スプーン、ラップ、きりふき、アロマオイル(お好みで)、食用色素(お好みで)、水です。これらを混ぜて作成します。
この実験は1日でできますが、バスボムを乾かすためにもう1日余裕を持っておきたいと考えると、おおよそ2日かかります。小学1~4年生向けです。
2:塩の結晶を取り出してみよう
塩の結晶を取り出して観察する実験です。水や塩の量を変えたり、日なたと日影での違いなど条件をいろいろ変えたりして、できた結晶の様子を虫メガネで観察します。しょうゆではどんな結晶ができるのかも見てみましょう。
必要な材料は、水、食塩、お椀やカップ、混ぜるもの(お箸やスプーン)、しょうゆです。結晶が見やすくなるよう塩には黒っぽいもの、しょうゆには白っぽい容器が適しています。
この自由研究は、観察する時間を考えると3日~1週間くらいかかります。小学1~6年生向けです。
▼結晶を取り出してみた!詳細記事はこちらから
3:牛乳パックからハガキを作ろう
紙でできている牛乳パックをリサイクルして手作りのハガキを作ります。
材料は、牛乳パック、ミキサー、はり金ハンガー(またははり金)、洗濯のり、ストッキングや水切りネット、大き目のバット、新聞紙、タオルです。これらを混ぜたのちに乾かします。
この自由研究は、ハガキを作るのは1日でできますが乾かすのに1~2日かかるので、おおよそ3日必要です。小学1~6年生向けになります。
4:不思議な水ボールを作ってみよう
手で持つことができる不思議な水ボールを作ります。冷蔵庫で1日置くとどうなるか観察してみましょう。乳酸カルシウムをジュースや炭酸飲料に変えると食べることもできます。
材料は、水、食用アルギン酸ナトリウム1g、食用乳酸カルシウム5g、おたま、ボウル、はかり、計量カップ、ハンドミキサーです。(アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムは「食用」が手に入らない場合は口に入れないようご注意ください)
この自由研究は、作るのに1日、観察するのに1日必要なので、おおよそ2日かかります。小学4~6年生向けです。
5:指紋を探してみよう
ものについた指紋を浮かび上がらせて、実際に見てみる実験です。いろいろな素材のものに指紋をつけて、浮かび上がらせることができるかどうか挑戦してみましょう。
必要な材料は、アイシャドウ(100均で購入したものでも可)、コップなどの指紋をつけたいもの、はけ、ティッシュペーパー、新聞紙です。
この自由研究は、おおよそ1日でできます。小学3~6年生向けです。
6:冷凍庫なしでシャーベットを作ってみよう
冷凍庫を使わずに冷たいシャーベットを作ります。氷のくだき具合や塩の量を変えていろいろな条件でのシャーベットのでき具合を比べてみましょう。
スーパーのレジ袋(食べるものを作るのできれいなもの)に氷、ジュース、塩を入れ、もむことで作れます。
この自由研究は1日ででき、小学1~4年生向けです。
7:バターを作ってみよう
いつも料理に使ったり、パンに塗ったりしているバターを自分で作ってみます。牛乳の種類を変えたり、温度を変えたりしてもバターができるのか、いろいろ試してみましょう。
材料は、生クリームや乳脂肪分の多い牛乳、ペットボトル(中が見やすい透明なものがよい)、はかり、コップ、はさみです。
この自由研究は、1日でできます。小学4~6年生向けです。
工作系自由研究7選
海で拾ってきた貝がらや砂を使って夏休みの思い出を自由研究の「工作」でカタチにして残しましょう。
懐かしいおもちゃを手作りしたり、ダンボールやペットボトルなどの廃材を材料にしてリサイクルすることを学んだり、家族で楽しく遊ぶことができます。
1:万華鏡を作ってみよう
インテリアとして飾ることもできる「円盤形オブジェクトの万華鏡」を作ります。
材料はラッピングペーパー、デザインボード、透明の下じき、画用紙、塩ビ製ミラー、アイロンビーズ、くぎ、画びょう、プラスチックビーズなどです。
ほかにカッターマット、セロハンテープ、両面テープ、接着剤、つまようじ、コンパス、はさみ、カッター、シャープペンシル、水性ペン、キリ、じょうぎも用意しましょう。
この自由研究は、1~2日くらいで作れます。小学1~6年生向けです。
2:ピンホールカメラを作ってみよう
ピンホールカメラを手作りして写真の現像をします。 箱の中に光が入ると写真がとれないので、すきまなく作ることが大事です。光をあてる時間や距離を変えるなどして、どんな写真がとれるか比べてみましょう。
材料は木材(カメラの本体を作る分)、太めの輪ゴム、ぬらしたはぎれ、銅板、画びょう、黒い画用紙です。
じょうぎ、えんぴつ、電動ドリルドライバー、サンドペーパー、木工用ボンド、黒のペンキ、はけ、新聞紙、はさみ、穴開けパンチ、黒の油性ペン、黒いガムテープ、両面テープ、マスキングテープが必要な道具です。
この自由研究は、カメラを作って現像まで考えると1~3日くらいかかります。小学5~6年生向けです。
▼ピンホールカメラを作ってみた!詳細記事はこちらから
トイレットペーパーの芯でできる!ピンホールカメラを作ってみよう
3:スカーフを使ってバッグを作ろう
ハンカチやスカーフ2枚だけを使ってバッグを作ります。 普段持っているハンカチやスカーフが少し工夫するだけでエコバッグとしても使えるということが学べます。
用意するものは、ハンカチやスカーフ、アレンジして作るときに使う帽子クリップ、ひも、カラビナです。
この自由研究は、1日で十分に作ることができます。小学1~6年生向けです。
4:スタンプアートを描いてみよう
スタンプを使ったスタンプアートで、点の集合体で描かれた点描画を作ります。同じ色でも光と影の具合を変えたり、色を重ねたり、工夫して自由に描いてみましょう。
用意するものは、ワークシート、スタンプ台(5~6色以上)、プラスチック消しゴム、ものさし、えんぴつ、カッターナイフ、新聞紙です。
この自由研究は、作るのに1~2日くらいかかります。小学1~2年生向けです。
5:ビー玉スマートボールを作ろう
ちょっと懐かしいおもちゃのビー玉を発射するスマートボールを作ります。簡単発射箱タイプとチャレンジ打ち出だしタイプの2種類があります。
簡単発射タイプの材料は、ボール紙、クッキーの缶や箱、せんたくばさみ、貝がら・おはじき・ビーズ、ボルトなどです。
チャレンジ打ち出だしタイプに必要な材料と道具は、0.5ミリ厚のプラスチックの板、油性ペン、千まい通し、黄ボール紙、つまようじ、直径1cmのストロー、木の枝などです。
共通して準備するものは、アロンアルフアEXTRAゼリー状、ビー玉、中厚の色紙、軽い紙ねんど、えんぴつ、ものさし、はさみ、カッター、新聞紙です。
この自由研究は、1日程度で作ることができますが、両方作る場合はおおよそ2日かかるでしょう。小学3~6年生向けです。
6:貝殻で写真立てを作ろう
海水浴や田舎に遊びに行ったときに集めた貝殻や小石、木の葉や枝などを使って写真立てを作ります。夏休みの思い出がたくさんつまったすてきな写真立てを作ってみましょう。
材料は、木でできた写真フレーム(100均で手に入ります)、段ボール、貝殻や石、砂、ボンドなどです。飾りに使うものは工夫して集めてください。
この自由研究は、1日で十分に作れるものです。小学1~2年生向けです。
7:ペン立てを作ろう
木の板を組み立ててペン立てを作ります。カラフルに色を塗ったり好きな飾りつけをしたりしていろいろ工夫して作ってみましょう。
材料は、木材(はさみやカッターで扱えるバルサ材が便利です)、カッター、カッターマット、じょうぎ、えんぴつ、木工用ボンド、マスキングテープ、絵の具、パレット、筆、水入れです。
1日ででき、小学1~2年生向けの自由研究です。
観察系自由研究7選
たくさん時間のある夏休みを利用して、自由研究のテーマに生き物や自然を選びじっくり「観察」してみましょう。 好きなものを選ぶと飽きずに続けやすいです。
長い時間見ていると変わっていく姿に感動したり、知らなかったことがわかったり、すごく近くで見たことで新しい発見をすることがあるでしょう。
1:日時計でお日様の動きを観察しよう
朝と夕方で長さの変わる影の動きで時間がわかるかどうか、日時計を作って調べます。 1日だけでなく数日の間、観察を続けると影の場所が変わるかどうかも見てみましょう。
材料は、ダンボール紙、わりばし、ものさし、方位じしゃく(中にオイルが入っているものは長時間日が当たるとオイルがもれることがあるので注意が必要)、時計、のり、ペン、クラフトテープまたはガムテープ、キリ、分度器です。
日時計ができたら、同じ間隔の影ができるように太陽の光とダンボールが平行になるように置き、1時間ごとに影のある場所にしるしをつけて時間を記入していきます。終わったら、中心としるしを線で結べば完成です。
長い時間、日時計を置いておくので邪魔にならない場所を選び、帽子をかぶって水分を取り日陰で休憩を取るなどして暑さへの対策を忘れないようにしましょう。
この自由研究は1日でできますが、観察する日数によりかかる日数は変わります。小学1~4年生向けです。
2:かたつむりの年輪を調べてみよう
かたつむりの特徴である、ぐるぐるとウズを巻いた大きな殻などを観察して調べます。
用意するものは、飼育ケース、エサとなる野菜(レタス、キャベツ、ニンジン)です。
捕まえてきたかたつむりをケースに入れ、いろいろ観察してみましょう。大人と子どもでは殻に違いがあるのかなど、かたつむりのことを図鑑やインターネットなどで調べながら観察したことをまとめましょう。
この自由研究は、かたつむりを捕まえたり観察したりする時間を考えると数週間くらいかかります。小学3~4年生向けです。
3:ありはなぜ迷わず巣に帰れるのか調べよう
ありが離れた場所にある巣になぜ迷わずに帰ることができるのかを調べてみましょう。
用意するものは、紙、石、くぎなど(ありの通り道に置くもの)です。
ありの行列の途中に紙などの障害物をおいて、ありがどのように動くのか観察します。通り道を指でこすったり、水をかけたり、お酢をかけたりしたらどうなるかなど、いろいろ試してみましょう。
その様子を写真に撮ったりスケッチしたりしながら、どんな結果になったのかをまとめます。観察をするときにありを傷つけないよう注意しましょう。
この自由研究は1~3日ででき、小学5~6年生向けです。
4:野菜の種はどこにあるのか調べてみよう
野菜やくだものの種がどこにあるのか探して観察をします。どんな風に種がついているのか、季節が変わったら種はどうなっているのかなど、いろいろ観察しながら調べてみましょう。
観察した種の様子を写真に撮ったり、スケッチしたり、実際の種を見本にしたりして、わかりやすくまとめましょう。
用意するものは、野菜やくだもの、お皿、包丁とまな板です。
この自由研究は1日でできます。お子様が包丁を使う際には一緒に行うなど注意し、使った野菜やくだものは無駄のないようにしましょう。小学1~2年生向けです。
5:セミの羽化を観察してみよう
セミが羽化する様子を観察してまとめます。抜けがらや成虫を見て、どんな種類かやどんな生活をしているのか調べてみましょう。セミの抜けがらがたくさんある木の下から、夕方になると登ってくるセミの幼虫を見つけられます。
そのまま外で観察するのが難しければ、幼虫を傷つけないように持って帰ってきて室内で観察しましょう。数時間で羽化するので、時間や様子を記入しながら観察し、写真や絵を加えてわかりやすくまとめましょう。
この自由研究は、1日でできますが、幼虫を見つけるのに時間がかかる場合があるので、時間に余裕を持って取り組み、観察が終わったら幼虫は外に逃がしてあげましょう。小学3~6年生向けです。
6:流星群を観察してみよう
ペルセウス座流星群を見て、流れ星の数や方位、数を観察します。
8月12~13日頃をピークに流れ星が現れるペルセウス座流星群を見ることができます。具体的にいつ見られるかは事前に調べておきましょう。
空全体が見える場所にレジャーシートなどを広げて楽な姿勢で観察することをおすすめします。ペルセウス座を中心に放射線状に流れ星が見えるので数人で方向を分担して観察し、結果を記録する係を決めておくのもいいでしょう。
この自由研究にかかる日は観察とまとめる時間を考えると、おおよそ3日かかります。小学5~6年生向けです。
7:小松菜を育てて観察してみよう
1か月で成長する小松菜の様子を観察します。小松菜にどんな栄養があるのか、どんな特徴があるのかも一緒に調べてみましょう。
用意するものは、小松菜の種、プランター、野菜用培養土、鉢底石、シャベル、はさみ、じょうろ、防虫ネットです。
この自由研究は、小松菜が成長する時間が必要なので約1か月かかります。小学1~4年生向けです。
調べる系自由研究7選
自分の好きなことや興味のあることを選んで、とことん調べることができ、学校の授業では習わないことが学べます。
インターネットや図鑑などを駆使して調べれば1日~数日で完成することもできるので夏休みの後半になって自由研究に取り組むときにもおすすめです。
1:通学路にどんな道路標識があるか調べてみよう
通学路や公園までの道など、いつも通っている道にある道路標識や信号などの交通施設について調べます。
特に歩行者のためのものをよく見て、標識や交通施設でわからないものがあれば大人に聞いたり本やインターネットで調べたりして地図にまとめ、車が多い場所や危険な場所なども書き加えるといいでしょう。
この自由研究はおおよそ1日でできるものです。小学3~5年生向けです。
2:住んでいる地域の特産品を調べてみよう
住んでいる地域の特産品を調べてまとめます。
地域の特産品は、都道府県や市町村のホームページでも調べることができますが、おみやげ売り場や道の駅でもわかります。
お店の人にどんな理由で特産品になったのかを聞いたり、ポスターやパンフレットをもらったり、どんな味なのか、どんな歴史があるのかなど、いろいろ調べたことをまとめましょう。
この自由研究は調べる時間とまとめる時間を考えると、おおそよ3日くらいかかります。小学3~6年生向けです。
▼特産品を調べてみた!詳細記事はこちらから
3:地域のお年寄りから昔の話を聞いてみよう
地域のお年寄りに昔のくらしの話を聞いて、感じたことや思ったことをまとめます。
話は2時間くらいの予定にして、お名前、お年、生まれ育った場所を聞くところから始め、お年寄りの方のペースで自由に話してもらうのがおすすめです。写真や動画を撮りたい場合は、自由研究に使うこととあわせて事前に確認しておく必要があります。
話を聞いてわかったこと、考えたことなどをまとめましょう。
この自由研究は、おおよそ3日かかります。小学6年生向けです。
4:ベルマークについて調べてみよう
ベルマークはどんな商品についているのか、集めるとどうなるのかなどを調べます。
ベルマークの仕組みや集めると学校に備品が送られてくるのはなぜか、どんな備品があるのかなどを調べてまとめましょう。
この自由研究は、おおよそ3日ででき、小学5~6年生向けです。
5:お店の工夫を調べよう
いろいろなお店が、お客さんに喜んでもらうためやたくさん売るためにどんな工夫をしているのかを調べます。
お店の人に聞く前に、どんな工夫をしているのか想像して考えてみましょう。お子様ひとりで考えるのが難しい場合は保護者の方が手伝ってあげるとよいでしょう。
例えばケーキ屋さんの場合、季節によって種類を変えるのか、何月が一番売れるのかなどの予想ができたら、実際にお店の人に話を聞いてみます。
いろいろな種類のお店で話を聞いて予想と結果を比べ、それぞれのお店で見つけた共通点などをまとめましょう。
お店に行って話を聞く時間がいるので、この自由研究は、おおよそ3日かかります。小学3~4年生向けです。
6:ゴミはどうなるのか調べてみよう
種類ごとにわけて出しているゴミは、どこへ行ってどのようになるのかを調べます。
地域のゴミ処理施設がどこにあるかは地域の広報やインターネットでわかります。種類ごとに違う処理のしかた、どのように処理されているのかを調べて、写真やイラストも入れてわかりやすくまとめましょう。
どうしてゴミを分別しているのか、ゴミを減らす方法など考えたことを加えるのもいいでしょう。
調べる時間を考えると、この自由研究は、おおよそ3日かかります。小学1~4年生向けです。
7:3Dゲームについて調べてみよう
専用のメガネを使わず平面が立体的に見える3Dゲームの仕組みを調べます。
本やインターネットで、いろいろな3Dの仕組みを調べ、どうやって視差を作り出しているのかまとめましょう。ゲーム以外に裸眼立体視の3Dを利用しているものを調べて作り出す方法や仕組みを表にまとめてみるのもいいでしょう。
この自由研究は、おおよそ1日でできます。小学3~6年生向けです。
【テーマ別】自由研究の書き方のコツ4つ
自由研究で、いざまとめようとしたとき、お子様が何をどうしていいのかわからず手が止まってしまう場合もあります。まとめるコツがわかれば簡単にまとめることができます。テーマ別に書き方のコツをご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
1:実験系自由研究
実験の内容がひと目でわかるように、大きな1枚の紙にまとめてみましょう。
いきなり大きな紙に書かずに、書くことを決めて小さな紙に下書きをします。大きな紙のどこに何を書くかを決めたら、薄くえんぴつで線を引いてから文字が曲がらないように書きましょう。
文字や図、グラフなどを加え、いろいろな色を使ってカラフルでわかりやすくなるよう工夫するといいでしょう。
まとめる内容は、どうして調べようと思ったのかというきっかけ、どんな予想をして、何を調べて、どんな結果になったのか、実験に使った材料や方法、実験でわかった結果や考えなどです。参考にした本があれば「題名と出版社名」を書いておきます。
2:工作系自由研究
作品にプラスして作り方や感想などをまとめたレポートも提出してみましょう。
スクラップブックやクリアファイルを使ってアルバム風に作ると、写真や絵などがきれいに保存でき、簡単に作り方をまとめることができます。写真を切り抜いて形を変えるなどして変化を出すと面白いものができるでしょう。
まとめ方は、なぜ作ろうと思ったのかというきっかけ、何を作ったのか工作してみてわかったこと、作るときに苦労したことがあればそれを書きます。工作に使った材料や作り方を加えてもいいでしょう。
3:観察系自由研究
観察したことを日記風にまとめてみましょう。
観察してわかったことがひと目でわかるように1ページか左右2ページの中でまとめ、横書きのときは左側にページを開くかたちに、縦書きのときは右側にページを開くかたちにすると読みやすくなります。
本のようにタイトルをつけ、写真やイラストなどをたくさん使って観察したことがひと目でわかるように工夫して作りましょう。
まず観察で何を調べたいのかを述べ、どんな結果になると予想したのか、どうやって観察をしたのかと使った道具、観察してわかったことを書くのがおすすめです。
4:調べる系自由研究
調べてわかったことを、スケッチブックにわかりやすくまとめてみましょう。
スケッチブックはノートより大きいので写真やイラストをたくさん使えて絵の具で色をつけることもできます。絵の具を使うときは水性ペンで書いた部分がにじむので注意が必要です。
スケッチブックにいきなり書くより、別の紙に下書きをしてから書き始めると失敗が少なくなります。文字が曲がらないよう薄くえんぴつで線を引いておくのもいいでしょう。
どうしてそれを調べようと思ったのか、どうやって調べて、どんなことがわかったのかまとめます。使った道具や参考にした本も書いておくとよりわかりやすいものになるでしょう。
小学生の夏休みの自由研究は上手に進めよう
夏休みの自由研究を上手に進めるには、最初に全体を把握することが大事です。
どんなテーマを選ぶのか、時間はどれくらい必要なのか、事前に準備するものは何かなど、始める前にしっかり考えておきましょう。好きなことをテーマに選ぶと、飽きずに積極的に取り組んでもらいやすいです。
夏休みの終わりが近づいて、慌ててやってもいいものができず、間に合わない恐れもあります。自由研究は余裕を持って取り組み、お子様も保護者の方も楽しい夏休みを過ごしましょう。