【小学4年生】おすすめの自由研究テーマ12選|簡単にできる工作や参考になる本も紹介
「自由研究のテーマが決まらない」
「小学4年生向けの自由研究のテーマってどんなものがあるんだろう」
「自由研究の参考になる本が知りたい」
このように、学校の宿題で出された自由研究の課題に悩んでいることはありませんか。
この記事では、小学4年生におすすめの自由研究のテーマを12例挙げていきます。この記事を読むことで、子どもが興味を持てる分野を見つけるヒントになるでしょう。
また、自由研究をスムーズに進めるためには、本を参考にするのもおすすめです。この記事では、小学生の自由研究におすすめの本を12冊紹介しているため、小学4年生にはどのような本が合うのかが分かります。
自由研究のテーマの決め方や実験、観察の進め方に悩んでいる子どもを持つ保護者の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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目次
- 1 小学4年生におすすめの自由研究とは?
- 2 小学4年生におすすめしたい12個の自由研究テーマ
- 3 自由研究テーマに迷った時に本をおすすめする理由
- 4 自由研究の参考になる12冊の本
- 4.1 1:小学館「ドラえもんの理科おもしろ攻略 自由研究アイディア集」
- 4.2 2:講談社「夏休みの自由研究 料理をつくろう!」
- 4.3 3:小学館「名探偵コナン理科ファイル デジカメで自由研究!」
- 4.4 4:ゼンリン「地図作りで発見! まちたんけんキット」
- 4.5 5:ポプラ社「本で調べてほうこくしよう」
- 4.6 6:増進堂・受験研究社「科学のなぜ? 新事典」
- 4.7 7:小学館「スマホでカンタン!顕微鏡」
- 4.8 8:主婦の友社「東工大サイエンステクノの理系脳を育てる工作教室」
- 4.9 9:学研「リサイクル・ネイチャー素材で作る 小学生のアイデア工作 改訂版」
- 4.10 10:文響社「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」
- 4.11 11:小学館「ドラえもんの社会科おもしろ攻略 政治のしくみがわかる」
- 4.12 12:メイツユニバーサルコンテンツ「マンガでわかる 10歳からの「経済」のしくみ 改訂新版」
- 5 小学4年生に合った自由研究となるようにサポートしよう
小学4年生におすすめの自由研究とは?
小学4年生におすすめの自由研究は、観察記録や工作もの、調べもの学習などがあります。
観察ものでは、月や星の観察やプランクトンなど目に見えづらいものをテーマにすることで低学年の自由研究との差がつきます。また、興味のある分野の図鑑を作成するのもよいでしょう。
工作ものでは作成するだけでなく、どのような仕組みで動くのかなど、完成した作品の性質や因果関係についても調べて織り込んでみるのもおすすめです。
また、調べもの学習では政治やお金のことなど、少し難しいテーマを選んでまとめてみるのもよいでしょう。
小学4年生におすすめしたい12個の自由研究テーマ
小学4年生は、ものの性質や仕組み、因果関係についての理解が進む年齢と言えます。日常生活のちょっとした疑問が自由研究のテーマに結びつくこともあるでしょう。
ここからは、小学4年生におすすめの自由研究テーマを12例紹介していきます。
1:シャボン玉の強度を上げる実験をする
シャボン玉の実験は、身近な材料で進められる研究テーマと言えるでしょう。基本のシャボン玉液を作り、材料の配合や強度が上がりそうな材料を加えて滞空時間を計っていきます。
小学4年生だけではなく、1年生から6年生まで幅広い学年でおすすめの研究テーマであるため、今年の結果を踏まえて来年以降の自由研究に活用するのもよいでしょう。
▼割れにくいシャボン玉を作ってみた!詳細記事はこちらから
2:水性ペンの色を分ける実験をする
コーヒーフィルターと水性ペン、水を使って行う実験です。コーヒーフィルターに水性ペンを塗り、先端を水に浸すことでインクが色分けされていきます。
同じ色の水性ペンでもメーカーが違うことで分かれる色合いが違うことや、コーヒーフィルター以外の紙でも同じ結果が得られるかなどを観察します。
▼ペンの色を分けてみた!詳しくはこちら
3:宇宙について調べる
宇宙を題材にするだけでも選択肢は幅広くなるため、さらにテーマを絞ってみるのがおすすめです。太陽系について調べることや、星の観察、ロケットや探査機、宇宙食について調べるのもよいでしょう。
夏休みは、キャンプや帰省など遠出する機会も多くあると言えます。旅先の星空の観察をきっかけにして、テーマを宇宙にまで広げてみるのもおすすめです。
▼天体観測してみた!詳しくはこちら
4:地図記号について調べる
まち探検をしながら地図記号を記入したり、最近追加された新しい地図記号、使われなくなった地図記号について調べたりするのもおすすめのテーマです。地図記号は建物や田畑などのほか、トンネルや鉄道といった道を表すなど、様々なものがあります。
国土地理院のWebサイトでは白地図がダウンロードできるほか、地図記号についても分かりやすく解説しています。学習のヒントとして利用してみるのもおすすめです。
出典:地理教育支援コンテンツ|国土交通省国土地理院
参照:https://www.gsi.go.jp/CHIRIKYOUIKU/shien.html
5:好きな昆虫を観察する
どの虫がどんな食べものを好むのか、トラップを仕掛けて観察します。トラップは、樹木に昆虫の好みそうなエサを取り付けるほか、エサを入れたペットボトルを地面に埋めるなどの方法です。
昆虫が好むエサについてだけでなく、生息環境や昆虫の生態も調べることでさらに立派な自由研究となります。
虫が好きな子どもには、おすすめの自由研究テーマと言えるでしょう。
6:河原の石を観察する
河原の石は、丸みを帯びているものから模様が入っているものまで様々です。コンクリートやレンガとの違いや、ピカピカに光る石にできないか、河原に落ちている石の共通点などを観察することも自由研究のテーマになります。
家の近くに落ちている石との違いや、標本をつくって何の石であるのか図鑑で調べてみるのもよいでしょう。
7:牛乳を使ってチーズをつくる
生乳は様々な乳製品の原料となっていることから、牛乳を加工してチーズをつくってみようというテーマです。材料の配合を変えるとどのような違いが出るのか調べてみるのもおすすめです。
1日で完成することと、材料が牛乳とレモン汁だけであるため、準備するものが少ないことがメリットと言えるでしょう。
8:野菜の色を使って染物をつくる
色とりどりの野菜は、そのままの色で染まるのか調べる実験です。媒染剤の有無や種類で色に違いが出るのか比べてみるのもおすすめです。
1日で完了する実験ですが、染色液をつくる手間やミョウバン、ボウル、計量カップなど準備するものが多いため、期間に余裕を持って進めましょう。
9:いろんな種類の氷が溶ける時間を調べる
水でつくった氷やジュース、みそ汁など様々な種類の氷を用意し、溶ける速さを比較する実験です。製氷皿などを使いすべて同じ大きさの氷をつくりましょう。
また、凍っているときと氷が液体に戻ったあとの味の違いや、炭酸の状態、同じ種類の氷でも溶かし方に変化をつけることで研究テーマが広がります。
準備するものは数種類の液体と製氷皿、ストップウォッチです。液体を凍らせる時間はかかりますが、比較的簡単な準備で取り組めるテーマと言えるでしょう。
10:卵の殻を溶かしてみる実験をする
酢を使って卵の殻が柔らかくなる様子を観察します。卵の変化には数日かかるため、期間に余裕を持って取り組みましょう。実験結果と共に殻が柔らかくなる理由も調べてみることで、さらに学びが深まります。
準備するものは、卵と酢、器になる容器と容器の蓋にする紙やラップです。身近にある道具を使って始められるのが、この実験のメリットでしょう。
▼卵の殻を酢で溶かしてみた!詳しくはこちら
11:海水から塩をつくる
海水浴など海へ遊びに行くことがあれば、海水を使った実験を予定してみるのもおすすめです。鍋や割りばし、コーヒーフィルターなど、家庭にある調理器具で始められるのもポイントと言えるでしょう。
海水から塩を取り出す実験は、ゴミや石こう分を取り除きながら海水を煮詰めていき、塩分を結晶化していきます。海水は10分の1程度まで煮詰めていくため、持ち帰る海水の量に注意しましょう。
また、塩田のように砂に撒いた海水を太陽光で乾かしていく方法もあります。この場合は、海水が乾くまでに時間がかかるため、日数に余裕見て取り掛かるのがおすすめです。
12:ハーバリウムをつくる
草花が好きな子どもには、ハーバリウム作成もおすすめの自由研究テーマです。夏休みの思い出や物語など、作品のテーマを決めて世界観を表現しましょう。
ハーバリウムを作るには、花材やカラーサンド、貝殻などビンの中に入れる材料や、ピンセット、流動パラフィンなどの道具を準備する必要があります。
ハーバリウムを自由研究テーマに選ぶメリットは、1日で完成することに加えて、完成したあとはインテリア小物としても半年から1年間楽しめることでしょう。
自由研究テーマに迷った時に本をおすすめする理由
自由研究テーマがなかなか決まらない時には、本を読んでみるのもおすすめです。本は手軽に何度も読み返せるため、実験や観察のイメージが湧きやすくなることもメリットです。
図書館や書店に足を運んで、気に入った本を探してみるのはいかがでしょうか。
優れたテーマが多く提案されている
自由研究をテーマにした本を活用するメリットは、クオリティの高いアイディアや実験内容が選択できる点です。本には、優れたテーマが数多く掲載されているため、クオリティが高くオリジナリティのある自由研究が期待できます。
自分で興味のある分野が分かっている子どもには、より専門性の高いテーマや関連性のあるテーマで構成された1冊がおすすめです。
また、これからテーマを探す場合にも、Webサイトに掲載されていないテーマが見つかる可能性があるため、積極的に活用しましょう。
準備するものや進め方なども載っている
本は、準備するものや進め方について掲載されていることはもちろんのこと、レイアウトや書き方が工夫されています。情報が見やすく、分かりやすい点も本を活用するメリットと言えるでしょう。
また、実験途中でも手元ですぐに情報が検索できる点も、本を活用するメリットです。
デジタルの媒体では、起動してWebサイトを立ち上げるという手順が必要である一方、本はページをめくるだけで希望のページにたどり着けます。しおりを挟んでおけば、さらに検索する時間は短くなるでしょう。
安全に進められる方法を掲載している
自由研究をテーマにした本では、実験に注意が必要な場合、危険性や気を付けたいポイントが掲載されています。
本に掲載される内容は専門家が監修することも多く、様々なチェックを受けています。そのため、根拠や内容が正確であることが期待できるでしょう。
安全に自由研究を進める配慮がされている点も、本を活用するメリットと言えるでしょう。
直接書き込んで簡単に提出できる本もある
何をテーマに自由研究を進めればよいのか、どのように自由研究をまとめればよいのか悩んでしまう子どものために、直接書き込む形式の自由研究教材が出版されています。
本に書かれている通りに記録していくことで提出資料としても使える点がメリットです。
しかし、学校によっては認められない場合があるため、利用する場合には事前に確認しておきましょう。
自由研究の参考になる12冊の本
ほかの子どもと被らないテーマを選ぶには、本を活用するのもおすすめです。本からは、Webサイトでは公開されていないテーマが見つかる可能性があります。
理科が好きだったり調べものに興味があったりなど、子どもに合わせて本を選んでみましょう。
ここからは、小学4年生の自由研究の参考になるおすすめの本を12冊紹介していきます。
1:小学館「ドラえもんの理科おもしろ攻略 自由研究アイディア集」
小学館「ドラえもんの理科おもしろ攻略 自由研究アイディア集」は、幅広いテーマが掲載されているのが特徴です。導入から実験内容までマンガで描かれているため、楽しみながら自由研究に取り組めるでしょう。
また、「残りあと何日」など、時間に余裕がない場合のアイディアが掲載されているのもおすすめポイントです。
2:講談社「夏休みの自由研究 料理をつくろう!」
講談社「夏休みの自由研究 料理をつくろう!」は、料理に興味がある子どもにおすすめの1冊です。
大きな特徴は、取り外し可能な提出用ノートが付録されていることでしょう。テキストを見ながら料理を作り、提出用ノートにまとめていきます。
提出用ノートには、写真を貼る位置やまとめ方についてのガイドも載っているため、書き込むだけで自由研究が完成していきます。前半はテキストに記載された料理の添付が求められますが、後半は枠だけの記載になるため、テキスト以外の料理にチャレンジすることも可能です。
3:小学館「名探偵コナン理科ファイル デジカメで自由研究!」
小学館「名探偵コナン理科ファイル デジカメで自由研究!」は、デジタルカメラの機能を使いながら、様々な写真を撮っていく構成です。ただ撮影するだけでなく、作品のまとめ方や発表の仕方も掲載しているため、この1冊で提出資料の作り方まで分かるでしょう。
アニメでも人気のキャラクターと一緒に自由研究が進められるため、楽しんで取り組めるのが特徴です。販売価格が1,000円以下であることもおすすめポイントと言えるでしょう。
ちなみに、「名探偵コナン理科ファイル」はシリーズとなっており、「植物」や「昆虫」、「星と星座」をテーマにした内容も発売されています。
4:ゼンリン「地図作りで発見! まちたんけんキット」
ゼンリン「地図作りで発見! まちたんけんキット」は、自分でテーマを設定して地図作りしていくキットです。専用Webサイトから自分の好きな地域のダウンロードができる点が特徴です。
また、画板やシール、地図見本など地図をつくるための付録も充実しています。
選ぶテーマによってオリジナリティが出せることや、親子のコミュニケーション、一緒に街を歩くきっかけにもなるおすすめのツールと言えるでしょう。
5:ポプラ社「本で調べてほうこくしよう」
調べ学習の方法をワーク式に解説している1冊が、ポプラ社「本で調べてほうこくしよう」です。調べることの楽しさや面白さを分かりやすく解説しているため、最後まで楽しく学習できます。
この1冊をクリアすることで、翌年以降の調べ学習や自由研究の参考にもなるでしょう。
6:増進堂・受験研究社「科学のなぜ? 新事典」
自由研究にどのテーマを選ぶか迷っている子どもには、増進堂・受験研究社「科学のなぜ? 新事典」がおすすめです。
「科学のなぜ? 新事典」では、「地球・宇宙」「植物」「動物」など、大きく5つのテーマに分けて科学の疑問を紹介していきます。
この本を読んで興味のある分野を見つけたら、少し掘り下げて調べてみるのもよいでしょう。
7:小学館「スマホでカンタン!顕微鏡」
小学館「スマホでカンタン!顕微鏡」は、スマホ顕微鏡が付属されているムックです。冊子では、自由研究テーマの例や使い方の工夫についても紹介しているため、身近なものの観察に興味のある子どもにおすすめです。
顕微鏡は自撮り機能を使うために両手が自由に使えることや、ピント合わせや動画の撮影も簡単にできるのもおすすめポイントと言えるでしょう。
8:主婦の友社「東工大サイエンステクノの理系脳を育てる工作教室」
自由研究テーマに工作ものを考えている子どもにおすすめの1冊が、主婦の友社「東工大サイエンステクノの理系脳を育てる工作教室」です。
1時間程度で完成するものや身近が材料を使うなど、東工大サイエンステクノが開催してきたワークショップの中から、厳選した17種類の工作ものを掲載しています。
つくる楽しさが味わえるのはもちろんのこと、科学の基礎知識まで掲載されているため、子どもの学びにもつながるでしょう。
ちなみに、東工大サイエンステクノは、子ども向けの科学実験やワークショップに定評のある国立東京工業大学の公認サークルです。
9:学研「リサイクル・ネイチャー素材で作る 小学生のアイデア工作 改訂版」
工作ものに興味がある子どもには、学研「リサイクル・ネイチャー素材で作る 小学生のアイデア工作 改訂版」もおすすめです。
「リサイクル・ネイチャー素材で作る 小学生のアイデア工作 改訂版」はタイトルの通り、ペットボトルや牛乳パックなどのリサイクル素材を使った工作ものが掲載されているのが特徴です。SDGsに絡めて発表資料をつくってみるのもよいでしょう。
また、ラップやホイルの芯を使ったものも多く掲載されているため、工作を検討する場合には長期休暇の前から素材を溜めておくことをおすすめします。
10:文響社「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」
文響社「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」は、23人の偉人の失敗を紹介している1冊です。全漢字にふりがなが付き、コミカルな挿絵も多数描かれているため、読みものとしても楽しめます。
この本をきっかけに、興味を持った偉人の生涯や偉業について掘り下げて調べてみるのもよいでしょう。
また、本の中では「忘れる」「遅れる」など日常の失敗例とその治し方も紹介しています。子育ての参考に保護者が読んでみるのもおすすめです。
11:小学館「ドラえもんの社会科おもしろ攻略 政治のしくみがわかる」
社会科の調べ学習としておすすめの1冊が、小学館「ドラえもんの社会科おもしろ攻略 政治のしくみがわかる」です。政治という分かりづらいテーマを人気のキャラクターと一緒に楽しく学べる点がおすすめポイントと言えるでしょう。
中学入試合格実績で定評のある有名受験塾が監修していることから、自由研究だけでなく授業の予習、復習、受験対策としても活用できる内容となっています。
12:メイツユニバーサルコンテンツ「マンガでわかる 10歳からの「経済」のしくみ 改訂新版」
メイツユニバーサルコンテンツ「マンガでわかる 10歳からの「経済」のしくみ 改訂新版」は、銀行やモノの値段など身近な疑問から経済の仕組みを解説していく1冊です。楽しく読み進められるように、マンガで展開していくのが特徴です。
軽減税率やNISA、インフレ、デフレなど、少し難しいテーマも取り扱っています。
小学4年生に合った自由研究となるようにサポートしよう
この記事では、自由研究におすすめのテーマや参考になる本を紹介してきました。
小学4年生ともなると、夏休みや冬休みを利用した塾の講習で時間が取りづらいことも多いでしょう。しかし、自由研究テーマを少し工夫することで、時間をかけずに楽しく取り組めます。
また、保護者がサポートすることでコミュニケーションが増えることや、リフレッシュにもつながります。
この記事を参考に、小学4年生に合った自由研究テーマを選んでみてください。