【10分自由研究】牛乳パックでまっすぐ進む船を作ろう!

目次

水の力でスーッと前へ!しくみを知って、科学もばっちり学べる自由研究

牛乳パックと輪ゴムで作った船が、まっすぐ水の上を進む!?
たった10分でできるけど、「なぜ進むの?」「どうして曲がらないの?」と考えるポイントがいっぱいの自由研究です。

工作感覚で楽しみながら、水の反動や力のはたらきを体感できます。
家にある材料だけでできるので、夏休みの自由研究におすすめです!

やってみよう!牛乳パックでスイスイ進む船づくり

【準備するもの】

・牛乳パック 1コ

・輪ゴム 1本

・割りばし

・ハサミ、カッター

・テープ

・ペン

・定規

・トレイやたらい(実験用の水場)

【作り方】

1.牛乳パックにカットする線を引きます。

2.牛乳パックを、1.で書いた線に沿って、ハサミやカッターで切っていきます。

3.わりばしの先を6cm張り出して、船体の両側に接着する。さらに、テープもはって、補強します。

4.牛乳パックの切端から、5×7㎝の長方形を切り出して、羽の部分を作ります。

5.割り箸に輪ゴムをかけて、テープで羽を固定します。

6.完成♪ 舟の進む方向と、羽の回る方向を考えて、羽を回してゴムを巻きます。水の上でそっと手を離します。

 

引用元:kids Lavo TV(2020/04/27)「牛乳パックで船をつくってみよう おうちでできるかんたんな工作」

なぜ進むの?小学生にもわかる解説

輪ゴムをねじってためた力(※これを「弾性エネルギー」といいます)が、回転するプロペラを動かします。
プロペラが水を後ろに押すと、その反動で船が前に進む――この動きが「反作用」の力です。

これはニュートンの第三法則といって、「力を加えると、同じだけの力が反対方向にはたらく」という物理の法則に当てはまっています。

応用アイデア|もっと実験をふくらませよう!

・船の形を変えて、スピードや方向はどう変わる?

・プロペラの数や形を変えたら、どうなる?

・輪ゴムの強さや本数でスピードは変わる?

→ ストップウォッチで時間をはかったり、距離をメモしたりして、データを比べてみよう!

自由研究にまとめるときのポイント

テーマとタイトルをわかりやすく
「牛乳パック」「船」「まっすぐ進む」「輪ゴム」「反作用」などのキーワードを入れましょう。
例:「牛乳パックでまっすぐ進む船!水の反動を使った自由研究」

なぜこの実験をしようと思ったかを書く
「どうして船が進むのか気になった」「工作で遊んでいたら思いついた」など、自分の気づきを入れると研究らしさがUP!

作り方や材料は正確に!
写真や図を使って、手順がわかるように工夫しよう。

進み方のようすを記録する
・進んだ距離
・速さ(タイム)
・うまく進んだ/曲がった理由など
→ 表やグラフで比較するとバッチリ!

「なぜ進むのか」を自分なりに考える
「反作用」や「エネルギー」「力の向き」などの言葉を使えると高評価!

発展させるアイデアを書く
「2本のプロペラにしたらどうなる?」「風力でもできるかな?」など、次へのヒントを入れると◎

視点のヒント(まとめのポイント)

・進むスピードはどれくらい?

・まっすぐ進むために工夫できることは?

・どんな形だとよく進む?

・生活の中で「反作用の力」を使っているものってあるかな?

まとめ|身近な材料で“力のはたらき”を体感!

牛乳パックと輪ゴムで作るまっすぐ進む船は、小学生でも10分で作れる簡単工作です。

作って楽しいだけでなく、実験して「なぜ進むのか?」「どうして曲がらないのか?」を考えることで、「作って→試して→考える」力も育ちます。

・作るのは10分で簡単!

・スピードや形を変えて、比べることで科学的な考察ができる!

・物理分野のキーワード(反作用、エネルギー)も自然に学べる!

工作好きな小学生にもぴったりの自由研究。ぜひ夏休みにチャレンジしてみてください!