塩と氷を使ったアイスキャンディーの作り方とは?冷凍庫なしで作れる方法について紹介

「氷と塩でアイスが作れることは知っているけれど作り方がわからない」
「楽しくて、おいしい理科の実験を親子で楽しんでみたい!」
といったお考えをお持ちの方へ紹介したいのが、冷蔵庫を使わないアイスキャンディーの作り方です。

 

この記事では、氷と塩を使って簡単にアイスキャンディーを作る方法を紹介しています。

 

記事を読めば、簡単にアイスキャンディーを作る方法がわかり、楽しみながら実験をすることができるでしょう。

 

また冷蔵庫がいらないので、屋外でのキャンプやバーベキューでも楽しめます。

 

危険なものも一切使わないので、小さなお子さんでも安心です。

 

お子さんと一緒に、夏休みの楽しい思い出に、ちょっと変わったアイスキャンディーを作ってみませんか。

 

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実験に必要なもの・環境・準備

  • ラップ
  • コップ(アイスの形を作る用)
  • わりばし
  • 輪ゴム
  • ボウル
  • 氷(ボウル1杯分)
  • 塩(氷の1/3程度の量)
  • ジュース
  • タオル

容器の底に霜がつくので、タオルを敷いてください。

 

棒アイスにしなくてよいのであれば、チャック付き袋に入れるだけでもOKです。

 

氷と塩の分量はなるべくまもってください。アイスキャンディーが固まらない原因となります。

 

今回は氷600gに対して塩200gを用意しました。

実験の方法・手順

  • コップにラップをセットし、ジュースを30~40ccほどそそぎ、わりばしを入れて、輪ゴムで固定します。
  • ボウルに、用意した氷と塩を半分ずつ入れます。作ったジュースをならべていきます。
  • 残りの氷をかぶせて、塩も上から全部かけます。
  • 1時間ほど待てば完成。

氷に当たって破れる可能性があるので、ラップを2重か3重にすると安心です。

 

コップにラップをセットし、ジュースとわりばしを入れて、輪ゴムでしっかり留めます。

 

ジュースの量はヤクルト容器(65ml)の半分を目安にするとよいでしょう。

 

氷→塩→ジュース→氷→塩の順に入れていきます。

 

途中、ジュースと氷の当たり具合を見ながら調整してください。

 

1時間たっても固まらない場合は、様子を見ながら延長してください。

 

凍ったアイスキャンディーは軽く水で洗ってラップを外します。少し溶けてラップが外しやすくなり、周りの塩も洗い流せます。

実験からわかること(解説)

水が氷になることを凝固といい、そのときの温度を凝固点といいます。通常、水の凝固点は0度です。

 

しかし、氷に塩をかけると、氷は溶けるスピードが早くなります。凝固点が下がり、0度でも凍らない状態になります。

 

周りの熱を奪っていくので温度がどんどん下がっていくのです。このことを「凝固点降下」といいます。

 

温度はマイナス20度ぐらいまで下がります。

 

ジュースがマイナス20度の氷水の中で凍り、冷たいアイスキャンディーができるのです。

まとめ方

氷と塩で冷却する方法があることは知識として知っていましたが、こんなに簡単にしっかり凍るとは思いませんでした。

 

もっと簡単な、チャック付き袋に入れただけのバージョンも用意したのですが、こちらは厚みがないためか、15分ほどであっという間に凍りました。

 

ちなみに牛乳、砂糖、ドライフルーツが入っています。

アイスキャンディーが完成したあとの残りの氷水でも、このアイスが追加でいくつか作れました。

 

また、今回は氷を入れるためにボウルを使いましたが、大きめのチャック付き袋を氷の容器として使うこともできます。

 

全てチャック付き袋で作れば、洗いものが不要ですので、屋外でのキャンプやバーベキューでも作れてとても便利です。

 

その場合は冷た過ぎるのでタオルでくるんでください。

 

夏休みの自由研究としてまとめる場合は、温度計とキッチンスケールを用意するとよいでしょう。

 

氷の重さと塩の重さをはかり、塩分濃度を割り出し、凝固点温度の違いを比べると面白い自由研究となります。

※実験は安全性に十分配慮して行ってください。実験結果が記事と異なる場合でも弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。