炭酸水のお風呂の作り方！必要な材料と効果について紹介

「自宅でも炭酸風呂に入れたらいいな」
「子どもの自由研究のテーマを探しているが、なかなか良いアイデアがみつからない」
「保護者も子どもも楽しめる科学の実験をしたい」
このように考える保護者は多いでしょう。特に、保護者も子どもも楽しめる自由研究や科学実験のアイデアは重宝されるのではないでしょうか。

この記事では、一般家庭でも簡単に手に入る材料を使って、炭酸水のお風呂を作る方法を紹介します。この方法を使えば、保護者が少し協力するだけで単純な工程で炭酸水のお風呂を作り、楽しむことができるでしょう。

子どもの自由研究のテーマに困っている、炭酸風呂を自宅でも楽しみたい、そんな保護者の方は、この記事を参考にして子どもと炭酸水のお風呂を作り、入浴も楽しみましょう。

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炭酸水のお風呂を作ってみよう

世界でも有数の温泉大国である日本には、天然の炭酸泉が存在し人気を博しています。お湯の中でしゅわしゅわと発泡し、入浴していると炭酸ガスの気泡が肌に付着するのが特徴です。

人工的な炭酸水は、クエン酸と重層を使って作ります。ここでは、この二つの材料を使って簡単に炭酸水のお風呂を作る方法を紹介します。

クエン酸および重層は、工業用、食用、薬用の3種類のグレードがあります。お風呂の湯は人の肌に触れ、口に入る可能性もあるため、食用もしくは薬用のものを用意してください。食用のクエン酸および重層は、ドラッグストアなどで手に入ります。

必要に応じて、食紅やアロマオイルなどを入れても良いでしょう。

また、浴槽の湯の温度が高すぎると炭酸ガスが抜けやすくなるため、ぬるめのお湯（37℃～39℃）を用意しましょう。追い炊きなどをしたい場合は、気泡が少なくなってから行うことをおすすめします。

一般的な浴槽の容量200Lに対して、クエン酸200g、重曹260gをはかり取ります。ただし、炭酸が強めの風呂水を作りたい場合は、クエン酸300g、重曹390gをはかり取ります。お好みに合わせて、量を変えましょう。

風呂水をぬるめの温度で沸かします。その浴槽水にクエン酸を入れて、しっかりかき混ぜて溶かします。

続いて、同様に重曹を湯船に入れて混ぜましょう。ただし、混ぜすぎると炭酸ガスが抜けていくため、混ぜすぎないようにしましょう。

重層が完全に溶けたら、さっそく入浴します。重曹を入れた直後が炭酸の発泡のピークです。すぐに入れば、しゅわしゅわと発泡する炭酸水のお風呂を堪能できるでしょう。

また、炭酸ガスが浴室内に充満すると酸欠を起こしてしまう危険性もあるため、適度に換気しながら入浴してください。

出典：公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について｜厚生労働省
参照：https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/legionella/030214-1b.html

弱酸性のクエン酸と弱アルカリ性の重層（炭酸水素ナトリウム）に水が加わると、中和反応が起こり炭酸ガスが発生することにより発泡します。この炭酸ガスは、浴槽の湯の中にも溶け込むため、クエン酸と重層で炭酸水のお風呂を作ることができます。

自分で作った炭酸水のお風呂に入ると、肌表面に炭酸ガスの気泡が付着しているのが見えるでしょう。そして、お風呂の湯が軟らかく感じ、肌がつるつるしていることがわかるでしょう。

この炭酸水のお風呂には、血行促進、リラックス効果などが期待できます。

炭酸ガスが毛穴から吸収されると血中の二酸化炭素の濃度が上昇し、血管が拡張しやすくなり、血行が促進されるでしょう。血行が良くなれば、肩こり、冷え性、むくみなどの改善が期待できます。

また、しゅわしゅわと発泡している泡を見ながら入浴していると、気持ちが癒され、リラックスできるでしょう。

普段はシャワーだけで済ませている方も、ときどき自分で作った炭酸水のお風呂に入り、体と心を温めてみましょう。

出典：－高濃度炭酸泉治療－｜偕行会グループ透析事業本部
参照：https://www.kaikou.or.jp/touseki/torikumi_03.php