【夏休みの宿題】学年別おすすめの自由研究27選|簡単で面白いテーマの決め方も紹介

目次

夏休みの宿題である自由研究は学年に合ったものが良い

夏休みの宿題で保護者も張り切るのが自由研究ですが、その題材は学年に合ったものを選ぶのがおすすめです。小学校の低学年でしたら、初めて自由研究に取り組む子供が多いでしょうから、身近にあるものや取り組みやすいものを選ぶと良いでしょう。

 

小学校の3・4年生になれば、少し凝ったものに挑戦することや、細かい材料を扱うなどテーマの幅が広がってきます。そして、5・6年生にもなれば、さらに踏み込んでいつも疑問に思っていることや、手が込んだ実験、長い時間をかける必要があるものを選びましょう。

小学校低学年向けの夏休みの自由研究16選

小学校低学年向けの夏休みの自由研究の代表的なテーマを16種類選んで紹介します。紹介するのは、植物の観察日記、アロマキャンドル作りなどです。参考にしてみてください。

1:植物の観察日記

1個目は、植物の観察日記をつけることです。代表的なものとして、小松菜の成長を記録することがあり、芽が出たら小松菜の子葉は何枚なのかなどを記録していきます。

 

子葉とは、種から発芽した植物のはじめに出る葉のことですが、小松菜の子葉は2枚あるのが分かります。さらに、小松菜を間引けば根の部分を観察できますし、花のできかた、そして収穫したら全体を観察できます。

2:アロマキャンドル作り

2個目は、アロマキャンドル作りです。アロマキャンドル作りに使うのは、色付けにクレヨンを、そして本体は廃油を使います。作り方は簡単で、コーヒーフィルターで濾してきれいにした廃油に温めて砕いたクレヨンを入れて色付けします。

 

そこに凝固剤を入れ、冷めてきたらアロマオイルを少し垂らし入れ、キャンドル容器に注ぎ入れます。その時にタコ糸を芯にして真ん中に作り、固まれば自作のアロマキャンドルが完成です。比較的短時間で作れるのでおすすめの自由研究です。

3:琥珀糖作り

3個目は、琥珀糖作りです。琥珀糖は食べられる宝石ともいわれています。琥珀糖の作り方は、水に粉寒天を入れて温めて溶かし、弱火にしてから上白糖を加えて溶かします。

 

その後、とろみがつくまでヘラで混ぜながら煮詰め、底が平らな容器に流し入れて冷ましてから好きな食物色素で色を付けます。常温で固まったら好きな形にちぎって好みの大きさにします。1週間ほどかけて完全に乾燥させれば、出来上がりです。

4:地図記号について調べる

4個目は、地図記号について調べることです。例えば学校などに行く間の地図を作っていき、どんな建物があるかを書いておきます。名称と一緒に建物の地図記号をホームページなどで調べて記入していきます。

 

地図記号は建物ごとに決まっていて、面白い形や特殊な形があることが分かりますので、小学生の興味を掻き立てるのに役立ちますし、近所に何があるのかを知ることもできて楽しい自由研究のテーマになります。

5:フラワーアレンジメントに挑戦

5個目は、フラワーアレンジメントに挑戦することです。いろいろな花を用意して花束を作り、並べることで同じ花を使っても違うイメージができることが分かります。

 

特にきれいなものを作りたがる子供には喜ばれる自由研究となっていて、フラワーアレンジメントを通じて、ブーケ作りに挑戦することもおすすめの作業です。フラワーアレンジメントには、生花以外にもプリザーブドフラワーや造花なども使うことができます。

6:ミョウバンの結晶を作る実験

6個目は、ミョウバンの結晶を作る実験です。料理のアク抜きや、漬け物の色を出す働きを持つミョウバンを使って、結晶づくりに挑戦できます。

 

実験はミョウバンを溶かして小さな種結晶を作り、その種結晶をミョウバンの溶液に吊るしておくだけなのですが、種結晶は小石くらいの大きさになっていきます。

 

ミョウバンの結晶づくりは、種結晶を選ぶときに透明度が高くて良い形のものを使うことがポイントです。後は、溶液の温度に注意して時間をかければ大きくてきれいな結晶ができます。大きな結晶を作るには1週間ほどかかるので、夏休みなどの長い期間に向いています。

7:カルメ焼き作りに挑戦

7個目は、カルメ焼き作りに挑戦することです。カルメ焼きは小学生から中学生の夏休みの理科の自由研究に適した実験です。1日という短期間でできますので、暇な日に気軽に行うことができます。

 

材料を準備して、カルメ焼きを作って、レポートにまとめるだけでできますし、実験らしい上に科学の勉強になり、美味しいおやつまで手に入ってしまいます。おいしいお菓子作りが、自由研究になるのはおすすめです。友人を集めて大人数で行うのもいいでしょう。

8:職業体験のできる施設に行く

8個目は、職業体験のできる施設に行くことです。特に小学生におすすめなのが、職業体験施設に行って珍しい仕事ができるイベントに参加することです。

 

全国各地に子供たち向けに職業体験を実際に行い、さらに働いている方から話が聞ける場所もあります。たくさんの職業があるため、様々な職業について体験できる施設が見つかるでしょう。

9:みたらし団子作り

9個目は、みたらし団子作りです。もち粉や白玉粉を使って簡単に作れるお菓子作りをとおして、科学の仕組みを知ることができます。また、1日という短期間にできる自由研究ですので、少し時間が空いた日に行うことができます。

 

作り方も簡単で、もち粉などに水を加えて練っていき、一口大のサイズを作り、それをゆでてから調味料に合わせて、小鍋で温めてたれをかけるだけで完成です。たれは冷めてからかけるのがポイントです。

10:昆虫の観察

10個目は、昆虫の観察です。やり方の1つに近所の公園などで虫を採取して、自分だけの昆虫図鑑を作るという自由研究が手軽でおすすめです。

 

採取した虫はカメラで撮影して記録して、採取場所や大きさ、形、色、鳴き声などを観察して記入しておきます。このとき、幼虫を採取したら家で飼って成長を記録するのも、子供の興味を掻き立てる自由研究になります。

 

記録したら、昆虫図鑑やホームページで虫の名前などを調べて書き加えます。1日くらいの短期間で完成しますので、おすすめの自由研究の1つです。

11:万華鏡を工作

11個目は、万華鏡の工作です。のぞくと光の世界があり、形を変えながらきれいに映る万華鏡は、夏休みの自由研究で工作するおすすめの自由研究です。

 

万華鏡は、基本的には三角のボディをボール紙などで作り、中に三角にした反射材を入れて固定して、のぞき窓の反対側に、飾りをつけた円盤型のオブジェクトをつけるだけで作れ、その円盤を回すことで、いろいろな映像が楽しめます。

12:野菜や果物で布を染める

12個目は、野菜や果物で布を染める実験です。野菜や果物で布を染めるのは、自宅にあるナスや玉ねぎの皮などを用意してその色素で布を染める実験になります。

 

白い布を染めていきますが、お湯にミョウバンを少しとかしておくことがポイントで、野菜と一緒に布を煮るだけです。色づきが悪かったら煮る作業を繰り返していき、最後に干して完成です。優しい色合いに染まった布は自由研究の成果として残せますのでおすすめです。

13:世界の文化を調べる

13個目は、世界の文化を調べることです。世界の文化を知ることはとても範囲が広いことになるので、例えば「郵便切手から世界を調べる」なども良い自由研究になります。

 

手に入れることや調べることがやや難しいので、この自由研究は小学校3・4年生以上に向いていると言えるでしょう。世界各国の様々な特徴のある切手には、発行された際のいわれがありますので、調べるだけでも子供の興味がわく自由研究と言えます。

14:宇宙について調べる

14個目は、宇宙について調べることです。宇宙についての自由研究ならば、たくさんの研究テーマを見つけることができます。例えば「太陽系について」、「星座について」、「ブラックホールについて」、「銀河について」などがあります。

 

気になったものを調べていくだけなのですが、まとめ方としては、「なぜそのテーマにしたのか」から始まり、「調べた内容と気になったこと」そして「感想」を書いていきます。一冊のノートを作ってもいいですし、大きな紙にまとめてもいいでしょう。

15:酢で卵の殻を溶かす実験

15個目は、酢で卵の殻を溶かす実験です。卵の殻はカルシウムでできていますので、お酢の中に卵を入れると溶けていき、スケルトンの卵が出来上がります。

 

この実験のやり方は簡単で、容器にお酢と卵を入れ、キッチンペーパーと輪ゴムで蓋をして観察するだけです。冷蔵庫に入れておいて卵の変化を毎日観察していき記録していきます。約1週間かかるので長い休みに行うのに向いている自由研究です。

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お酢でたまごの殻を溶かそう|実験方法を紹介

16:10円玉の錆をとる

16個目は、10円玉の錆をとる実験です。黒くなってしまっている10円玉をいくつか用意して、小皿に様々な液体を入れて10円玉を入れてからの変化を記録していきます。

 

使う液体としては、酢・油・洗剤・醤油・ケチャップ・レモン果汁など自由に選んでください。各液体による色の変化に合わせて、液体に含まれている成分から共通点や相違点を探すのがポイントです。

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10円玉をピカピカにするには?さまざまな調味料を使って調べよう

小学校上級生から中学生向けの夏休みの自由研究11選

小学校上級生から中学生向けの夏休みの自由研究を11種類選んで紹介します。紹介するのは花を分解してつくりを観察する、顕微鏡を手作りすることなどがあります。参考にしてみてください。

1:花を分解してつくりを観察

1個目は、花を分解してつくりを観察する自由研究です。花にはいろいろなものがありますので、違う形の花をいくつか用意してピンセットを使って分解していきます。

 

分解し終わったら、それぞれの花を観察してみます。それぞれの花の花びらの数や、おしべ・めしべ・がくなどの形や数についても調べましょう。分解した花は、黒い紙の上に並べると観察しやすいので試してください。

2:顕微鏡を手作りする

2個目は、顕微鏡を手作りする自由研究です。顕微鏡を手作りするために使うのは1.5Lの透明で丸みのあるペットボトルです。キャップの真ん中に穴を開けてガラスビーズを埋め込み、これが接眼レンズになります。

 

ペットボトルをキャップの根本から約6cmの部分で切り取り、余ったペットボトルから縦15mm×横20mmを切り取ってスライドガラスの代わりにします。ここに観察したいものをセロハンテープで貼り付け、キャップを回しながらピントを合わせていきます。

3:野菜でpH測定液を作る

3個目は、野菜でpH測定液を作る実験です。使う野菜はムラサキキャベツで、切り刻み耐熱容器に入れ、水を入れてレンジなどで10分加熱していきます。色のついた溶液を冷ましてから、濾して試験液に使います。

 

この液に様々な液体(クエン酸・炭酸水・水・石けん水・重曹など)を入れると色の変化が出ます。特にpHの異なる酸性やアルカリ性の液体を入れると色の変化が大きくなりますので、記録していきます。

4:水を浄化する実験

4個目は、水を浄化する実験です。使うのはペットボトルで、逆さにして使います。ペットボトルの底を切り取り、そこから砂・小石・活性炭・綿などの水を浄化しそうなものを詰め込みます。

 

ペットボトルのキャップに小さな穴を開けて、ペットボトルの底から泥水などを入れて出てくる水の状態を観察しますが、詰めた物質により変化が出るはずですので、様々なもので観察して水の浄化の具合を記録していきます。

5:氷を使って保冷について実験

5個目は、氷を使った保冷についての実験です。ちょうど暑い夏である夏休みに向いている実験になります。これは比較実験になりますので。複数個のプラスチック容器を用意して、同じ量の水を入れて冷凍庫で凍らせます。

 

後は、この凍らせた容器を布や紙などで巻いて、比較用の何も巻かないものと比べて、一定時間ごとに溶けた量を比較していきます。何で巻くと一番溶けにくくなるかを予想して、実際と比較するなどができます。

6:様々な水溶液の性質を調べる

6個目は、様々な水溶液の性質を調べる実験です。調べたい溶液を作り、その液体が酸性かアルカリ性かリトマス紙を使って調べていく実験です。

 

液体は酢や重曹を用意するのも良いですが、固体をすりつぶして汁を比較しても面白いでしょう。特に果物や野菜から得た液体を比較することで、面白い実験結果を得ることが期待できます。

7:色水で植物の水の吸い上げを観察

7個目は、色水で植物の水の吸い上げを観察する実験です。植物は水を吸い上げる性質があるのでそれを利用した実験になります。使うのは白い花であるカーネーション、バラトルコキキョウなどで、使う色素は食紅になります。

 

実験は簡単で、食紅で色をつけた水に白い花をさして、花の色の変化具合がどうなるか時間を追って観察するものです。水が植物の道管を通って花の先に届くのを確認する実験です。食紅以外の色素を使い、道管を通る色素はどのような色素なのか調べるのもおすすめです。

8:プラネタリウムを工作

8個目は、プラネタリウムを工作する自由研究です。夏休みですので手づくりプラネタリウムで夏の星空を作るのが良いでしょう。作り方は簡単で、用意した夏の星座表に合わせて、黒い画用紙に穴を開けておきます。

 

カップ麺の容器の中に光源を入れて、作っておいた夏の星座表を写した黒い画用紙を貼り付けます。これを暗い部屋で光源のスイッチを入れて光を出して、星座を部屋の中に映します。夏の星座について調べておくと、自由研究が楽しくなります。

▼プラネタリウムを作ってみた!詳細記事はこちらから

夏の星座について調べてプラネタリウムを作ってみよう

9:バターを手作り

9個目は、バターを手作りする実験です。これも単純な実験で振ることでバターを作っていく実験になります。材料は脂肪分の多い牛乳で、これを良く洗った清潔なペットボトルに入れて、振り続けるだけです。

 

作ったバターを食べて確認するので、使う用具はきれいに洗っておくようにします。牛乳だけではバターができにくいので、生クリームも混ぜておくと良いでしょう。いろいろ温度を変えるなどで、結果がどうなるかを観察するのもおすすめです。

10:周囲のバリアフリーについて考察する

10個目は、周囲のバリアフリーについて考察する研究です。バリアフリーとなっている場所は気が付きにくいため、身近な場所を歩いてバリアフリーな施設を探していきます。

 

バリアフリーな施設を見つけたら、カメラで写真を撮り、地図に印をつけて記録していきます。点字ブロックやスロープなどの補助設備はすぐに見つかりますが、バリアフリーを示す看板やマークなども探してください。

11:プログラミングゲームを作る

11個目は、プログラミングゲームの制作です。小学校の授業ではプログラミングが必修になっています。夏休みにプログラミングを実践し、併せて楽しくゲームを作ってしまえば飽きずに楽しい自由研究になります。

 

ゲームプログラムで簡単なゲームを作れますが、正しいプログラミングが要求されますので、どのようにすれば望み通りに動かすことができるかを試行錯誤することで、問題解決能力も養うことができるのでおすすめです。

自由研究のテーマを決めるポイント3つ

夏休みの宿題である自由研究には、行う自由研究のテーマを決めるポイントがあります。ポイントの1つが、その自由研究である宿題にどれだけ時間をかけるか決めることが必要です。

 

そして、自由研究は室内と外のどちらで行うものにするかを決めておきます。それでも具体的な自由研究が決められないときは、自分の好きな教科から決めることや、自分の興味のあることをテーマにしていきます。

1:宿題にどれだけ時間をかけるか決める

ポイント1個目は、宿題にどのくらいの時間を使うのかを決めておくことです。自由研究のテーマによっては数時間や1日で終わるものもありますし、夏休み中ずっと観察することや、記録することが必要なテーマもあります。

 

自分がどの程度の時間を使って、夏休みの宿題に取り組めるかを決めておかないと、実際の取り組みにあたりこんなはずではなかったと、反省することになってしまいます。

2:室内と外のどちらで行うか決める

ポイント2個目は、室内と外のどちらで行うか決めることです。日頃の素朴な疑問をテーマに自由研究を決めていけば良いのですが、室内であればいつでも行うことができます。

 

室外のことになると自由研究によっては、特定の案件が揃わないと行えない場合もありますので、注意が必要になります。例えば気象については、再現することが難しくなりますので、テーマを決めるときに注意が必要です。

3:好きな教科から決める

ポイント3つ目は、好きな教科から決めることです。特に自由研究のテーマを見つけやすいのが、日常的に使っている教科書から探すことです。

 

普段学校で使っている教科書は、実は自由研究のネタの宝庫と言えます。教科書の中で気になることや、もう少し深く知りたいと思うことなどを見つければ、自由研究のテーマになります。

 

中でも、国語や社会といった教科はテーマを見つけやすいでしょう。教科書を通じて学校で習ったことでも、さらに深く調べてみることで面白いことが分かってきます。

親子で協力して夏休みの自由研究の宿題に挑戦しよう

保護者と子供で一緒に協力して夏休みの自由研究の宿題に挑戦することで、夏休みの楽しみが増すことになります。自由研究は子供の疑問を調べる良いチャンスですから、保護者も参加することで良い結果が得られます。

 

夏休みの自由研究は、様々なテーマがありますが、まずは子供が何を知りたいのかを見つけて、保護者も一緒にできることかを確認してみてください。

※実験は安全性に十分配慮して行ってください。実験結果が記事と異なる場合でも弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。