【10分自由研究】重曹×レモンで“しゅわしゅわ”実験!二酸化炭素の発生を目で見て学ぼう

「しゅわしゅわ~!」と音を立てて泡があふれる、楽しくてちょっとふしぎな自由研究。
家にある材料だけで、化学反応と二酸化炭素の発生を、目で見てしっかり学べる実験です。
短時間でできるので、自由研究のテーマがまだ決まっていない小学生にもぴったり!
自由研究としてのまとめ方やポイントも合わせて紹介しているので、まとめまで一緒にやり切れます。
ぜひチャレンジしてみましょう!
目次
やってみよう!しゅわしゅわ二酸化炭素の発生実験
【準備するもの】
・レモン(1個)
・重曹(小さじ1)
・紙コップ(1個)
・スプーン(1本)
・お皿またはトレイ(実験場所が汚れないように)
・ストロー(あれば)
【実験の手順】
1.レモンを半分に切ります。
2.紙コップにレモン汁をしぼります。しぼりきったら、中にレモンそのものを入れてもOK!
3.スプーンで重曹を小さじ1入れます。
4.すぐに“しゅわしゅわ”と泡が出てくるのを観察しましょう!
5.ストローで泡を吹き飛ばすと、さらに変化が楽しめます。
なぜ泡が出るの?小学生にもわかる解説
レモンには「クエン酸」というすっぱい成分が入っています。
重曹は「炭酸水素ナトリウム」という、弱いアルカリの粉です。
この2つが出会うと、化学反応が起きて、「二酸化炭素(にさんかたんそ)」という気体が発生!
この気体が、あのしゅわしゅわした泡の正体なんです。
二酸化炭素は、炭酸ジュースやラムネの中にも入っている、身近な気体なんですよ。
応用アイデア|もっと楽しく実験しよう!
・レモン以外でもできる?
→お酢やクエン酸水、ライム、オレンジジュースでも試してみよう!
・泡の量をくらべてみよう!
→重曹の量を変えてみると、泡の出方がどう変わるかな?
・風船をふくらませる!
→ペットボトルと風船を使えば、二酸化炭素で風船をふくらませる実験にもチャレンジできます!
自由研究にまとめるときのポイント
①タイトルやテーマはわかりやすく・興味を引くように!
「レモン」「重曹」「しゅわしゅわ」「泡」「化学反応」など、わかりやすいキーワードを入れると◎
例:「レモンと重曹でしゅわしゅわ実験!泡のひみつをさぐろう」「クエン酸と重曹の化学反応を調べよう!」
②実験のきっかけや目的は を書く!
「日常の気づき」や「ふしぎに思ったこと」から書くと、研究らしさUP!
例:炭酸ジュースの泡はなんでできるのか知りたくなった。調べていたら、この実験でわかりそうだったから。
③用意したものと手順はていねいに!
だれが読んでも「まねできる」内容を目指そう。
・材料は正確な名前と量を書く(例:重曹 小さじ1)
・手順は1つ1つ番号をふって書く
・写真やイラストを入れると伝わりやすい!
④結果は目で見たことをくわしく書く!
表や写真を使って、目で見える工夫を!
・どのくらい泡が出た?
・におい、色、時間など、五感で感じたことを書くと◎
・重曹の量を変えたときの変化など、比較するとよい
例:重曹を入れたらすぐに泡が出た。しゅわしゅわ音がして、白い泡がコップからあふれそうだった。においはレモンのにおいだった。
⑤なぜそうなったのかを自分なりに考えよう!
「クエン酸」「重曹」「二酸化炭素」「化学反応」など、理科の用語をさりげなく入れると高評価!
・化学反応の名前は知らなくても、「何と何が反応した」「なにが出た」など、自分の言葉でOK!
・本やインターネットで調べたことを自分の言葉でまとめる
例:レモンの中のクエン酸と、重曹がまざると、二酸化炭素という気体が出る。だから泡ができた。
⑥感想・わかったこと・発展アイデアを書く!
「やって終わり」ではなく「考えが広がった」ことを書くと、自由研究の完成度がUP!
例:思っていたよりも泡がいっぱい出ておどろいた!レモンのしぼりかたを変えたら、もっと泡が出るかも?
クエン酸を使ったら、どれくらいちがうかも調べたい。
⑦全体をふり返ってまとめよう!
「生活とのつながり」を見つけると、深い学びに!
例:この実験で、レモンと重曹をまぜると二酸化炭素が出ることがわかった。
炭酸ジュースや泡の出る入浴剤も、こんなしくみかもしれないと思った。
まとめ|10分でできる化学の自由研究はコレ!
レモンと重曹を使ったしゅわしゅわ実験は、身近な材料で、科学のしくみを楽しく学べる自由研究です。
・短時間でできて、手軽!
・泡や気体の変化が目で見えてわかりやすい!
・応用すれば他の材料や道具でも発展可能!
「化学反応」「二酸化炭素」「クエン酸と重曹の反応」といった理科のキーワードもバッチリ含まれていて、先生からの評価もアップ!
この夏休みに、ぜひチャレンジしてみてくださいね ♪