中学受験対策における過去問をいつから使うかのポイント6つ!使い方も解説
受験
2020.12.04
目次
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過去問演習は、数多く解くことで、効果が大きくなります。そのため、志望順位が高い学校ほど、過去にさかのぼって何度も挑戦する必要があります。
志望校が2~3校の場合、第一志望校の過去問演習にあてられる時間が多く取れます。第一志望校の過去問を5年分、繰り返し学習できるようにスケジュールを組み、いつから始めるかを判断しましょう。
志望校が4~5校の場合
第一志望校の場合、過去5年間の過去問を学習することが効果的だといわれています。第二志望の学校については4~5年、第三志望以降の学校では過去3年分の過去問を解いておくことが、一般的な目安になります。
志望校が4校あるとすると、およそ15年分の過去問演習が必要です。通常の学習と並行して15年分の過去問演習をするのならば、10月頃がよいでしょう。
志望校が6校以上の場合
志望校が多い場合、難関である第一志望校の過去問が解けない場合でも、それ以外の学校の過去問を解くことができれば、自信につながります。
第一志望校の過去問演習を始める前に、併願校の過去問を1~2年分解いて第一志望校受験への自信をつけられるよう、10月よりもいくぶん早い時期に学習を始めるとよいでしょう。
過去問を使うタイミング5:教科で始める時期は変わる?
科目の得意不得意はもちろん、その内容によっても、過去問演習を開始するタイミングが変わってきます。
算数は、繰り返し過去問を解く時間が取れるスケジューリングをしましょう。国語は、解き方を理解してからが効果的といわれています。
理科は、学校ごとの特徴が出やすいので、何度も過去問を学習できる時期に始めるのが適切です。社会は、興味を持って学習できるよう、過去問演習の前に時間を取りましょう。
過去問を使うタイミング6:あまりにも早い時期に行うのは駄目?
中学受験の学習をする際、重要な方法である過去問演習ですが、始める時期が早すぎると、効果がないどころか、逆効果になりかねません。過去問を解く時期が早すぎると、学習が充分に進んでいないために解くことができず、子どもの自信を奪ってしまうことになるからです。
低い点数しか取れない、基礎学力が充分でないうちは、子どものモチベーションを保つためにも、無理に過去問演習を始める必要はありません。
中学受験に向けた過去問の使い方5つ
過去問演習を中学受験に効果的に役立てるためには、目的をはっきり把握することが重要です。目的がはっきりしていれば、過去問の効果的な使い方が見えてくるでしょう。
過去問演習の目的は、志望校のことをよりよく知ることです。入試問題の形式、傾向はもちろんのこと、校風や求められている生徒像といった、学校からのメッセージを受け取ることもできます。目的を頭に置いて、効果的な使い方をしましょう。
過去問の使い方1:志望校順・難易度順に過去問を解く
過去問演習の効果を上げるためには、学習の順番が重要になります。過去問演習の順番は、志望校順、難易度順、いずれも低い方から解いていくことが効果的だといわれています。
志望順位の低い学校から過去問を解いていくと、第一志望の過去問演習が総復習の位置づけとなり、自信を持って取り組めるでしょう。
難易度順に過去問を解いていく場合のメリットは、徐々に難易度を上げていくことで、どれくらい学力がついているかを確認できることです。
過去問の使い方2:本番と同じような環境で行う
過去問演習をする際は、本番と同じような雰囲気で実施することが大切です。集中できるような学習環境を整えましょう。
テレビの音や人の話し声がするような場所では、気が散って集中することができません。静かな場所が必要です。
学校ごとの入試の時間割に合わせて演習することも大切になります。開始時刻、受験する教科の順番、休憩時間といった時間割を本番と同じにし、緊張感を持って問題を解けるようにするのです。
過去問の使い方3:解答用紙は拡大コピーをして余白を設ける
中学受験本番を意識するため、問題や解答用紙は本番どおりの大きさにコピーして使用しましょう。実際の入試では、問題用紙や解答用紙に大きな余白があります。その部分で計算したり、考えをまとめたりといった作業をするためです。
できるだけ本番の環境に近づけるため、用紙は実際の大きさに拡大コピーし、余白も充分に取ります。問題集に「○倍に拡大すると実物大」という表記があれば、その倍率に従って拡大コピーしましょう。
過去問の使い方4:間違えた問題の復習方法
過去問演習が終わったら、子どもに自分で採点させましょう。時間配分のしかたや問題を間違えた理由を、理解させるためです。
間違えた問題については、どんな理由で間違えたのか、その理由を解決するためにはどうすればいいのかを分析して振りかえる必要があります。
間違いの理由が分かれば、基礎知識の暗記に力を入れて学習する、ケアレスミスがないようにするなど、有効な対策を重視した復習ができるといわれています。
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