小学5年生が苦手な算数を克服する9つの方法|苦手のままにするリスクとは?
教育(小学生)
2022.07.29
目次
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小学5年生で算数が苦手なままだと、小学6年生でも算数は苦手になってしまい、その後、中学校や高校に進学した際にも影響が出てしまいます。
ここでは、算数を苦手なままにせず、克服する方法を9つ紹介します。どのように苦手な算数を克服すれば良いか参考にしてください。
1:算数を勉強する時間帯は朝にする
朝に勉強することで算数を克服することができます。起床後3時間は、頭がリフレッシュされているため、効率良く勉強できるのです。
夕方や学校から帰宅してすぐの場合、頭や身体が疲れているため、勉強に対する効率が悪くなります。
どうしても朝に勉強する時間が確保できない場合は、帰宅後休憩を取り、寝る前の時間を使って勉強をしましょう。
2:割合の問題は実際の食べ物を使って教える
割合は「比べる量÷基にする量」で計算します。文章で表現されると分かりにくい場合は、食べ物を使って考えてみるのも一つの方法です。
例えば、ケーキが1ホールあったとして、それを4個に分けたうちの1個は、4分の1になります。それをさらに半分ずつ分けると何分の1になるかというように考えてみると良いでしょう。
食べ物を使うのがもったいないと考える方は、折り紙や画用紙などで、食べ物を作って活用するのも良いでしょう。
3:苦手な単元の少し前の単元から復習させる
小学1年生のたし算ができると、小学2年生のかけ算ができるように、小学校の勉強は、これまで習ってきたことを積み上げて学習していきます。
そのため、苦手な単元がある場合、その少し前の単元を復習してみましょう。
例えば、小数同士のかけ算が苦手な場合は、小数と整数のかけ算を復習したり、さらに整数同士のかけ算に戻って復習したりするのも良い方法です。
苦手意識は「できない」という思いから生まれます。「できない」経験が続けば、学習意欲が低下し、勉強をするのが嫌になってしまいます。つまり、できない自分に自信がなくなり苦手を解消することができなくなるのです。
「できた」という経験をすることで自信に繋がり、勉強に対して前向きな気持ちで取り組めるようになるからなのです。
今、勉強している内容で「できない」経験がある場合は、少し前の単元を勉強し直して、「できた」経験を積みましょう。
4:文章問題は言葉の概念から考えさせる
算数であっても、読解力は必要なのです。
算数は、計算する問題だけでなく、何の数を求めることを聞かれているのか、問題文を読み解かなければならないからです。
例えば、「クラス全体の人数の割合」を知りたいのか、「クラスの男子の割合」を知りたいのかなどです。
何を求めているのかが分かれば、それに合った式を当てはめれば良いため、文章問題でつまずくことが減っていきます。
言葉の概念から考えさせるためには、国語の力が必要となります。読書をすることや何を聞かれているのか分かるような学習をしていきましょう。
5:できる問題を少しずつ増やす
苦手を克服するために、いろいろな範囲の問題に手を出してしまう人もいるでしょう。しかし、それは逆効果です。
算数が苦手な子どもに範囲を広げて問題を解かせることは、より苦手意識を高めてしまうのです。
まずは、できる問題を解き、「できる」という自信をつけていきましょう。「できる」という自信がつくことで気持ちが前向きになり、これまで苦手だった単元に取り組む意欲が生まれます。
しかし、自信がついたからといって、次は、苦手な単元をたくさんさせてしまうと、また苦手意識が高まってしまいます。
できる問題を解き、自信がついたら苦手な単元を少しずつ増やして取り組んでいきましょう。
できる経験を積み上げて、自信がついたら苦手な問題を少しするという繰り返しによって、苦手が解消されていくでしょう。
6:テスト直しをさせる
テスト直しをすることも、良い学習方法です。
テストの点数が悪いとその結果を見るのをためらってしまいます。しかし、どこが悪かったのかを見直すことは、自分の学習状況を振り返ることに繋がります。
テストをどのように間違えたのかを理解し、その問題を解き直すことは、苦手を克服するためには必要な方法です。繰り返し学習することで力は身についていくのです。
間違えた問題が多い場合は、何問かずつに分けたり、時間を決めたりして取り組みましょう。苦手と感じているため、時間をかけるほど苦痛に感じてしまうからです。
少しずつ取り組んでいき、「できた」の自信に繋がるようにしましょう。
そして、問題の解説を読んでも分からない場合は、学校の先生に質問しに行くことも苦手を克服するために必要な方法です。
7:通信教育を活用する
学校から出される問題だけでは不安な方は、通信教育を活用するのも良いでしょう。
通信教育は、関連する問題を解かせるだけでなく、図や映像を使って学習をします。最近では、タブレットを配布し、インターネットを経由して問題や講義を配信している通信教育もあります。
さらに、ゲームを取り入れたり、人気のキャラクターとコラボレーションしていたり、学習以外にも楽しんで取り組めるプログラムが用意されているため、飽きずに学習することができるのです。
楽しみながら苦手な算数を克服したい場合は、通信教育を行うのも1つの方法でしょう。
8:担任の先生との連携を疎かにしない
担任の先生は、小学校での子どもの学習状況を把握しています。子どもが小学校で何が得意で、何が苦手なのかをよく知っている存在です。
現在、小学校では、算数を少人数で分け授業を行っている学校もあります。算数を苦手に感じている子どもに対して細かく指導できるように体制を作っているのです。
そのため、担任の先生は、子どもが算数の分野でどこを苦手としているのか把握しています。
それでも心配な場合は、家庭訪問や個別懇談会で子どもの学習状況について相談してみましょう。担任の先生も意識して指導してくれるでしょう。
9:対策法を限定的にしない
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