昔の遊びについて調べて、実際にやってみよう

「いつもゲームばかりしている子どもに、別の遊びをさせたい」
「夏休みに帰省するとき、子どもと祖父母が一緒に楽しめる遊びはないかな」
このように、子どもに新しい遊びを体験させたいと考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、昔の子どもたちが親しんだ遊びについて、お年寄りに話を聞いて調べる方法を紹介します。家族や親せき、近所の方など身近なお年寄りと交流を深めることは、子どものコミュニケーション力を養う機会にもなるでしょう。

また、教えてもらった遊びを実際にやってみて、その楽しさを体験するだけでなく自由研究に発展させることもできます。この記事を読めば、インタビューの仕方やまとめ方のポイントがわかるため、自由研究をスムーズに仕上げることができるでしょう。

昔の遊びに興味のある方や自由研究のテーマを探している方は、ぜひ読んでみてください。

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調査に必要なもの・環境・準備

昔の遊びについて知るには図書館やインターネットを活用することもできますが、今回はお年寄りにインタビューして調べる方法を紹介します。

調査の前に準備するものは、インタビュー時のメモに必要な筆記用具と、カメラなどの記録機器です。

写真やビデオは調査結果をまとめる際に役立ちますが、急に撮影すると相手をびっくりさせてしまうことがあります。撮影することや、それを自由研究に使用することについては、事前に相手へ確認しておくようにしましょう。

また、あらかじめインタビューで聞きたい内容を考えておくと、当日スムーズに進めることができます。

ヒアリングシートを作ったりノートにメモしたりしておくとよいでしょう。大きめのノートやスケッチブックを持っていけば、言葉で伝えにくいことを絵や図で説明したいときに使えて便利です。

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調査の方法・手順

子どもの頃にどのような遊びをしたのか、お年寄りにインタビューします。可能であれば保護者も同席し、話がスムーズに進まない場面などがあればフォローしてあげるとよいでしょう。

話を聞くときはお年寄りのペースに合わせるようにします。まずは年齢や育った場所、一緒に遊んだ相手のことなどから聞いていくと、話しやすい雰囲気になるでしょう。

事前にお願いして子どもの頃の写真を用意しておいてもらうと、昔の様子が思い出しやすくなったり話がはずんだりするのでおすすめです。

次に、昔の遊びで使った道具や遊び方、ルールなどを具体的にヒアリングしていきます。けん玉やおはじき、あやとりなど単品で遊べるものは、技やコツなどを聞きましょう。

ベーゴマならバケツなどに布を張って台にする「床」の作り方や、コマの紐の巻き方などを教えてもらいます。絵や図を描きながら説明してもらうのもよい方法です。

ゴムを張って二人で遊ぶゴム段であれば、どのような歌に合わせて跳んだのか、リズムや歌詞を教えてもらって一緒に歌ってみるのも楽しいでしょう。ICレコーダーやスマホを使って音声を録音させてもらうと、あとで自由研究のまとめをするときに役立ちます。

インタビューが終わったら、聞いた話を元に道具や材料を用意して実際に遊んでみます。やってみて難しかった点や、作るのに苦労したところなどをメモしておきましょう。

調査からわかること

今回の調査を自由研究としてまとめる場合は、まずインタビューの様子を書きましょう。お年寄りから聞いた遊びの名前やルール、作り方などを一覧にします。また、インタビュー中のお年寄りの様子や遊んでいた当時の思い出話などを盛り込むのもおすすめです。

さらに、お年寄りの幼少期の時代背景や当時の流行、教えてくれた遊びの由来や歴史などを図書館やインターネットで調べてみるのもおもしろいでしょう。こうした調べ学習を加えることで、自由研究の内容をより充実させることができます。

最後に、調べた遊びを実際に自分でやってみたときの感想をまとめます。自分の気持ちだけでなく、工夫した点やあとから調べてオリジナルに変えた点なども入れられるとよいでしょう。

昔から親しまれてきた遊びの数々は、保護者の方にとっても懐かしいものではないでしょうか。子どもとお年寄りだけでなくぜひ保護者も参加して、多世代で一緒に昔遊びを楽しんでみてください。

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