算数における読解力を小学生の子供に身に付けさせる方法|国語と算数での違い 算数における読解力を小学生の子供に身に付けさせる方法|国語と算数での違い - chokomana
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算数における読解力を小学生の子供に身に付けさせる方法|国語と算数での違い

算数における読解力を小学生の子供に身に付けさせる方法|国語と算数での違い

日本の子供の読解力を示したデータとは

OECD(経済協力開発機構)が実施している「生徒の学習到達度調査(PISA)」という調査において、調査する分野のひとつに読解力があります。

 

15歳を対象に行われており、OECD加盟国37カ国と非加盟国の計79の国、地域が参加している調査です。3年ごとに調査が実施され、国際的な学習到達度について調査されており、日本も参加しています。

 

出典:国際学力調査(PISA、TIMSS)|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/1344324.htm

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日本の読解力の平均点

2018年度の「生徒の学習到達度調査」における日本の読解力の平均点は、504点でした。

 

OECD加盟国37か国のうちでは11位、全79の参加国・地域のうちでは15位という結果です。読解力の平均点は、他の調査分野である数学的リテラシー、科学的リテラシーの調査結果と比べると順位が低めとなっています。

 

出典:1.2018年調査の結果|国立教育政策研究所
参照:https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/01_point.pdf

調査結果から見る分析

2018年度の日本の読解力に関する調査結果は、過去の調査結果と比較すると低くなっています。順位を大きく落としたことから、日本の子供の読解力低下を危ぶむ声も上がりました。

 

文章から情報を探したり、文章の信ぴょう性を測ったりする問題の正答率が低かったほか、記述式の問題で自分の考えを文章にすることが苦手な傾向にあります。

 

読解力は社会での多くの活動に関わってくる能力のため、読解力の低下は問題であるとされています。

国語と算数との読解力の違い

読解力は国語、算数において必要とされる能力ですが、求められる読解力が異なる部分があるといえます。

 

国語では接続詞や言葉など日本語の理解力であったり、長文を読む力、意図の理解力が必要とされますが、算数では計算する条件を理解する力や、問題を解くための技術などが求められるのです。

 

読解力を身に付けて算数の文章題を解けるようにしたい、という場合は、国語の勉強をするだけでなく、算数用の読解力を別途身に付ける必要があります。

 

しかし、読解力の高い子供は国語と算数の両方とも成績も高いという傾向にあるため、成績を高めるためにはどちらも読解力が重要であると言ってもいいでしょう。

算数で国語力・読解力が小学生に必要とされる理由

読解力は、小学生の算数の成績に大きく関わってくる能力です。一見関係がないようにも見えますが、学習する際には必ず文章を読むことになること、問題を理解するのに読解力が影響することから、国語力や読解力が必要であるといえます。

 

それでは、算数で国語力や読解力が求められる理由について見ていきましょう。

要約力が必要になる

国語力・読解力が小学生に必要な理由のひとつは、算数の問題を解くのに要約力が求められることです。

 

文章題などの長文で出題させる問題の場合は、それぞれの文章で何が書かれているのか、条件は何であるかを把握する必要があります。まず問題文の情報をしっかりと理解することで、問題を解く道筋を考えられるようになるのです。

様々な分野・科目の力が必要になる

算数では、様々な分野・科目の力が必要とされます。ただ計算するだけでなく、表やグラフ、単位を読んだり、図形を認識したりする力が必要とされ、条件などの文章を正しく読み取ることも求められます。

 

このように総合的な能力が求められることから、国語力や読解力が必要となるのです。

算数における読解力を小学生の子供に身に付けさせる方法5つ

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