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運動で子供のワーキングメモリを向上させるおすすめの方法|注意点も知っておこう

運動で子供のワーキングメモリを向上させるおすすめの方法|注意点も知っておこう

目次

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    子供にとってワーキングメモリの向上が重要な理由

    ワーキングメモリを日本語に直すと「作業の記憶」となります。人間が心の中で短期記憶として情報を保持し組み合わせて問題を解決する能力のことです。

     

    よく知能指数(IQ)が知的能力の判断基準として用いられていますが、その主要機能がこのワーキングメモリとなります。幼少期にワーキングメモリを育てて記憶力をよくすれば後の学業の負担が軽くなる可能性があります。

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    ワーキングメモリについて知っておきたいポイント4つ

    作業の記憶がワーキングメモリであることをお話してきました。本章ではワーキングメモリと関連性のある能力をお話ししていきます。

     

    今回お伝えするのは「ワーキングメモリを構成する実行機能の分類とは」「ワーキングメモリと深く関わる能力」「ワーキングメモリと運動との関連性」「子供にはどの程度の運動が学力に効果的なのか」の4点をご紹介していきます。

    1:ワーキングメモリを構成する実行機能の分類とは

    実行機能とは、注意力の制御や、処理能力などの高次認知機能を指します。言語的短期記憶や視空間的短期記憶とも繋がっています。

     

    言語的短期記憶と実行機能を組み合わせて言語性ワーキングメモリと呼び、視空間的短期記憶と実行機能を組み合わせて視空間性ワーキングメモリと呼びます。

     

    会話や読み書き、計算などの基本的な処理をこなせません。私たちの日常生活や学習を支える重要な能力です。

    2:ワーキングメモリと深く関わる能力

    人間の能力として、判断、理解、論理などの脳の知的機能を認知機能と呼びます。その中の高次機能に実行機能というものがあります。

     

    主に情報の保持と処理を司るワーキングメモリは、論理的思考力、計画力、問題解決能力と深くつながりを持っています。つまり、仕事を円滑に進めるために重要な能力といえるでしょう。

    3:ワーキングメモリと運動との関連性

    脳の研究を行っている方の間では、2000年前後から、30分程度の運動後にワーキングメモリを含めた実行機能が改善され、仕事が捗るようになることが判明しつつあります。

     

    自転車、ウォーキング、ランニングなどの単純運動を作業前に行い休憩してから作業にとりかかるとワーキングメモリが活性化し、より高いパフォーマンス効果が得られる可能性が高いことが判明しています。

    4:子供にはどの程度の運動が学力に効果的なのか

    スウェーデンでは立ち机を使うことが一般的となってきました。仕事をしながらでもカロリーを消費できるというのが主だった理由ですが、立っているときのほうが脳も活性化されることもわかってきたのです。

     

    授業中立ち机を使う子供達と通常の座学の子供達を比較した結果、ワーキングメモリだけでなく認知制御能力が増加し、勉強に集中して取り組むことができるということが判明したと言われています。

    運動で子供のワーキングメモリを向上させるおすすめの方法4つ

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