不登校の原因となりうる要因12選|原因が分からないときの対応も解説 不登校の原因となりうる要因12選|原因が分からないときの対応も解説 - chokomana
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不登校の原因となりうる要因12選|原因が分からないときの対応も解説

不登校の原因となりうる要因12選|原因が分からないときの対応も解説

不登校とは

「不登校」とは、病気や怪我以外の理由で1年に30日以上学校を休むことを言います。

現在、不登校の児童は全国で約12万人いると言われています。不登校の原因は、学校、家庭、心身の3つに分類されます。中には原因がわからないものや、心の病気が隠れているものもあります。

ここからは、不登校を原因別に見て行きましょう。

出典:ひきこもり・不登校の経過|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/mental/sos/sos_02.html

家庭に起因する場合の不登校の要因4つ

子供が毎日元気に学校に通うためには家庭の環境が重要ですが、その家庭生活がうまく行かないせいで子供が不登校になることがあります。

まず、家庭に主な原因がある不登校について紹介していきます。

1:家庭内の不和

2019年度の文部科学省の調査によると、不登校の小中学生・高校生の約1.8%が不登校の主な原因を「家庭内の不和」と答えています。

家庭内に不和が起こると保護者も余裕を失くしてしまうため、子供の辛い気持ちに気付けないことがあります。家庭内の不和があるときの子供の反応はそれぞれですが、うつになったり非行に走ることがあります。

また、家庭内に居場所がなくなれば外に出て問題を起こすこともあり、不登校の要因がさらに増えてしまうので、早い段階で解決する必要がある問題です。

出典:(5-7) 不登校の要因|文部科学省初等中等教育局児童生徒課
参照:https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf

2:家庭の金銭問題

「家庭の金銭問題」が原因の不登校は、小中学生にはほとんどいませんが、ゼロではありません。

高校生では、不登校児童の約0.8%が家庭の金銭問題が原因の不登校です。

また、高校生の場合は、貧困のために家計が苦しくて教育費が出せないだけでなく、児童が働いて家計を助けなければならないケースもあります。

出典:5.小・中学校の長期欠席(不登校等)|文部科学省初等中等教育局児童生徒課
参照:https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf

3:保護者への依存

保護者との関わり方が原因で不登校になることがあります。

文部科学省のアンケート調査によると、小学生では約16.7%、中学生では約7.5%、そして高校生では約3.5%の子供が「親子関係による原因」で不登校になっています。

幼稚園や小1くらいでは精神が未熟なため保護者への依存が強く、そのせいで保護者から離れられずに学校に行けないことがあります。

しかしながら、成長と共に自立心が育ち不登校が改善されることもあり、年齢が上がるにつれて親子の関わりが原因の不登校は減っていると言えます。

出典:(5-7) 不登校の要因|文部科学省初等中等教育局児童生徒課
参照:https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf

4:介護

家族の介護をするために、児童が学校に通えなくなることがあります。

病気や障害のためにケアが必要な家族がいる場合、一般的には大人が介護の役割を担います。しかし、様々な事情で子供に介護の負担がかってしまうことがあります。

このケースでは、子供が家事や家族の世話、介護などをするために不登校になってしまいます。

日常的に介護などをしている子供は「ヤングケアラー」、または「子供ケアラー」と呼ばれます。

厚生労働省の「ヤングケアラーの実態に関する調査研究」でも実情が把握しきれていない状況で、社会的にも問題になっています。

出典:ヤングケアラーの実態に関する調査研究 報告書 - 厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000592954.pdf

学校に起因する場合の不登校の要因4つ

学校には様々な不登校の要因が隠れています。

小学生から高校生くらいまでの児童は精神的にまだ未成熟なため、学校での出来事に適応できなかったり疲れてしまったりすることもあります。

続いて、学校に起因する不登校の要因について紹介していきます。

1:学校でのいじめ

いじめが主な原因の不登校は、全体の約0.3%とそれほど多くはありません。

しかし、いじめ以外の友達関係のトラブルは、小中学生で全体の約12.1%、高校生では約15.1%と不登校の原因になりやすい結果が出ています。友人関係のトラブルは、学校にはいじめと認定されていなくても、本人はいじめられたと考えている場合もあるでしょう。

上記のことから、いじめが原因の不登校は実際より多い可能性があります。

出典:(5-7) 不登校の要因|文部科学省初等中等教育局児童生徒課
参照:https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf

2:非行

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