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アンプラグドプログラミングのメリット5つ|不安な点についても解説

アンプラグドプログラミングのメリット5つ|不安な点についても解説

アンプラグドプログラミングの不安な点とは

アンプラグドプログラミングの不安な点は、プログラミングができると思ってしまうこと、教師の実力で差が出ること、授業の事前準備が必要なことなどが挙げられます。

コンピュータを使用した実際のプログラミングと違う点を理解したうえで、アンプラグドプログラミングのメリットが得られるように学習することが重要になります。

1:プログラミングができると思ってしまう

アンプラグドプログラミングは、コンピュータを動かす前段階であり、プログラミング的思考を学習する教育で、実際にコンピュータを動かしません。

コンピュータはプログラムを作って試行錯誤しながら動かさないと分からないことも多いです。しかし、アンプラグドプログラミングを学ぶと、実際にプログラミングが出来ると勘違いすることがあります。

アンプラグドプログラミングは、あくまでプログラミング的思考が身に付くだけで、実際にプログラミングはできません。実際にプログラミングができると思ってしまうと、次の段階でコンピュータを動かせないことに気付き、挫折する心配があります。

2:教師の実力が重要

アンプラグドプログラミングは、教師が教育の内容を十分に理解していないと、子供は何のために学習しているのか分からなくなります。

アンプラグドプログラミングにおいて、学習の目的をはっきりさせ、子供に理解してもらうためには、教える側の教師が、実力を持っていることが重要になります。

3:授業の事前準備

アンプラグドプログラミングの授業は、本、カードやボードゲームおよびアクティビティなどを使用して進めます。グループワークで授業を進めるため、特に低学年の場合はグループワークに慣れておらず、脱線せずに学習を進行させるために準備が必要になります。

授業で必要なものは学校側で準備するので、アンプラグドプログラミングの授業を受ける前に、保護者が準備するものはありませんが、日頃からプログラミング的思考の大切なことを子供に話しておきましょう。

アンプラグドプログラミングの学習方法

アンプラグドプログラミングの学習方法は、大きく分けて、本で学ぶ、カードやボードゲームで学ぶ、アクティビティで学ぶの3つの方法があります。

本で学ぶ方法は、楽しみながら学べる絵本が多く、例えば、フィンランドの女性プログラマーのリンダ・リカウス「ルビイのぼうけん」という絵本で学ぶ方法があります。ルビイという女の子が宝石を集めて冒険しながらプログラミング的思考を学ばせることができます。

カードやボードゲームで学ぶ方法は、遊びに熱中しながらプログラミング的思考が学べます。順番に実行する、処理を繰り返すなどのゲームにより、遊びながらプログラミング的思考が自然に身に付けさせましょう。

アクティビティで学ぶ方法は、例えば1人のプログラマー役と複数のコンピュータ役を決めて、プログラマー役が「足踏み、まわる、ジャンプ、キック」などの司令を出し、コンピュータ役がそれに従って動き、身体を動かしてプログラミング的思考を学ぶことができます。

アンプラグドプログラミングのメリットや不安点について把握しよう

パソコンやタブレットなどのデジタル機器を使用しないで、プログラミング的思考を身につける方法としてアンプラグドプログラミング教育が注目されています。

アンプラグドプログラミングは、難しいプログラミング言語を使わずに、問題解決の手順としてのプログラミング的思考を学習するメリットがある反面、プログラミングが出来ると勘違いして実際にコンピュータを動かすときに何もできず挫折する不安点もあります。

アンプラグドプログラミングのメリットや不安点を把握して、プログラミング的思考を身につけるためにアンプラグドプログラミング教育をしましょう。

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