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ICT教育とは?ICT教育が直面している3つの問題点とメリット・デメリット

ICT教育とは?ICT教育が直面している3つの問題点とメリット・デメリット

5:生徒が積極的に授業に参加しやすくなる

挙手して発言することが難しかったり、グループ学習などにうまく参加できなかったりと、積極的になれない生徒も少なくありません。

ICTはオンライン上の操作や会話などを通じ、実際の場面で尻込みしてしまう生徒でも活躍する可能性があります。

言葉でうまく表せない生徒でも、自分なりに作成した資料をクラスメイトに共有するなど、表現の選択肢が広がるでしょう。

6:教員の負担が減る

忙しい教員にとって、プリントや教材の準備が負担に感じることもあります。あらかじめ用意された電子データ上の資料などを利用し、インターネットを通じ生徒に配布することで、プリントの準備や印刷の手間を省けます。

また、授業中も動画やICT機器に頼りながら進めることで、教員の負担を軽減できるでしょう。

7:教員間での情報教育が進む

授業で使う資料を電子データとして残すことで、授業の準備の手間を省けます。他のクラスで使った資料を参考にしたり、前年度に作成したプリントを再利用したりなど、教員間の情報のやりとりがしやすくなるメリットがあります。

教員がICT機器に触れることで、教員自身のスキルの向上も見込めるようになるでしょう。

ICT教育の5つのデメリット

革新的で便利に感じられるICT教育ですが、デメリットも存在します。生徒の力を奪ってしまったり、学校側で多大な負担を強いられたりと、ICT機器が教育現場に良くない影響を与える可能性もあります。どのような問題点があるのか、順番にご説明しますので把握しておきましょう。

1:端末導入に時間とコストがかかる

ICT教育に必要な端末を導入する際には、さまざまな手間が発生します。機種の検討や購入後の設定、端末の管理など、従来の学校にはなかった業務が発生します。それにまつわる担当者も決める必要があるでしょう。

また、学校もしくは保護者が金銭的な負担を負う可能性があります。端末本体の他、ケースやマウスといったオプション品をはじめ、故障した場合の修理代など、ICT機器に関するさまざまな費用が発生します。

2:ICT機器の管理や故障対応で教員の負担増となる可能性がある

ICT教育では、機器にトラブルが発生する可能性があります。ICT機器自体の故障や不具合はもちろん、導入するシステムの不具合、通信設備の不調など、さまざまなトラブルが考えられます。

場合により授業を中断する必要が出てきたり、教員がその対応に追われたりと、ICT機器を導入することでかえって負担が増える可能性もあるでしょう。

3:授業効率が悪くなる

ICT機器の都合上、授業の展開が遅くなる可能性もあります。前述した機器トラブルなどによる待ち時間が発生したり、機器の起動やシャットダウンに時間を取られたりと、むしろ効率が悪くなることも考えられます。

特にICT機器に慣れていない教員である場合、スピーディーな解決が難しくなるでしょう。機器に不慣れな教員は大きな問題点を抱える可能性があります。

4:教員が機器に頼りすぎる可能性がある

教員がICT機器に依存する可能性もあります。以前は自ら説明していたのに、既存の説明動画を流すだけにするなど、使い方によっては授業の質が低下する危険性があります。

教員が生徒と向き合う時間を意識的に確保するなど、機器ありきの授業とならないような注意が必要です。

5:生徒の想像力低下という問題点

ICT教育により、生徒は必要な情報にいつでもアクセスできるようになります。また、画像や映像により、常に分かりやすい情報を与え続けられる環境に身を置くこととなります。その結果、分からないことでも粘り強く考える力が失われる可能性があるでしょう。

また、知らないことを想像するという機会が失われ、想像力を低下させる危険性もあります。生徒の力を奪うものになりかねないという意味で、ICT教育は大きな問題点を抱えています。

ICT教育の課題・問題点

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