ICT教育を活用するメリットとデメリットそれぞれ6つ|上手に活用するには? ICT教育を活用するメリットとデメリットそれぞれ6つ|上手に活用するには? - 3ページ目 (4ページ中) - chokomana
ホーム >

ICT教育を活用するメリットとデメリットそれぞれ6つ|上手に活用するには?

ICT教育を活用するメリットとデメリットそれぞれ6つ|上手に活用するには?

ICT教育を活用するデメリット5:ICT機器に苦手意識を持つ教員への対応

勉強はノートと本で教える方が身につくと、自分が子供の頃に経験した記憶をもとにアナログのほうが効果が高いと考えている先生も中にはいます。

教育現場において報告は紙ベース、記録は手書きでといった考えはいまだに存在します。ですが、ICT教育に関する実証データはこれからです。授業の効率化、繰り返し作業の省略をおこなうことで時間を作ることにつながります。

ICT教育を活用するデメリット6:機器の特性によって作業が限定されることがある

授業を行うためのアナログ作業の一部をデータ化して、子供に教えるための教材の1つになるタブレット端末などは機能やオプションがついていないことによって初期費用は抑えられるかもしれません。

ですが、インターネットに接続できる機器であれば、授業の経過に伴う子供の学力の変化をデータ化するなどの機能が利用できます。資料閲覧のためだけに利用するのは宝の持ち腐れでしょう。

ICT教育の課題3つ

ICT教育を行うことによって先生たちの授業準備のための負担軽減、消極的な子供も能動的に参加できる授業を展開することができます。

しかし、ネット環境を取り巻く問題は、テレワーク拡大の時にニュースになったことと同じように様々な格差によって必ずしも同じ質の授業を受けられる環境になったことへの保障ではありません。いったいどのような問題があるのでしょうか。

ICT教育の課題1:地域格差がある

インターネットの利用者や基地局が多い都心エリアに比べて、山間部や、人口が少ない地域ではインターネット環境が十分とはいえません。

同じ時間にインターネットの利用が増加することで、授業中にネットが遮断され、資料が閲覧できなくなるなど環境が不安定になることが考えられます。まずは、それらの問題解決が必要になります。

ICT教育の課題2:教員と保護者との意識格差

インターネット環境が自宅にある家庭ではパソコンやスマホを通じて使い方を理解し、データを共有できる状態なら授業の復習の手助けになります。

ですが、これまであまり触れてない家庭では、機器の使い方がわからない、授業以外で不便な思いをするのではといったことへの不安と、教員側のフォローアップ体制がどこまでされるのかが不透明のままです。

ICT教育の課題3:教員によるICT活用指導力の問題

インターネットを併用した授業スタイルとはどういったものなのか未知の部分があります。

アナログ世代は特にこれまでの授業とは違うやり方を求められるため、科目によっては教員の負担増加も考えられます。小テスト問題の作成など、端末に合わせた書式にしたり、子供の不明点を解決するための端末の知識も多少は必要になってきます。

ICT教育を上手に活用する方法4つ

新しい技術を取り入れることで教育現場の活性化につながります。

インターネットを取り入れることでできることとはいったい何があるのでしょうか。ここからはICT教育のメリットを授業に反映させるためにできる準備や、教員が利用できるサービスがどのようなものなのかを利用開始から運用中に活用したいサービスを4つご紹介します。

ICT教育を上手に活用する方法1:相談窓口を利用する

文科省は、オンライン教育促進に伴ってICT活用教育アドバイザー事務局を設置しています。全国各地の教育委員会などからの設置に関する相談や、整備方法、指導のやり方などについて電話やメールでの受付をしています。

また、これらの取り組みを不登校児向けの教育に活用するなど、新しい教育方法の相談窓口の1つとして2020年に新設されました。

ICT教育を上手に活用する方法2:ガイダンスや研修を活用する

さまざまな一般企業が、ICT教育に関する機器の活用事例や、模擬授業、アプリケーションの使い道といった研修会を開催しています。

1日完結型で、ネット環境を活用するうえでの情報モラル、注意点といった想定されるトラブルにつての対処法などを同じ教員同士で情報交換をしながら講義を受けるワークショップ型の研修の機会が設けられています。

関連記事一覧

関連記事一覧へ