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プログラミング的思考を子どもに養うメリット6選|育てるポイントも紹介

プログラミング的思考を子どもに養うメリット6選|育てるポイントも紹介

プログラミング的思考とは?

「プログラミング的思考」とは何でしょう。2020年度より必修化となった、小学校のプログラミング教育の基本的な考え方として、文部科学省が「学習指導要領」に示した言葉です。

「プログラム」とは、コンピュータに動作を実行させるための命令文のことで、「プログラミング」とはプログラムを作ることです。プログラミングには、「物事を行動単位に分解する」、「行動を処理単位に組み合わせて分類する」ための論理性が必要となります。

つまり「プログラミング的思考」とは、「プログラミングの概念に基づいた目的達成のための論理思考」となります。

出典:新学習指導要領のポイント(情報活用能力の育成・ICT活用)|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/05/21/1416331_001.pdf

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論理的思考との違い

「プログラム」は、コンピュータへの命令を論理的に記述するものですが、同時に記述の効率性も求められます。同じ命令を重複したり、必要以上に長い命令文は「非効率」であり排除されます。

「プログラミング的思考」とは、こうした属性を持つプログラムに基づく思考方法ですから、必要となるものは、「論理性」と「効率性」です。

つまり、「プログラミング的思考」とは、「『論理的思考』という大きな思考形態の中に含まれる、効率性を併せ持った思考」となります。

プログラミングとの違い

「プログラミング」とは、実際にプログラムを作ることを指します。「プログラミング的思考」とは、プログラミングに基づく思考であり、プログラムを作る行為ではありません。

学習の場では、簡易なプログラム言語で実際にプログラミングを行いますが、目的はプログラムの完成ではなく、プログラミングを通して、「プログラミング的思考」を身に付けることにあります。

子どもにプログラミング的思考が必要な理由

物事を順序立てて考え、結論や問題解決に導いていくためには、論理的な思考が欠かせません。子どものみずみずしい感性からの発想や創造力は、まだ見ぬ答えに向かって可能性や好奇心を広げていきます。

決められた答えへの論理性の学習に留まらず、自らの答えに向けての柔軟な論理性の習得のためにも、「プログラミング的思考」が必要となります。

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子供がプログラミング的思考を養うメリット6選

「プログラミングに基づいた論理的思考」とは、例えばパソコンに強くなるとか、プログラム言語を覚えるなどの、限定的な知識や思考を指すものではありません。

学校内での学習への取組み方やコミュニティ形成をはじめ、やがて迎える社会人としての企業活動への備えとしても、極めて有効なものです。ここでは、子どもがプログラミング的思考を養うメリット6選を紹介します。

1:正しい判断力を養う

メリット1つ目は、正しい判断力を養うことです。プログラムの基本は「判断」です。「もし~だったら~する」と仮定形で判断を重ねながら、最終的に、正しい結論・動作に導いていきます。もし途中に判断の記述ミスがあると、決して正しい結論には至りません。

正しく動作するまで、何度でも判断記述チェックを繰り返すことになります。判断の積み上げの重要さを知ることは、正しい判断力を磨き養うことの大切な訓練となります。

2:創造力を養う

メリット2つ目は、創造力を養うことです。例えば、「『1』キーを押したら〇を表示する」というプログラムを作るとします。

「『1』を押したら〇を表示せよ」とプログラミングすればOKです。あるいは、「『1』以外を押したら「押し間違いです」と表示して、『1』を押したら〇を表示せよ」とプログラミングしてもOKです。

どちらも正解ですが、どちらのプログラムを選ぶかは、プログラム作成者の「創造力」です。

3:順序立てた問題の解決を養う

メリット3つ目は、順序立てた問題の解決を養うことです。プログラムにおいては、「順序立てて判断を重ねながら、正しい結論に導いていく論理的な記述」を「ロジック」と言います。

「ロジック」は論理的に正しいことと併せて、簡潔に効率よく記述されていることが大切です。なぜなら、センテンスが長いと「ロジック」に誤りがあった時、発見しづらいからです。「プログラミング的思考」は、論理性と共に、簡潔な思考法も強化します。

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