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野菜のDNAを取り出す自由研究の方法とまとめ方|ジュースでの実験も紹介

野菜のDNAを取り出す自由研究の方法とまとめ方|ジュースでの実験も紹介

この自由研究は、題材や手順が少し複雑なので高学年向きの内容でしょう。子ども自身が、野菜からDNAを取り出して、観察できるように準備してください。

また、どうしてその作業をする必要があるのか、手順の意味が理解できるように助けましょう。

1:抽出液に洗剤や塩を使用するのはなぜか

DNAを抽出しやすくするために、洗剤や塩を使います。

DNAは、主に脂質で構成されている細胞膜や核膜の中にあります。その膜を洗剤で壊すことにより、DNAを溶かし出せるのです。食塩も、DNAを溶かしやすくしてくれますし、材料に含まれるタンパク質を沈殿させる働きもあります。

その結果、細胞膜の成分やタンパク質はろ過で取り除かれ、DNAが取り出しやすくなるということです。

2:無水エタノールを入れるのはなぜか

DNAは水には溶けていますが、冷えたエタノールには溶けにくい性質があるので、エタノールを使うことでDNAを取り出せます。無水エタノールは、水よりも比重が軽いため、静かに注ぐことでエタノールと水の2層を作れるのです。

3:DNAが現れる仕組み

抽出液中に溶けているDNAは、比重が小さいため、エタノールを加えることで上に浮き上がります。水には溶けていたDNAも、エタノールには溶けることができず、抽出液とエタノールの接触面からDNAが現れるという仕組みです。

タンパク質は比重が大きいため、浮かび上がりません。そのため、DNAだけを集められます。

DNAが現れる時に気泡が出ることもありますが、エタノールにもともと溶けていた空気が水と混ざったことで溶けきれなくなり、浮かび上がるDNAに付着したものです。

野菜のDNAを取り出す自由研究の方法やまとめ方を知っておこう

難しそうなイメージのあるDNAも、実際に目で見たり、手で触れたりできれば、子どもにとってぐっと身近なものに感じられるでしょう。自分で実験してみることで、DNAや遺伝子について理解する助けにもなります。

また、自由研究は実験するだけではなく、まとめ方も大切です。作業の手順や取り出したDNAの様子を、写真やイラストを使ってしっかりとまとめましょう。どうしたらDNAを取り出しやすくなるのかなどを、さらに考えることもできます。

家庭で簡単にできる実験で、子どもと一緒に自由研究を楽しみましょう。紹介した方法やまとめ方を、ぜひ参考にしてみてください。

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