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日本国内のSTEM教育への取り組み5つ|子供たちへの効果とは

日本国内のSTEM教育への取り組み5つ|子供たちへの効果とは

教えられたことを、そのまま回答する試験などとは異なり、実験などの成果を発表することが多いSTEM教育では、課題を取り組むにあたってさまざまな問題が生じます。

生じた問題に対して子供たちは試行錯誤し問題解決に取り組むことによって成果につなげようとするため、問題解決のための行動力が備わると考えられています。

また科学・技術・工学・数学の教科横断的な視点を持つ学習であることから、それぞれの分野で得た知識を問題解決にあてることで、応用力も付き実世界での問題解決力も備わります。

STEM教育の効果3:数理的能力が鍛えられる

STEM教育ではロボット等のものづくり、プログラミング教育など工学的知識を実践する授業などがあげられます。

その授業の中で課題を達成させるためには算数、理科などで得た知識を活用していくことになるため、それらの授業で得た知識の定着および課題達成に向けた学習意欲の向上により数理的能力が鍛えられます。

STEM教育の効果4:創造性が豊かになる

STEM教育では問題解決型や探求型の学習を重視するため、創造的思考力が育まれることを期待されています。

従来の国語や算数などで育んできた論理的思考力や創造的思考力を問題解決型の学習に生徒が応用することで、より創造性が豊かになると考えられています。

学んだことを活かし、未だに存在しないものをつくりだすために創造的に考えたりすることが可能です。

日本国内のSTEM教育への取り組み5つ

日本国内では、世界のSTEM教育推進の流れを受けてさまざまな取り組みを行っています。国内では始まったばかりのSTEM教育ではありますが、どのような取り組みが行われているのかを紹介します。

STEM教育への取り組み1:プログラミング教育の必修

国内ではプログラミング教育が2020年度から必修化されました。

小学校ではプログラミング教育を必修化した他、中学校では技術・家庭科の中でプログラミングに関する内容を倍増させることも決定しました。高等学校・情報科では共通必履修科目として「情報Ⅰ」を新設します。

STEM教育への取り組み2:埼玉大学「STEM教育研究センター」

STEM教育センターでは、ものづくりに興味を持つ地域の子供たちと、学びの場の在り方について実証的な研究を進めています。

また、同時にストップアニメーションの制作やロボットコンテストの活用など、ものづくり活動を通した、指導法や学習内容に関する研究を進めており、児童生徒だけでなく、教育に関する研究者や教員を目指す学生の実践的な学びの場としての機関でもあります。

STEM教育への取り組み3:スーパーサイエンスハイスクールへの支援

科学技術振興機構(JST)は文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けた学校への活動推進に必要な支援を実施しています。

JSTは学校の代わりに物品の購入や研修・講師費用等の支払いや、発表会の企画運営や情報提供等のサポートまでこなし、SSHの活動をサポートしています。

STEM教育への取り組み4:国際科学技術コンテスト

同じく科学技術更新機構では、国際科学技術コンテストを支援する事業も行っています。

生徒の国際科学技術コンテストへの参加や参加児童生徒に対する理数系分野の才能の伸長を図る取り組みを支援する他、国内での選抜活動や国際科学技術コンテストへの参加に関する普及活動などでも支援しています。

STEM教育への取り組み5:STEM教育の協会や団体の設立

国内にもSTEM教育の教会やSTEM教育の教材を活用する団体などが次々に設立されています。

イギリス発祥のSTEAM向けプログラミング教育の教材を活用する協会や、認定資格制度の運営やトレーナーの育成をする団体、STEM教育の研究や情報収集、全国大会の開催などを行う団体などさまざまな団体があります。

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