小中高一貫校のメリットとデメリットそれぞれ5つ紹介!進学方法も併せて解説
教育(小学生)
2020.10.12
目次
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小中高一貫校のデメリット5つ
メリットがあれば、デメリットもあります。小中高の12年間、長いときを過ごす学校です。普通の学校の場合だと、馴染めない学校でも数年したら進学となります。
しかし、小中高一貫校に入ったら同じ環境が12年間続きます。充分に吟味して選ぶようにしましょう。ここでは、一貫校のデメリットについて考えていきます。
小中高一貫校のデメリット1:中だるみしてしまう恐れがある
中学受験や高校受験がないため「中だるみ」が見られることがあります。受験がないので、緊張感もなくなり勉強が疎かになったり、生活態度も乱れがちになったりすることもあるでしょう。
中学や高校から入ってくる外部進学生や編入生のほうが、内部進学生よりもレベルが高い可能性もあります。このことから、生徒を発奮させるため学校によっては、この時期に選抜クラスを作ったり海外研修を行ったりすることがあります。
小中高一貫校のデメリット2:校風や環境が合わない場合のリスクが大きい
どんなに良い学校でも、校風や環境が合わない生徒もいます。小中高一貫校でなければ、中学や高校に進学したときに環境をリセットできる可能性があります。しかしながら、一貫校だと12年間同じ環境が続きます。
もちろん他の学校に入り直すこともできるので、公立に行ってもいいでしょうが、せっかくお受験で受かった学校です。できれば12年間楽しく通いたいものですが、環境や校風が合わないといったリスクは大きいので注意が必要でしょう。
小中高一貫校のデメリット3:入学には受験が必要
小学校受験は、年中さんの頃からスタートします。1年かけて幼児教室や塾に通い、模擬試験を受け教材を買い、時間と決して少なくはない費用がかかります。
また、小学校受験には家庭のしつけが重視されるので、小さい頃から意識して文化や生活習慣を学び、いろいろな体験をさせることも必要と言われています。さらに本人だけでなく両親もさまざまな準備が必要となる可能性があります。
しかし、国立の場合、第一選考で抽選が多く、頑張っても抽選で落ちることもあります。
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小中高一貫校のデメリット4:進学するにつれ学力差がでる可能性がある
小学校入学の時点での学力の検査は難しく、限界があります。小学校、中学校、高校と進学するにつれ、学力に差がでるケースが多々あるでしょう。
内部進学の場合、よほど学力と素行に問題がないかぎりは進学できますが、本人にはとてもストレスになる可能性があります。もし高偏差値の進学校だったら、生徒本人にも辛いこととなる可能性も否定できません。
小中高一貫校のデメリット5:教育費が私立だと高額になる
文部科学省の発表した「平成30年度子供の学習費調査の結果について 」によると、私立と公立に通う場合を比べると私立は教育費がかなり高額になることがわかります。
私立小学校が159万8,691円、公立小学校が32万1,281円です。そして私立中学校が140万6,433円、公立中学校が48万8,397円です。小学校の場合は、私立は公立の約5倍の教育費がかかり、中学校の場合、私立は公立の3倍弱となっています。
小中高一貫校の進学方法
多くの小中高一貫校では、学力や素行に問題がないかぎり内部進学が可能です。これを一般的にエスカレーター式またはエレベーター式と言います。
長期スパンでの教育には、受験なしの内部選考が理想のように感じている方も多いでしょう。しかし、国立の場合は内部選考だけの進学方法ではないと言われています。
国立の場合
国立大付属小学校は「安い学費で、良い教育環境」と、根強い人気を誇っています。都内だけでも複数の小中高一貫校があり、どこも偏差値の高い進学校としても知られている学校です。
しかしながら、国立大付属の場合は、内部進学は保証されていません。これは、小学校の生徒数よりも中学校の生徒数のほうが少ないからです。さらに中学受験と高校受験は外部に募集もしています。
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