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チェスのコツとは?序盤・中盤・終盤に分けて技などを解説!

チェスのコツとは?序盤・中盤・終盤に分けて技などを解説!

「キャスリング」をする

キングがお城(ルーク)の中へ入っていくように見えることから、この名前が付けられています。キャスリングは、キングを瞬時に安全な位置へ移動させる特殊な動作です。通常、キングは縦方向、横方向、斜め方向のいずれかに1マスしか進めない駒です。

しかし、条件が整えばこれ以外のマスに移動することができるようになります。取られたら負けのキングを安全な位置に移動させておくのは、勝つための重要なコツとなります。

このキャスリングの動作のみ、1手で2つの駒が動くことになります。チェスでは序盤から盤上の中央を支配することが重要で、その際にキングが中央にいると危険です。それを少ない手数で避ける手段としてキャスリングが有効です。

キャスリングの動作を練習できるサイトがあるので、実際に動かして試してみるとよいでしょう。

中盤は機転が大事

中盤では、定石やこれまであったパターンに頼ることが難しくなるため、機転が大事だとされています。ただし、いきなり機転と言われても初心者にとっては難しいので、まずは中盤のコツとなるいくつかのテクニックを覚えましょう。

中盤で使える技「フォーク(両取り)」

1つの駒で相手の駒を2つ以上取れる状態のことをフォークといいます。相手は、どちらかの駒を退避させても、もう片方の駒は取られてしまうことになります。中盤ではフォークを狙っていくのが勝つためのコツの1つとなります。

中盤で使える技「ピン(釘付け)」

ピンとは、相手の駒が動けないように「釘付け」にした状態のことを指します。

例えば、白のルークの直線上に、黒のビショップ、その後ろにキングがあるとします。白から見て、ビショップが手前にあり、キングの壁になっています。この場合、相手はビショップを動かすことはできません。

なぜなら、ビショップを動かした瞬間、白のルークがキングを取ることができるからです。黒のプレイヤーからすれば、ビショップを自由に動かすことができないので、望ましくない状況です。

フォークやピンを駆使して相手の駒を減らしていくことが、終盤を有利に進めるためのコツになります。

終盤はミスをしないよう気をつける

チェックメイトを意識する終盤では、ミスをしない冷静沈着さや読みの深さが重要とされています。終盤でも駒を取ることは重要ですが、何よりもキングを取ることと、その行動に移るタイミングが勝利へのコツになります。

チェックメイトするために必要な駒の組み合わせ

相手の駒がキング1つであったとしても、チェックメイトできなければ引き分け(ステールメイト)です。チェックメイトするには、最低限以下の駒の組み合わせが必要になります。

キング + クイーン
キング + ルーク
キング + ビショップ×2
キング + ビショップ + ナイト
キング + ポーン(クイーンまたはルークにプロモーション ※)
※ 将棋でいう「成る」に当たる

初心者は、将棋でいう詰将棋に当たるような、限られた手でチェックメイトする問題を解いてコツを掴みましょう。基本無料のスマートフォンアプリでも詰め問題ができるものもあるので、色々と試してみることをおすすめします。

特殊なルール「ブリッツ」とは?

ブリッツは早指しチェスのことで、5分などの非常に短い持ち時間で対局を行います。ブザーを5秒毎など短い時間に鳴るように設定して、ブザーが鳴ると同時に駒を指す電撃戦のことを指す場合もあります。

これらはチェスになれた上級者がやるべきルールで、コツを掴んでいない初心者が早指しチェスを行っても、ほとんど何も考えつかないままとりあえず駒を動かすことになってしまい、練習には向かないでしょう。

しばらくチェスを続け、ある程度コツを掴んでから挑戦するとよいでしょう。

チェスや将棋に共通するコツは「戦術」と「戦略」

チェスや将棋などのボートゲームにおいて、共通して重要なコツがあります。それは「戦術」と「戦略」、そしてその両方を意識することです。戦術と戦略は似た感じの言葉ですが、何が違うのでしょうか。

・戦略は、「長期的な視野に立って計画を立てて戦うこと」を指します。
・戦術は、「より短期的な数手程度の作戦」を指します。

強い人は戦略と戦術の両方を意識して駒を動かしています。ただ、チェスを始めたばかりでコツを掴めていない頃は戦略と戦術の両方を意識するのは難しいでしょう。その場合は、まずは短期的な「戦術」のコツだけを意識して駒を動かしてみるのも悪くないでしょう。

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