「那」の漢字の意味や読み方は?名づけ例173選・使う際のポイントも紹介 「那」の漢字の意味や読み方は?名づけ例173選・使う際のポイントも紹介 - chokomana
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「那」の漢字の意味や読み方は?名づけ例173選・使う際のポイントも紹介

「那」の漢字の意味や読み方は?名づけ例173選・使う際のポイントも紹介

目次

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    「生まれてくる子どもに、那がある名前ってどうなんだろう?」
    「那が含まれている名前はどんなパターンがあるのかな?」

     

    このように、子どもに「那」という漢字を名付けるときには疑問や不安があるのではないでしょうか。

     

    本記事では「那」が持つ本来の意味や成り立ちなどの基礎知識に加え、「那」を名付けるポイントと「那」を使った名前173選を紹介しています。

     

    この記事を読むことで「那」に込められた願いや想い、ほかの「な」との違いについて把握することができます。その知識をもとに「那」を使った美しい名前の選択肢が広がり、名付ける際に不安を抱えている方でも名前の良し悪しがわかるようになるでしょう。

     

    「那」を使った名前を子どもに与えたいと思っている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

     

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    「那」の読み方

    「那」という漢字の読み方は、音読みで「な」「だ」となります。常用漢字外の読み方として、訓読みで「なん(ぞ)」「なに」「いかん(ぞ)」とも読み、人名に使われる読み方では「とも」「ふゆ」「やす」と読まれます。

     

    地名では、沖縄県の「那覇市(なはし)」がよく知られている読み方でしょう。また、熟語であれば「刹那(せつな)」が馴染み深いでしょう。

    「那」の由来・成り立ち

    「那」は2つの象形文字から成り立つ会意文字になります。もともとは古い中国の地名を指す漢字でした。左側のヘンは糸やヒゲが伸びて垂れている様を表し、右側のツクリでは特定の場所を示す文字と座ってくつろいでいる様を表しています。

     

    へんが「しなやか」、つくりが「村」を意味していることから、「しなやかで美しい村」「上品な村」を意味する「那」ができたと言われています。

    「那」の漢字の意味

    「那」は、平成22年から常用漢字として追加されています。以前は地名や熟語で見られていた漢字ですが、一般社会での認知が向上し、名前にも用いられるようになったことから常用漢字となりました。

     

    ここからは「那」の文字が持つ本来の意味を4つ紹介します。

     

    出典 : 常用漢字表|文化庁
    参照 : https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/pdf/joyokanjihyo_20101130.pdf

    美しさを表す

    「那」は、もともと「美しい村」のような意味を持つ漢字であることから、日本各地にも「那」が付く名所はたくさんあります。

     

    おもに女の子の名前に「那」が多く使われますが、名は体を表す、ということわざにあるように、外見だけでなく心も美しくあって欲しいという願いが込められている漢字です。

    豊かさを表す

    「豊かさ」とは「多い」や「広い」などの物理的な解釈がありますが、人間に当てはめた場合には「懐が深い」と表現することができるでしょう。

     

    一家の大黒柱や檀家を「旦那」と呼ぶのは、「豊かさ」や「懐の深さ」の意味も持つことが由来とされています。それに由来して「他人を思いやる人に育ってほしい」という願いが込められています。

    ゆとりを表す

    「那」は、緩やかな時の流れやのんびりとした時間を表します。「那」が付く街の「那覇」や「那須」では、海や山などの自然に囲まれながら過ごすことができ、土地柄や人間性も穏やかな方が多いでしょう。

     

    「那」には人の心にゆとりを与える意味が含まれています。

    疑問や反語を表す

    古い文献では、「那(なん)ぞ」「那(なに)」「那(いかん)ぞ」という言い回しが使われていました。これは疑問や反語に「那」をたまたま使ったことが由来であり、現在ではあまり使われていません。

     

    仏教の用語である「刹那(せつな)」や「那落(ならく)」は、上記の意味が込められている言葉です。

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