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季節の親子クッキング 米粉でたこ焼きをつくろう

季節の親子クッキング 米粉でたこ焼きをつくろう

夏場は食欲が落ちてしまいがちですが、夏祭りの定番でもある「たこ焼き」は、つい手が伸びてしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、食物アレルギーやグルテンフリーを意識して使われることが多い「米粉」を活用した「たこ焼きレシピ」をご紹介します。

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たこ焼きのはじまりは?

明治末期から大正時代にかけて、駄菓子屋や縁日の屋台などで提供され、子ども達に人気のおやつだった「チョボ焼き」からの派生ともいわれています。「チョボ焼き」は、味付けとして生地に醤油を入れ、丸く焼いたもので、定番の具はこんにゃくや干しエビ、たくあんなどだったようです。

大正末期にラジオ放送が開始されると、屋台食「ラジオ焼き」が登場しました。その後、昭和初期に大阪市内の屋台でラジオ焼きの具にタコを用いた「たこ焼き」が販売されたのが始まりです。

当初は何もつけずに食べていましたが、濃厚ソースが誕生した戦後から、現在のかつお節や青のりをかけるスタイルが確立しました。

 

 

タコの旬はいつ?

蛸研究会が7月2日をタコの日と制定し、「稲の根が、タコの足のようにしっかり根付くように」という願いをこめて、関西地方では半夏生(7月2日頃)にタコを食べる風習があります。また、広島県の三原はタコの名産地であり、三原観光協会ではタコの足が8本あることから8月8日をタコの日と制定し、タコ供養を行っているそうです。

タコの旬は産地によって異なり、関西では夏、関東以北は冬とされており、関西地域では夏場に食べる機会が多い食材です

一般的に食用として日本で最も人気のあるのが「マダコ」です。刺身や寿司、たこ焼きなどの料理に使われ「麦わらダコ」とも呼ばれています。夏のマダコは産卵に向けて体力と栄養を蓄えているため、一番おいしい時期とされています。

 

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タコは何歳から食べていい?

3歳~3歳半で歯は生えそろいますが、咀嚼する力はまだ発達途中であり、3歳~6歳にかけて咀嚼する力が発達していきます。アレルギーがある場合は別ですが、一般的には歯が生えそろう3歳以上からが望ましく、咀嚼して飲み込む力を考えると、6歳以上になるとより安全に食べることができるようになってきます。

小さいお子さんと一緒にたこ焼きを楽しむ場合には、たこではなく、チーズやウインナー、お子さんの食べられる食材に変えて楽しんでみましょう。

 

親子で作ろう!米粉たこ焼き

<材料>

(30個分)

・米粉(製菓用)…150gA卵…2個
A和風だしの素(顆粒)…小さじ2
Aしょうゆ…小さじ1・水…2・1/2カップ
・ゆでタコ…150g

・万能ねぎ…10g
・紅しょうが…少々(※)
・お好み焼きソース(たこ焼きソース)…適量
・マヨネーズ…適量

・かつお節…適量

・青のり…適量

(※)紅しょうがは苦手なお子さんも多いため、好みに合わせて調整しましょう。

 

<具材のアレンジ>

タコの代わりに、ウインナー、チーズ、蒸しじゃが芋、コーンを入れると、お子さんも食べやすくなります。何種類か作って「何が入っているかな?」と楽しみながら食べてみるのもいいですね。

 

<作り方>

・タコは1cm角、万能ねぎは小口切り、紅しょうがはみじん切りにする。

(3歳以下のお子さんには、タコをほかの具材に変えるようにしましょう)

・ボウルにAを合わせ、分量の水のうち1カップを加えて混ぜる。

・⑵に米粉を加え、泡だて器でダマがなくなるまで混ぜ合わせる。

・残りの分量の水を少しずつ加えながら混ぜ合わせる。

・たこ焼き器を温め、サラダ油(分量外)をペーパータオルにしみ込ませ、全体に塗る。

・再度よく混ぜ合わせた⑷をたこ焼き器の穴いっぱいに入れる。

・タコを1個ずつ入れ、万能ねぎ、紅しょうがを生地のうえに散らす。

・焼き色がついてきたら穴のまわりの生地も一緒に入れ込みながら竹串でひっくり返すし、焼き色をつけていく。

(一度穴のまわりを一周竹串でなぞって生地を剥がしやすくし、周りの生地を中に巻き込みながら、丸めていきましょう。巻き込んだ部分を下にして焼きながらくるくる回していき、丸い形をつくっていきます)

・器に盛りつけ、ソース、マヨネーズ、かつお節、青のりをふる。

(焼きたては中がとても熱く、冷めにくい状態です。お子さんが食べる際には十分に冷まし、火傷に注意しましょう)

 

<保存>

焼き上がったたこ焼きは、きちんと冷ましてから密封できる保存容器に入れ、冷凍保存ができます。

保存期間としては2週間を目安にし、そのまま食べるときには電子レンジで温めてから食べましょう。

冷蔵庫で半解凍させて揚げたり、トースターで焼くと外はカリッと、中がトロっとした仕上がりになります。

お子さんと作るポイント

☆2~4歳のお子さんには

◎米粉と水を、一緒に混ぜてもらいましょう。

米粉はだまになりにくいため、低年齢のお子さんに混ぜてもらうことができます。ゆっくり混ぜる見本を見せてから「ゆっくり動かそうね」と声をかけてやってもらいましょう。

 

☆5~6歳のお子さんには

◎生卵を割ってもらいましょう。

初めてのときには殻が入ったりとうまくいかないことのほうが多いですが「自分でチャレンジした」ということが、お子さんにとって達成感を感じられるポイントになります。

「生卵を割ってみよう!」

 

◎タコや、青のり、紅ショウガを入れるお手伝いをしてもらいましょう。

大人の話を聞いて、危ないこととできることの判断ができるようになってきます。鉄板での火傷や怪我には十分に注意し、大人が目を離さないようにしましょう。

 

◎たこ焼きの仕上げをしてもらいましょう。

大人が丸めたものを、時々竹串で動かして焼き上げる部分を一緒にやってみましょう。

生地を丸めるところも「やってみたい」と思うお子さんも多いかと思います。崩れてしまっても焼いているうちに丸いかたちにしていくことはできるので、余裕があるときには一緒にやってみるのもいいでしょう。

つい、熱中して鉄板に近づいて手を当ててしまい、火傷をしてしまうこともあります。作る数を少なくして、大人もお子さんも集中できるようにしておきましょう。

まとめ

日本のタコの消費量は、なんと全世界の2/3にものぼる世界一のタコ消費国です!家庭で買って食べる機会は少ないかもしれませんが、たこ焼きや居酒屋のおつまみなど日常的に食べる機会は多いので、思っている以上に食べている方は多いのではないでしょうか。

 

夏休みになるといつもより家族で過ごす時間も多くなります。

お子さんたちも日々できることが増え、「やってみたい!」という気持ちも強くなってきますので、お手伝いをしてもらうことで、料理作りや食材への興味も高めていくことができます。

たこ焼きは、食事にもおやつにもなり、いろいろなアレンジも楽しめるので、お子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか。

 

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