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お家で簡単に作れる「さつま芋」レシピ

お家で簡単に作れる「さつま芋」レシピ

乳幼児期は胃が小さく消化機能も未熟なため、「おやつ」は第四の食事ともいわれ、エネルギーや栄養を補うためにとても大切なものです。エネルギーや栄養の面からも、季節の野菜や果物はおやつに取り入れていただきたい食材でもあります。

今回は秋から冬にかけておいしくなる「さつま芋」を使った、ご自宅でお子さんと一緒に簡単に作れるさつま芋レシピをご紹介します。

【さつま芋の栄養】

さつま芋はビタミンC、ビタミンE、β-カロテン、食物繊維を豊富に含む食材です。

ビタミンC、ビタミンE、β-カロテンは抗酸化作用が期待でき、生活習慣病予防や美肌に効果的です。食物繊維はお腹の調子を整え、排便を促す働きがあります。

皮に含まれるアントシアニンはポリフェノールの一種で、血管を若々しく保ち、目の健康を維持するなどの効果が期待できます。

【さつま芋レシピ】

離乳食にも登場機会の多い野菜で、加熱すると甘くなり、おやつとしても食事としても加工しやすくアレンジの幅も広い野菜です。蒸しパンに加えるなどの方法もありますが、栄養たっぷりのさつま芋をダイレクトに味わえる、さつま芋をメインに使ったおやつレシピをご紹介します。

一口サイズのスイートポテト

一般的なスイートポテトは一つずつ丸めたり、絞り袋を使ったりしますが、今回のレシピは混ぜて伸ばして切って焼く!作り方です。さつま芋を潰す、材料を混ぜる工程は小さいお子さんにも手伝ってもらうことができます。5歳くらいのお子さんであれば、切るところもできるので、お子さんと一緒に作れるおすすめレシピです。

<下準備>

オーブンを220℃に予熱する。

<材料> 作りやすい分量

さつま芋(皮をむいたもの)…200g
A砂糖…大さじ1/2(※)
A塩…ひとつまみ
Aバター…20g
牛乳…大さじ1(※)

(※)砂糖、牛乳はさつま芋の甘さとかたさに合わせて調整してください。

牛乳、黒ごま…適量

<作り方>

①さつま芋は1cm厚の輪切りにして水に5分ほどさらし、蒸し器でやわらかくなるまで加熱する(電子レンジの場合は耐熱容器に重ならないように並べ入れて600Wで2分30秒~3分ほど加熱する)。

②①が熱いうちにフォークなどでつぶし、ボウルに入れてAを加え、よく混ぜる。

※お子さんと一緒の場合は粗熱をとり、火傷しないように気をつけてください。

③粗熱が取れたら、牛乳大さじ1を加えてよく混ぜ、直径2cmくらいの棒状に伸ばし、2cm長さに切る。(フォークなどでも簡単に切れます。)

※牛乳は、しっとりして成形できるくらいのかたさになるよう調整して加えましょう。
※棒状にするところまでは大人が行い、切るところをお子さんにお願いするのもいいでしょう。

④天板にオーブンシートを敷いて③をおき、牛乳を表面に塗って黒ごまをのせ、予熱したオーブンで焼き色がつくまで焼く(5~10分程度)。

<ポイント>

・さつま芋はつぶしたときに抵抗なくつぶれるようにしっかりと火を入れてください。
・焼き色をつけるために卵を使用しないため、優しい焼き色に仕上がります。
・長くオーブンに入れておくとパサつくので、色つきが悪い場合は温度を250℃にし、短時間で焼き色をつける、またはオーブントースターを使うなどしてください。

<さつま芋クッキー>

卵を使わずアレルギーの子も安心して食べられるレシピです。

また、食品用ポリ袋を使い、手間なく作れます。

大人が手を添えてあげると、2~3歳のお子さんとも一緒に作ることができますよ。

<下準備>

オーブンは170℃に予熱しておく。

<材料> 作りやすい分量

さつま芋(皮をむいたもの)…100g
バター…30g
砂糖…40g
薄力粉…80g

<作り方>

①さつま芋は1~2mm厚の輪切りにし、10分ほど水にさらす。
②耐熱容器にさつま芋を重ならないように入れ、ふんわりとラップをかけて600Wで1分30秒~1分40秒加熱する(指で押して簡単につぶれるくらいに)。
③粗熱をとり、食品用ポリ袋に入れて袋の上から手でもみ、なめらかになるまでつぶす。
④バター、砂糖を入れてよくもみ、全体が混ざったら薄力粉を入れてひとまとまりになるまでさらによくもむ。
⑤5mmくらいの厚さになるように伸ばし、食べやすい大きさに切り分け、クッキングシートをしいた天板に並べる。
⑥170℃のオーブンで12~15分程焼く。

<ポイント>

・お子さんと作るときには、さつま芋の温度で火傷しないように気をつけましょう。
・袋は破れやすいので、乱暴に扱わず、丁寧に作ることをお子さんに伝えましょう。
・さつま芋の比率が多く、型抜きするのは難しい生地なので、丸く成形したり、包丁でカットして食べやすい大きさにするとよいでしょう。

【まとめ】

さつま芋は素材そのものが甘く、貯蔵することで甘みが増す野菜です。秋に収穫されたさつま芋は冬になるにつれておいしくなってきます。おやつに取り入れる時には蒸かし芋や焼き芋でそのまま味わってももちろん美味しいですが、今回のようにさつま芋をメインにしたアレンジおやつもおすすめです。お休みの日にお家でお子さんと過ごす機会があれば、ぜひ混ぜたり切ったりとお子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか。

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