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薄口しょうゆの代用とは?濃い口しょうゆの使い方や白だしの注意点を紹介

薄口しょうゆの代用とは?濃い口しょうゆの使い方や白だしの注意点を紹介

薄口しょうゆを他の調味料で代用する際には、注意するポイントがあります。

 

薄口しょうゆの特徴は、塩分が高いことと、色が薄いために素材の色を活かした仕上がりにできるという点です。薄口しょうゆの代用を探す場合は、色は薄めでも塩味をしっかり感じられるような調味料を選んで代用しましょう。

めんつゆは代用として使えない

めんつゆとは、しょうゆに砂糖や、みりん、出汁などを加えたもので、主に麺料理のつゆとして使うものです。水で薄めて使うもののほか、原液で使うものなどがあり、メーカーにより味もさまざまですが、一般的に色、味、香りが濃い目に仕上がっています。

 

色合いが濃い目になってしまうため、めんつゆは薄口しょうゆの代用として不向きと言えるでしょう。

白だしを代用にするには注意が必要

白だしは、薄口しょうゆや白しょうゆなどに出汁を加えたもので、薄口しょうゆと同じように、色が淡く素材の色を活かす料理に使われます。

 

白だしの場合も、塩分の違いや出汁の種類の違いなど、メーカーによってさまざまな特徴が見られます。

 

白だしには薄口しょうゆ以外に多くの調味料が加えられているため、薄口しょうゆに似た味にはできても、正確なレシピ通りには作れないということを把握しておきましょう。

薄口しょうゆや濃口しょうゆ以外にもあるしょうゆの種類5つ

日本には、薄口しょうゆや濃口しょうゆ以外にも、たくさんの種類のしょうゆがあります。例えば、地域独自に醸造されたしょうゆもたくさんあり、それらは郷土料理の味付けに欠かせないものになっている場合もあるでしょう。

 

ここからは、濃口しょうゆほどの生産量ではなくても、全国に流通しているしょうゆについて、いくつか紹介して行きます。

1:たまりしょうゆ

たまりしょうゆは、濃い色でとろみやうまみがあり、独特な香りがあることが特徴ですが、薄口しょうゆや濃口しょうゆとは、原料も製法も違います。

 

たまりしょうゆの原料は大豆のみです。この大豆に、麹を加えたものを約1年間発酵させて、みそ玉麹を作ります。

 

そこから染み出るもろみ液を、みそ玉麹にかけて染み込ませる作業を何度も繰り返し、熟成させてたまりしょうゆが完成します。とても手間と時間がかかるため、生産量が少ないしょうゆです。

 

使い方としては、刺身、寿司などそのままつけて食べる他、濃い色がついてうまみが増すため、照り焼きなどの調理に使われます。

2:白しょうゆ

白しょうゆは、薄口しょうゆよりもさらに淡い色のしょうゆです。主な原料は、精白した小麦と少量の大豆で、薄い色に仕上げるために醸造期間が短い点が特徴です。

 

大豆との比率で考えた場合、かなり小麦寄りのしょうゆと言えるでしょう。お吸い物や茶碗蒸しなど、淡い色に仕上げたい料理に使われます。

3:無塩しょうゆ

無塩しょうゆとは、ほぼ塩分が含まれない、しょうゆ風の調味料のことです。一般的なしょうゆは、しょうゆ麹に食塩水を入れて作りますが、無塩しょうゆは食塩を使わないのが特徴です。

 

そのため、塩味はほとんどありませんが、アミノ酸などでうまみの調整をした商品が多く、しょうゆの代わりの調味料として使われます。食事制限で塩分をコントロールしている方にとっては便利な商品と言えるでしょう。

4:減塩しょうゆ

減塩しょうゆとは、食品表示法で規定された「しょうゆ100g中、食塩量9g以下(ナトリウムとして3,550㎎以下)」に当てはまるしょうゆのことです。これは、濃口しょうゆの半分以下の塩分です。

 

濃口しょうゆに比べて、製造に手間と時間がかかるため、少し値段が高めです。また、賞味期限は短く、開封後は冷蔵庫保管が必要という点も特徴です。料理する時は、塩分が低いため、他の調味料で味を調整する必要があります。

 

出典:しょうゆ品質表示基準の改正について|農林水産省
参照:https://www.maff.go.jp/j/jas/kaigi/pdf/090209_sokai_w.pdf

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