なめこの賞味期限はどれくらい?保存方法によっての違いをご紹介
食育
2021.11.25

目次
なめこを購入して、時間が経ってから「まだ食べられるだろうか」と賞味期限の表記を探したけれど、見つからなくて困ったという経験はありませんか。賞味期限の表記がない食品もあるため、食べられる目安を覚えておいた方が良いでしょう。
本記事では、なめこの賞味期限の考え方や、安全な状態で長い期間食べられる保存の仕方などを解説しています。
賞味期限の切れた、まずい食材を与えてしまうと、お子さんの好き嫌いを作ってしまう可能性もあります。たとえ、明確な賞味期限の表記がない食材であっても、食べごろを見分けるポイントを知ることで、おいしい状態のまま使い切ることができるでしょう。
傷みかけのなめこを使うことなく、おいしい状態で家族に出せるように、賞味期限の見極め方と保存方法についての知識を覚えておきましょう。
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なめこの賞味期限ってどのくらい?
なめこのようなきのこ類は、生産物であり加工品ではないため、賞味期限や消費期限の表記が義務づけられていません。なめこの「食べどき」は、消費者がなめこの状態を見て、判断することになります。
なめこを購入したときの状態や、その後の保存方法によって賞味期限は変わりますが、なめこの賞味期限は3日程度だといわれています。最終的には、自分で目や鼻などを使って判断することになるため、見極めるためのポイントを理解しておきましょう。
出典:知っていますか 食品の期限表示?|消費者庁
参照:https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10993152/www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin376.pdf
なめこに賞味期限の記載がない理由
すべての食品になんからの「期限」が表記されているもの、と勘違いしている人も見受けられますが、賞味期限や消費期限は加工品にのみ表記を義務づけられています。
なめこは、生産物であるため、期限の表記は義務づけられていません。大根や人参に賞味期限や消費期限が表記されていないのと同じです。
出典:知っていますか 食品の期限表示?|消費者庁
参照:https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10993152/www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin376.pdf
なめこの賞味期限について5つ
賞味期限とは、「おいしく食べられる期限」のことです。販売者側から賞味期限の提示がなくても、賞味期限は存在します。食べる人の味覚や嗅覚などによっても賞味期限は多少異なりますが、保存の仕方によっても違ってきます。
ここでは、保存方法による賞味期限の違いについて理解しましょう。
- ・冷蔵の場合
- ・冷凍の場合
- ・真空パックの場合
- ・缶詰の場合
- ・瓶の場合
1:冷蔵の場合
なめこを買ってきて、そのまま冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は3日程度だといわれています。なめこは傷みやすい食品なため、冷蔵庫保存の場合も、冷蔵室や野菜室よりもチルド室の方が長持ちさせられます。
買ってきた袋のまま保存するよりも、保存袋に入れ替えた方が長持ちするとされていますが、味や風味を損なわずに食べるためには、2~3日内に消費した方がよいでしょう。
2:冷凍の場合
なめこは冷蔵では3日程度しかおいしく食べられませんが、冷凍にすれば1カ月程度はおいしく食べられるといわれています。すぐに料理する予定がある場合を除いて、なめこを買ってきたら冷凍庫に入れて保存しておくとよいでしょう。
株つきのなめこを購入した場合は、冷凍後の使いやすさを考慮して、石づきを落としてから保存袋に入れて、冷凍しておくことをおすすめします。
3:真空パックの場合
真空パック状態で売られているなめこは、チルド室で保存すれば、賞味期限は1週間程度といわれています。
真空パックのなめこは、雑菌から遮断されているため、袋入りのなめこよりは賞味期限が長くなります。さらに賞味期限を延ばすためには、真空パックのまま冷凍庫保存がおすすめです。
4:缶詰の場合
缶詰のなめこは、加工品になるため、缶詰に賞味期限が表記されています。加工の仕方によって賞味期限にも差がでるため、表記されている賞味期限に従ってください。一般的には、缶詰になっていれば、目安として1年以上の賞味期限があります。
缶詰は加熱殺菌処理がされており、空気も抜かれていることで雑菌が繁殖しづらい状態ですが、開封してしまうと空気に触れるため劣化がはじまります。開封したら短時間で消費しましょう。
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