消費期限が切れた肉の注意すべきポイントとは?冷凍保存や解凍の正しい方法も紹介
食育
2021.11.25

目次
「今日特売日だったから肉を買いだめしちゃったけど、消費期限内に使いきれるかなあ?」
「ここ最近行事続きで、3日前に買った肉の消費期限がとうとう来ちゃった!」
冷蔵庫で消費期限が気になる肉を発見したことはないでしょうか。
この記事では、消費期限が切れた肉の注意すべきポイントや、肉の冷凍保存と解凍の正しい方法を紹介しています。
記事を読むことで、消費期限が切れた肉でも安全に食べられるかどうかを見極めることができるようになります。また、正しく肉を保存する方法を知ることができるため、お得に購入した肉を無駄にすることなく消費できるでしょう。
肉を無駄なく安全に食べたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
▼この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます。
消費期限切れの肉はどのくらい危険?
消費期限切れの肉は、品質が劣化し、腐敗が進みます。腐敗した肉を食べると、食中毒を引き起こす恐れがあるため、注意しましょう。
腐敗した肉を食べることで、下痢や腹痛、発熱などが数日間続いたり、体調面に不調を覚えたりすることもあります。
肉の種類3タイプそれぞれの傷むまでの日数
肉が傷むまでの日数は、肉の種類や保存状態によって異なります。
ここで、社団法人日本食肉加工協会が制作した「期限表示のための試験方法ガイドライン〔食肉(食肉加工品(半製品)を含む。)〕 」をもとに、主な肉の種類3タイプについて、保存温度別に肉が傷むまでの日数をまとめました。
出典:食肉及び(半製品)の期限表示ガイド-8(H.07.04.04)|社団法人日本食肉加工協会
参照:http://www.shokunikukaken.jp/pdf/others/5-1-7kigen_shokuniku.pdf
- ・豚肉
- ・鶏肉
- ・牛肉
1:豚肉
豚肉に限りませんが、保存温度が0℃に比べて、10℃では傷むまでの日数が半減してしまいます。
購入店から家の冷蔵庫に入るまでの時間をなるべく短くしたり、肉に氷やドライアイスなどを添えて外気温の影響を受けづらくしたりするなど、保存温度をなるべく低くする工夫をしましょう。
肉のタイプ | 保存温度 | 傷むまでの日数 |
---|---|---|
スライス | 10℃ | 3日 |
4℃ | 5日 | |
0℃ | 6日 | |
ブロック | 10℃ | 3日 |
4℃ | 6日 | |
0℃ | 7日 | |
ひき肉 | 10℃ | 1日 |
4℃ | 3日 | |
0℃ | 5日 |
2:鶏肉
鶏肉を保存する場合、保存温度10℃ではどのタイプも1日で傷み始めます。
また、豚肉や牛肉の同じタイプ、同じ保存温度で比較すると、傷むまでの日数は同じ、または短く、他の肉より傷みやすいことが分かります。
肉のタイプ | 保存温度 | 傷むまでの日数 |
---|---|---|
スライス | 10℃ | 1日 |
4℃ | 4日 | |
0℃ | 6日 | |
ブロック | 10℃ | 1日 |
4℃ | 4日 | |
0℃ | 6日 | |
ひき肉 | 10℃ | 1日 |
4℃ | 2日 | |
0℃ | 4日 |
3:牛肉
関連記事一覧
-
今が旬!栄養満点のもずくを食べよう わかめや昆布、ひじきなど、海に囲まれた日本にとって、海藻は昔から身近な食べ物です。ほとんどの海藻は春から夏にかけて旬を迎えます。今回はそのなかでもツルツル、シャキシャキの食感がおいしい、「もずく」についてご紹介します。&...
食育
2023.05.16
-
今注目の米粉で作る 簡単おやつ・お煎餅 秋に収穫を迎えるお米ですが、苗の植え付けは5月~6月に行われます。パリッとしておいしいお煎餅は、これから秋に向け成長する「お米」から作られています。実は、家庭でも米粉で簡単にお煎餅を作ることができます。今回はお子さんと...
食育
2023.05.16
-
どうしておやつは3時なの? おやつは、お子さんにとっても大人にとっても嬉しい時間です。よく「3時のおやつ」という言葉を耳にしますが、なぜ「3時」なのかご存知ですか?今回は、知っているようで意外と知らない、「おやつ」についてご紹介します。 ...
食育
2023.03.28
-
ワクワクするおいしいお弁当 ~彩りがバランスのヒントに!~ 「お弁当」と聞くと、ワクワクする気持ちになるお子さんは多いのではないでしょうか。行事やイベントで食べるお弁当はひときわ嬉しいものですよね。実は、お弁当箱を使うと食事のバランスがとってもわかりやすく表現できます。今回はこれ...
食育
2023.03.28
-
春の山菜 日本原産の「ふき」を食べよう 春先になると多く出回る山菜「ふき」。独特の香りとほろ苦さが特徴で、煮物や炒め物などにしてよく食べられます。水煮のものは通年手に入りますが、やはり生のふきは味も香りも格別です。今がおいしい「ふき」についてご紹介します。&n...
食育
2023.03.28