梅シロップに生えるカビの種類とは?原因や対処法と楽しみ方も紹介
食育
2021.11.22

目次
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梅シロップを作る際に、カビが生えないように気を付けるポイントがあります。カビが生える原因を知った上で気を付けて作ると、カビの発生を防げるでしょう。
ここでは、梅シロップ作りで気を付けたい7つのポイントについて紹介します。
- ・容器と梅の水分をしっかり拭う
- ・手指や器具の消毒はしっかりと行う
- ・傷がなく新鮮な青梅を使う
- ・漬けこむ前に梅を冷凍する
- ・梅シロップを仕込む際にお酢を少量加える
- ・毎日欠かさず保存容器をゆする
- ・涼しく日が当たらない場所で保管する
1:容器と梅の水分をしっかり拭う
梅シロップ作りの下準備として、使用する保存容器と梅は洗浄後、しっかりと水分を拭き取りましょう。水分が少しでも残った状態で密封してしまうと、カビの発生を促してしまう可能性があるからです。
保存容器は細かい溝の部分まで、梅はヘタの部分まで細かく丁寧に水分を拭き取りましょう。保存容器と梅の水分を拭き取った後に、少し空気に触れさせ、十分に乾燥させてから仕込みます。
2:手指や器具の消毒はしっかりと行う
手指や梅シロップ作りで使用する器具は、しっかりと消毒してから使用しましょう。
最初に、洗剤を使って丁寧に洗い流したら、アルコールで念入りに消毒します。器具の場合は、煮沸消毒や熱湯消毒でしっかりと消毒しましょう。
3:傷がなく新鮮な青梅を使う
梅シロップを仕込む際に使う梅は、カビの発生を防ぐため、傷のない新鮮な青梅を選んだ方が良いでしょう。
梅に傷があると、傷からカビが発生してしまうことがあります。できる限り傷のない、ふっくらと丸みのある艶やかな青梅を選んでください。
4:漬けこむ前に梅を冷凍する
梅シロップを仕込む際に、あらかじめ冷凍しておいた梅を使いましょう。梅は冷凍することで、繊維が壊れやすくなり、梅シロップ作りに必要な梅のエキスが抽出しやすくなります。梅のエキスを早く出すことで、白カビの発生を防げるとも言われています。
下処理した梅を一晩、冷凍庫で凍らせて、梅シロップを仕込みましょう。
5:梅シロップを仕込む際にお酢を少量加える
梅シロップを仕込む際、お酢を少量加える方法があります。
お酢を加えることで、菌の発生を防ぎやすくなり、味も酸味の効いた梅シロップに仕上がるでしょう。お酢は、全体に行き渡るように入れてください。
6:毎日欠かさず保存容器をゆする
梅シロップを仕込んだら、毎日欠かさず保存容器をゆすりましょう。梅の実がシロップから露出していることでカビが生えやすくなります。可能な限り、梅の実をシロップに使った状態を維持しましょう。
毎日大きくゆする時、梅シロップが全体に行き届くことを意識します。中でも漬け始めは、梅シロップが梅の実に届かない場合も多いので、しっかりとゆすってください。
7:涼しく日が当たらない場所で保管する
仕込んだ梅シロップは、できる限り涼しく、日が当たらない場所で保管します。梅シロップを仕込む時期は、カビが好む高温多湿な梅雨の時期と重なることがあります
そのため、カビの発生を防ぐために、冷暗所のように涼しく風通しの良い場所で保管しましょう。もし、家庭の中で適切な保管場所がない場合は、冷蔵庫での保管しましょう。
梅シロップの色々な楽しみ方3選
ここまで、梅シロップの保管方法や梅シロップに生えるカビについて紹介しました。最後に、梅シロップのさまざまな楽しみ方について紹介します。濃いめの梅シロップには、色々な楽しみ方があります。
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