梅シロップに生えるカビの種類とは?原因や対処法と楽しみ方も紹介
食育
2021.11.22

目次
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- ・保存容器の消毒が足りない
- ・洗った梅や容器に水分が残っている
- ・梅がシロップから露出している
- ・保管場所の温度が高い
1:保存容器の消毒が足りない
梅シロップを作る際に使用する保存容器の消毒が足りないと、カビが生えてしまう恐れがあります。保存容器はしっかりと消毒しましょう。
保存容器の消毒には、アルコールや消毒液を使ったやり方と熱による消毒方法があります。使用する容器によっては熱に弱い素材もあるので、使用する容器に合わせてしっかりと消毒しましょう。
2:洗った梅や容器に水分が残っている
洗った梅や容器に水分が残っている場合も、梅シロップにカビが発生しやすくなります。カビは湿度の高い環境を好むため、密封容器の中に残った水分をエネルギーにして、カビが発生してしまいます。
そのため、洗った梅はヘタの部分までキッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取り、使用する容器についても、洗ったらしっかり乾燥させてから使いましょう。
3:梅がシロップから露出している
シロップに梅を漬け込んでいる時に、梅の実がシロップから露出していると、カビが生えやすくなります。露出した梅を放置すると、発酵しやすく、発酵が進むことでカビの原因になります。
漬け込んだ梅の量によって露出してしまう場合、保存容器をゆすります。ゆすることで、同じ梅が露出し続けないようにします。
4:保管場所の温度が高い
梅シロップの保存容器を温度の高い場所に保管しないようにしましょう。温度の高い場所で保管すると雑菌が増えやすく、カビの発生に繋がります。
温度の高い部屋に限らず、太陽光が当たりやすい場所や湿度の高い場所での保管も避けた方が良いでしょう。
梅シロップがカビた時の対処法3つ
カビが生えないように意識しても、場合によっては梅シロップにカビが発生してしまうこともあるでしょう。万が一、カビが生えた後でもあらかじめ対処法を知っておけば安心です。
ここでは、梅シロップにカビが発生した時の対処法について解説します。
- ・まずはカビの状態や臭いを確認する
- ・梅を取り出しシロップを加熱する
- ・梅酒に作り直す方法もある
1:まずはカビの状態や臭いを確認する
梅シロップのカビを見つけたら、まずはカビの状態や臭いを確認しましょう。変色していたり、鼻をツンと突き刺すような臭いがする場合、飲まずに処分します。
また、アルコールの臭いがした場合、発酵が進んでいる可能性が高いため、お子さまやお酒が苦手な方は気を付けてください。
2:梅を取り出しシロップを加熱する
梅シロップに白カビを見つけたら、梅を取り出してシロップを加熱します。保存容器に入ったシロップを鍋に移し、弱火にかけて5〜10分程度しっかり加熱します。
もし、不純物が気になる場合は、熱いうちにコーヒーフィルターなどを使って、梅シロップを濾過しましょう。
3:梅酒に作り直す方法もある
発酵して白カビが生えてしまった梅シロップは、梅酒に作り直す方法もあります。梅酒に作り直すには、シロップにホワイトリカーを合わせて仕上げます。その後、半年から1年ほど寝かせて完成です。
ちなみに、ホワイトリカーの他にブランデーなどを合わせても良いでしょう。
梅シロップ作りで気を付けたい7つのポイント
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