柿に含まれる栄養成分やカロリーは?効能や効果的な食べ方もあわせて解説
食育
2021.12.13

目次
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柿の栄養素を考えた食べ方のコツ4つ
柿の栄養や効能について確認してきましたが、これらの栄養素を踏まえて、食べ方の工夫はあるのでしょうか。ここでは、柿の栄養素を考えた食べ方のコツを4つピックアップして紹介していきます。
柿を食べる際に、ぜひ思い出して実践してください。
- ・皮を薄くむいて食べる
- ・柿の皮を調理して食べる
- ・普通サイズの柿で2個程度を目安に食べる
- ・ダイエット中のときはカロリー面に考慮する
1:皮を薄くむいて食べる
果物の皮には、中の果実を紫外線などから守る役割があるため、抗酸化作用があるビタミンやポリフェノールなどが集中的に集まっています。
柿の皮はそのまま食べるには少し硬いため、皮の近くに集まった栄養素をなるべく取るために皮はできるだけ薄くむきましょう。
ちなみに、完熟した柿の皮はペクチンの働きにより柔らかくなるため、皮ごと食べやすくなります。
2:柿の皮を調理して食べる
抗酸化作用のあるビタミンCやポリフェノールなどの栄養がたくさん詰まった柿の皮は、捨てずに調理して食べられます。</strong >
生の柿の皮は、天ぷらやきんぴらにして食べたり、天日やオープンで乾燥させてほんのり甘い柿チップス、粉にしてヨーグルトなどのトッピングなど、色々な食べ方があります。
皮についた農薬が気になる場合は、皮をむく前にお湯で洗ったり、野菜果物用の洗剤などで洗うと良いでしょう。
3:普通サイズの柿で2個程度を目安に食べる
栄養価が高いとされる柿は、普通サイズ1つでビタミンやミネラルなどを摂取できます。しかし、1回に大量に食べると、お腹を壊したり胃痛になることもあります。柿は、普通サイズのものを1日に2個程度を目安に食べるようにしましょう。
4:ダイエット中のときはカロリー面に考慮する
前述したとおり、柿1つのカロリーは約120kcalです。ダイエット中の方は、糖質の量に注意しましょう。
特に、干し柿は小さくて食べやすいためたくさん食べてしまいがちですが、生の柿の約4倍のカロリーがあるため注意しましょう。
柿の栄養を知って効果的な食べ方をしよう
柿には人間の体に大切な栄養や効能がたくさん含まれている果物だということがわかりました。日本では古くから万病に効く食材として、食用や漢方の材料などとして使われていきした。
実や皮だけでなく、柿の葉も、柿の葉寿司や柿の葉茶などとして親しまれています。生の柿の旬は10月から11月頃とされていますが、ハウスものや冷蔵ものを含めて8月から1月頃まで楽しめるでしょう。
柿の栄養や効能を知って、美味しく効果的に柿を食べましょう。
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