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柿に含まれる栄養成分やカロリーは?効能や効果的な食べ方もあわせて解説

柿に含まれる栄養成分やカロリーは?効能や効果的な食べ方もあわせて解説

柿100gあたりには、170mgのカリウムが含まれています。カリウムは、体の中のナトリウム(塩)を調整して、細胞や血管の圧力などを調整しています。

 

カリウムは、体内のナトリウムが多くなると、尿によって体の外に排出させる作用があるため、血圧低下や脳卒中の予防に効果があるとされています。

 

出典:かき 甘がき 生|食品栄養成分データベース
参照:https://food-composition.info/7/7076000/7049.html

柿の味の変化における栄養素との関わり

柿が苦手な人の理由として、渋みをあげる人は多いのではないでしょうか。柿は、そのまま放置しておくと、「追熟」と言って実が柔らかくなり甘さが増します。柿の渋みと追熟には、柿に含まれているペクチンとタンニンの2つの栄養素が関係しています。

 

ここからは、ペクチンとタンニンが柿の味の変化にどのように関わっているかを紹介していきます。

完熟柿の柔らかさや甘味はペクチンの働きによる影響

完熟の柿には食物繊維のペクチンがより多く含まれるため、組織が分解されて柔らかくなります。ペクチンの酵素作用によって、甘さも増します。

 

エチレンガスを出すリンゴと一緒に袋に入れておくと、追熟が進みやくなり、早く完熟にできると言われています。熟し過ぎてしまった柿は、そのまま冷凍庫で凍らせてシャーベットのように食べられるほか、スムージーなどにも応用できるでしょう。

渋みはタンニンによる影響

柿の渋みのもとは水溶性のタンニンで、口の中に入れると渋みを感じます。タンニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。

 

柿には甘柿と渋柿がありますが、甘柿は収穫すると溶けにくい不溶性タンニンに変わるため、渋みが減少し甘くなり始めます。一方、渋柿は収穫しても水溶性タンニンのままのため、渋さが残りやすいとされています。

 

干し柿などにする際には、アルコールや炭酸ガスで処理をして、渋さを取り除くと良いでしょう。

 

出典:抗酸化物質(こうさんかぶっしつ)
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-009.html

干し柿との栄養の違いとは?

干し柿100gあたりのカロリーは276kcalです。炭水化物や脂質、たんぱく質など栄養も生の柿より多くなり、エネルギー摂取効果が高い食品と言えるでしょう。

 

カリウムやカルシウム、マンガン、鉄などのミネラルは多くなりますが、ビタミンCの含有量は少なくなります。

 

出典:かき 干しがき|食品栄養成分データベース
参照:https://food-composition.info/7/7076000/7051.html

柿のカロリー

柿100gあたりのカロリーは60kcalで、普段スーパーなどで買える柿の重さが約200gだとすると、柿1つのカロリーは約120kcalです。食べる際はカロリーを考えて食べるようにしましょう。

 

出典:かき 甘がき 生|食品栄養成分データベース
参照:https://food-composition.info/7/7076000/7049.html

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