ぶどうに含まれる栄養素とその効果|品種やおいしい保存方法も解説
食育
2021.12.03

目次
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ぶどうはとてもデリケートな果物です。常温で置いておくとすぐに痛んでしまい、おいしいぶどうが台無しになってしまいます。
次は、ぶどうの保存方法について説明します。ぶどうを長持ちする方法を学び、ぶどうを上手に保存しましょう。
1:一粒ずつ密閉袋に入れて保存する
巨峰のように大粒のぶどうを冷蔵庫で保存する場合は、一粒ずつに分けて密封して保存すると良いでしょう。ぶどうは繊細な果物です。そのため、購入したら洗わずにすぐに冷蔵庫で保管をしましょう。水で洗ってしまってから保管をすると、ぶどうは痛みやすくなってしまいます。
また、一粒ずつ分ける際は手でちぎるのではなく、丁寧にキッチンばさみで枝を2~3mm残して切るようにしましょう。そして、切ったぶどうはキッチンペーパーなどを敷いた保存袋や保存容器に入れ密封します。
このようにすることで、枝に実の水分を奪われることなくおいしいぶどうを味わうことができます。保存期間は冷蔵庫で1週間程度、可能です。
2:房のまま野菜室に入れて保存する
デラウェアなどの小粒のぶどうの場合は、房ごと冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。まず購入してきたら、洗わずに房ごとにぺーパータオルで包みます。ペーパータオルで包むことで、湿気からぶどうを守ってくれます。
包んだぶどうは、保存容器や保存袋に入れ野菜室で保管をしましょう。こちらも保存期間は冷蔵庫で1週間程度です。
3:冷凍して保存する
ぶどうは冷凍でも保存が可能です。冷凍をする際は、まずぶどうを水で洗います。
その後、巨峰のような大粒は冷蔵保管同様、一粒ごとに枝から切り離します。そして、ぶどうの水分をキッチンペーパーなどでよく拭き取り、保存袋に入れて冷凍庫で保管をしましょう。その際はぶどうが重ならないように保存袋に入れると良いです。
デラウェアのような小粒は、水分を拭き取った後に一房ごとにラップに包みます。そしてそれを保存袋に入れて冷凍庫で保管します。
冷凍したぶどうは、凍ったまま食べてもおいしいです。また、食べる数分前に冷凍庫から出し常温に置いておき、半解凍のような状態で食べるのもおすすめです。
また、ぶどうによっては、冷凍保存が出来ない種類もあります。たとえばマスカットです。マスカットは冷凍してしまうと、マスカット独特の味わいを保つことができなくなります。そのため、マスカットのような種類は冷蔵で保管をするようにしましょう。
おいしいぶどうの特徴
次は、おいしいぶどうの特徴についてです。八百屋やスーパーでぶどうを購入する際はまず、皮の色を見ると良いでしょう。
巨峰などの場合は皮の色が濃く、黒に近いとおいしいぶどうの可能性が高いです。マスカットなどの場合も同様で、皮の色が濃い黄緑色になっているものはおいしいぶどうです。
皮の色を確認した後は一房ごとの実の付き方を見ましょう。実がぎっしり詰まっているぶどうの方がたくさん食べられ、お得に感じます。しかし、おいしさを考えるならば一粒一粒の間に適度に間隔があるものを選ぶと良いでしょう。
間隔があるということは、ぶどうの実が熟しているということです。熟しているぶどうは甘みも強くおいしいものが多いです。
ぶどうのおすすめの食べ方
おいしいぶどうを購入したら、次はおいしく頂く食べ方です。ぶどうは普通に食べてもおいしい果物ですが、少しこだわるとぶどう本来のおいしさをさらに楽しむことができます。
皮ごと食べると栄養を逃がさず摂れる
ぶどうは、ポリフェノールなど栄養価が高い果物です。また、皮と実の境目の部分は栄養価が高く、そして甘い部分でもあります。そのため、皮ごと食べられる種類ならば皮ごとぶどうを食べると、ぶどう本来の甘みを楽しみながら栄養を取ることもできます。
また、皮を食べられない種類の場合は皮ごと口に入れ、口の中で皮と実を分けて実だけを食べるのがおすすめです。
房の下の方から食べる
ぶどうを一房まるごと味わうようならば、まずは房の下側に付いていたぶどうから食べることをおすすめします。その理由は、ぶどうは日光が当たりやすい上の部分に付いているぶどうの方が甘みが強いからです。
そのため、上側に付いていたぶどうを先に食べると、食べていくうちに味がどんどん落ちていくように感じてしまいます。また、大人数でぶどうを食べる場合は、皆が平等に上の部分のぶどうを食べられるように調整すると良いでしょう。
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