ぶどうに含まれる栄養素とその効果|品種やおいしい保存方法も解説
食育
2021.12.03

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ぶどうはその味わいや種類だけでなく栄養素が高い点も魅力です。ヨーロッパでは、その栄養素の高さから「畑のミルク」とも呼ばれています。次は、ぶどうに含まれる栄養素とその効果について紹介します。
1:ビタミンC・B群
ぶどうは、ビタミンCやB群が多く含まれています。ビタミンCとは、皮膚や細胞のコラーゲンを合成する際に大切になる水溶性ビタミンです。体内で増えた活性酸素を除去していく抗酸化作用を持つと言われています。
また、ビタミンB群は疲労回復作用があるビタミンB1や、脂質の代謝を促進するビタミンB2が含まれています。
出典:ぶどう|JA宮崎経済連
参照:https://www.kei.mz-ja.or.jp/mhyakka/1527/
2:ブドウ糖
ブドウ糖は、人間の体に入ると素早くエネルギーに変わることができる栄養素として知られています。そのため、ブドウ糖は疲労回復に効果を持つ栄養素とも言われています。ぶどうは、そんなブドウ糖を多く含む果物でありこのブドウ糖と果糖がぶどうを甘くしているのです。
またブドウ糖は、脳の働きにも効果があります。頭を使う作業の後などにぶどうを食べ、脳に栄養を与えるのも良いでしょう。
出典:ブドウ|JAさが
参照:https://jasaga.or.jp/agriculture/nousanbutsu/budou
3:ポリフェノール
ポリフェノールは抗酸化効果に優れており、ガン予防やアンチエイジングなどに効果があると言われています。また、ぶどうにはアントシアニンとレスベラトロールなど様々なポリフェノールが含まれています。
出典:すべての人が健康で長寿、”元気で若々しい”生活を送るために|麻布医院
参照:https://www.azabu-iin.com/phyto/index.html
アントシアニン
アントシアニンはぶどうの皮の部分に多く含まれています。また、アントシアニンの量が多いほど、ぶどうの色が黒色に近くなります。アントシアニンは、視力回復の効果などもあり、目に良い栄養素と言われています。
出典:アントシアニン 青紫色の天然色素「アントシアニン」眼精疲労を軽減する|医療法人つかさ会 山田眼科
参照:https://www.yamada-ganka.jp/gankatsu/index2.html#:~:text=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%81%AF%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%B8%80%E7%A8%AE,%E6%91%82%E5%8F%96%E3%81%99%E3%82%8B%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
レスベラトロール
レスベラトロールは美容に効果があるポリフェノールとして近年注目されている栄養素です。レスベラトロールは細胞の酸化を防ぎ、肌の弾力を改善する効果を持ちます。また血流を改善する効果もあると言われています。
出典:レスベラトロール|赤羽台診療所
参照:https://www.akabanedai-c.com/anti-aging/supplements/resveratrol/
4:ミネラル
ぶどうは、鉄やカルシウム・カリウムなどのミネラルも多く含んでいます。ミネラルは、私達の体に必要な5大栄養素の1つです。
ぶどうはこのミネラルの中でもカリウムの量が多い果物です。カリウムは塩分の排出をサポートしてくれると言われています。
また、その効果以外にも、ミネラルは人間の体が生きていく上で重要な役割を果たしてくれます。歯や骨のもとにもなる栄養素です。
出典:ぶどう|JA宮崎経済連
参照:https://www.kei.mz-ja.or.jp/mhyakka/1527/
ぶどう可食部100gのカロリー
ぶどう100gのカロリーは、2020年度日本食品標準成分表によると皮つきで69kcal、皮なしでは58kcalでした。2015年度の同じ成分表ではぶどうは皮つきも皮なしも、ぶどうで記載されていました。
しかし、近年ではぶどうの品種が増え大きさにも違いあるため、2020年度からは皮つき皮なしで細分化され記載されるようになりました。
出典:日本食品標準成分表2020年版|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/content/20201225-mxt_kagsei-mext_01110_011.pdf
ぶどうをおいしく保存する方法3つ
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