菊菜と春菊の違いとは?保存方法や美味しい食べ方もあわせて解説
食育
2021.11.25

mokuji_dummy
1:おひたしにして調理する
手軽に野菜でもう一品ほしいときに便利なのが菊菜のおひたしです。適当な長さに切った菊菜を耐熱容器に入れたらかるく水を振り、お好みの硬さになるまでレンジで加熱します。あとは白だしやめんつゆで味付けをするだけです。
レンジ調理でよいのは先述した通りシュウ酸が少ないためです。洗い物もあまり出ないため、忙しいときでも取りかかりやすい調理法です。
2:すき焼きに加えて調理する
すき焼きに入れる青菜といえば菊菜が定番とされる一方、苦みや香りが苦手ですき焼きには入れない方も多いでしょう。しかし、菊菜はその特有の香りが肉の臭みを消すのに役立ちます。
また、菊菜の香り成分は胃腸の調子を整えるといわれるため、牛肉の脂で胃もたれするのを防ぐ効果が期待できます。菊菜の風味が苦手な方は、クセの少ない中葉種や大葉種でチャレンジしてみましょう。
3:ナムルとして調理する
おひたし同様、ナムルも簡単にできる菊菜の副菜です。刻んだ菊菜を茹でるか電子レンジで加熱し、鶏がらスープの素とごま油、にんにく、ごまと和えるだけで完成です。
菊菜単体のナムルでもよいですが、もやしやえのき、人参を入れてもおすすめです。茹でて調理する場合は水気をしっかり切ってから味付けしましょう。
4:サラダにして調理する
意外な感じがする方もいるかもしれませんが、菊菜は生で食べた方が苦みが少ない野菜です。理由は前述した通り、加熱で細胞壁が破壊され苦み成分が出てきてしまうためです。
サラダ向けの菊菜以外の菊菜も若芽であれば柔らかく、サラダで美味しく食べられるでしょう。菊菜に多く含まれるβカロテンは油と一緒に摂ると吸収率が高まるため、ベーコンやツナ缶などと一緒に食べるのがおすすめです。
菊菜についての知識と食べ方を理解しましょう
菊菜は手軽に調理できるうえに栄養が豊富なため、ぜひ食卓に取り入れたい野菜です。苦みや香りが苦手な方も、記事を参考に品種の選び方や調理方法で工夫してみてください。
▼この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます。
関連記事一覧
-
今が旬!栄養満点のもずくを食べよう わかめや昆布、ひじきなど、海に囲まれた日本にとって、海藻は昔から身近な食べ物です。ほとんどの海藻は春から夏にかけて旬を迎えます。今回はそのなかでもツルツル、シャキシャキの食感がおいしい、「もずく」についてご紹介します。&...
食育
2023.05.16
-
今注目の米粉で作る 簡単おやつ・お煎餅 秋に収穫を迎えるお米ですが、苗の植え付けは5月~6月に行われます。パリッとしておいしいお煎餅は、これから秋に向け成長する「お米」から作られています。実は、家庭でも米粉で簡単にお煎餅を作ることができます。今回はお子さんと...
食育
2023.05.16
-
どうしておやつは3時なの? おやつは、お子さんにとっても大人にとっても嬉しい時間です。よく「3時のおやつ」という言葉を耳にしますが、なぜ「3時」なのかご存知ですか?今回は、知っているようで意外と知らない、「おやつ」についてご紹介します。 ...
食育
2023.03.28
-
ワクワクするおいしいお弁当 ~彩りがバランスのヒントに!~ 「お弁当」と聞くと、ワクワクする気持ちになるお子さんは多いのではないでしょうか。行事やイベントで食べるお弁当はひときわ嬉しいものですよね。実は、お弁当箱を使うと食事のバランスがとってもわかりやすく表現できます。今回はこれ...
食育
2023.03.28
-
春の山菜 日本原産の「ふき」を食べよう 春先になると多く出回る山菜「ふき」。独特の香りとほろ苦さが特徴で、煮物や炒め物などにしてよく食べられます。水煮のものは通年手に入りますが、やはり生のふきは味も香りも格別です。今がおいしい「ふき」についてご紹介します。&n...
食育
2023.03.28