新玉ねぎを保存する際のポイントは?長持ちするものの見分け方も解説
食育
2021.11.25

目次
「新玉ねぎってどれくらい日持ちするの?」
「普通の玉ねぎのように保存したらダメなの?」
傷んでしまった新玉ねぎを見て、保存方法が間違っているのではないかと思ったことはないでしょうか。
新玉ねぎは普通の玉ねぎに比べ甘みが強く辛みが少ないので、スライスして生のまま食べても料理に使ってもおいしくいただけます。出回る時期にはいろいろなメニューで活用したい野菜です。
水分の多い新玉ねぎをそのまま保存しても、あまり日持ちがしません。旬だからと大袋で買ってしまうと、傷んで食べられなくなってしまうことがあります。
この記事では、新玉ねぎを上手に保存するポイントを紹介しています。市場に出回る時期が限られている新玉ねぎで家族においしい料理を作れるよう、保存方法を確認し役立ててみてください。
▼この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます。
普通の玉ねぎと新玉ねぎは保存方法が違う?
普通の玉ねぎと新玉ねぎは同じ玉ねぎですが、収穫後の処理方法が違うため保存の仕方が異なります。
普通の玉ねぎは収穫してから皮を乾燥させて出荷しますが、新玉ねぎはそのままの状態で店頭に並びます。乾燥させない分、新玉ねぎは普通の玉ねぎよりも水分が多くなり傷みやすいのです。
普通の玉ねぎは通気のいい冷暗所で保存すると寒い季節はひと月ほど日持ちしますが、新玉ねぎを同じ条件下で保存すると早く傷んでしまいます。
新玉ねぎの保存期間目安3つ
新玉ねぎは、どのように保存するかで日持ちが変わります。ここからは冷蔵、冷凍、常温の3パターンでどのくらい保存できるかを紹介します。
保存可能な日数がわかれば、量や使用する予定に合わせてどの方法が適当か選べるでしょう。
1:冷蔵保存の場合
新玉ねぎを冷蔵庫で保存すると、常温で保存するよりも長持ちします。また、冷蔵庫へ入れる際、ひと手間かけるかどうかで保存可能な期間が変わってきます。
きちんとした状態で冷蔵保存しておけば、7~10日ほど日持ちするでしょう。皮が付いているからと何もせずそのままビニール袋などに入れ冷蔵してしまうと、保存できる期間は短くなります。
2:冷凍保存の場合
新玉ねぎは冷凍保存も可能です。できるだけ長く保存したいときは、冷凍庫で保存しましょう。冷凍状態で正しく保存すれば、1カ月程度持ちます。
冷凍した新玉ねぎは解凍時に水分が出て食感が変わりやすいため、薄くもしくは小さく切ってから冷凍するのがおすすめです。皮をむき根のあたりをカットすればまるごとでも冷凍できるので、作る予定の料理に合わせた形で冷凍しておくと使い勝手がいいでしょう。
3:常温保存の場合
表皮を乾燥させていない水分量の多い新玉ねぎは、常温で保存すると早く傷んでしまいあまり長く持ちません。常温での保存は2~3日くらいが限度です。早めに使い切る場合は、常温保存でも構わないでしょう。
常温で保存するときは湿気で傷まないよう、1つずつ丁寧に新聞紙で包みます。置き場所は日光が当たらず、風の通る涼しい場所がいいでしょう。玉ねぎ同士がくっつかないように置くのがコツです。
新玉ねぎを冷蔵保存する際のポイント3つ
新玉ねぎを冷蔵庫で保存するとき、いくつかのことに気をつけると保存期間を伸ばせます。良い状態で保存する方法を覚えておけば、春先に出回るおいしい新玉ねぎをフルに料理へ活用できるでしょう。
ここからは、新玉ねぎを冷蔵保存する際に欠かせないポイントを3つご紹介します。
- ・野菜室ではなく冷蔵室で保存する
- ・薄い皮はむかずに保存する
- ・ペーパータオルか新聞紙で包みポリ袋に入れる
1:野菜室ではなく冷蔵室で保存する
関連記事一覧
-
今が旬!栄養満点のもずくを食べよう わかめや昆布、ひじきなど、海に囲まれた日本にとって、海藻は昔から身近な食べ物です。ほとんどの海藻は春から夏にかけて旬を迎えます。今回はそのなかでもツルツル、シャキシャキの食感がおいしい、「もずく」についてご紹介します。&...
食育
2023.05.16
-
今注目の米粉で作る 簡単おやつ・お煎餅 秋に収穫を迎えるお米ですが、苗の植え付けは5月~6月に行われます。パリッとしておいしいお煎餅は、これから秋に向け成長する「お米」から作られています。実は、家庭でも米粉で簡単にお煎餅を作ることができます。今回はお子さんと...
食育
2023.05.16
-
どうしておやつは3時なの? おやつは、お子さんにとっても大人にとっても嬉しい時間です。よく「3時のおやつ」という言葉を耳にしますが、なぜ「3時」なのかご存知ですか?今回は、知っているようで意外と知らない、「おやつ」についてご紹介します。 ...
食育
2023.03.28
-
ワクワクするおいしいお弁当 ~彩りがバランスのヒントに!~ 「お弁当」と聞くと、ワクワクする気持ちになるお子さんは多いのではないでしょうか。行事やイベントで食べるお弁当はひときわ嬉しいものですよね。実は、お弁当箱を使うと食事のバランスがとってもわかりやすく表現できます。今回はこれ...
食育
2023.03.28
-
春の山菜 日本原産の「ふき」を食べよう 春先になると多く出回る山菜「ふき」。独特の香りとほろ苦さが特徴で、煮物や炒め物などにしてよく食べられます。水煮のものは通年手に入りますが、やはり生のふきは味も香りも格別です。今がおいしい「ふき」についてご紹介します。&n...
食育
2023.03.28