シマチョウの下処理方法!美味しい食べ方や焼き方など紹介
食育
2021.11.18

目次
「焼肉のメニューにシマチョウってあるけど、いったい何なの?」
「家でシマチョウを食べたいけど、シマチョウってどう料理したらいいの?」
「シマチョウって脂が多そうだけどカロリーはどれくらいなの?」
こんな疑問や悩みを持たれたことはないでしょうか。
ここでは、シマチョウが何のどこの部位の肉なのかやシマチョウを料理に使う場合の下処理方法や美味しい食べ方をご紹介します。また、ダイエットに気を使われている方は食材のカロリーも気になるところです。シマチョウのカロリーも説明します。
この記事を読むことでシマチョウがどんなものかや前処理の仕方がわかり、家でシマチョウを美味しく頂きましょう。
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シマチョウはどこの部位のこと?
ホルモン焼やもつ鍋で馴染みのあるシマチョウは牛の大腸のことです。牛には腸が3つあり、胃に近い方からマルチョウ、シマチョウ、テッポウと呼ばれています。シマチョウの名前の由来は縞模様がはっているチョウということでシマチョウと呼ばれています。
ちなみにシマチョウのことをテッチャン、マルチョウをコテッチャンと呼ぶこともあります。
シマチョウとマルチョウの違い
シマチョウもマルチョウも同じ牛の腸ですが、シマチョウは大腸でマルチョウは小腸です。焼肉などで提供される場合、シマチョウは裂いてあるため、平べったく縞模様があるのに対してマルチョウは丸いままの形で提供されています。
シマチョウの食感はマルチョウに比べ、噛み応えがあります。またマルチョウに比べ、脂分が少なく低カロリーです。牛一頭から取れる量はマルチョウが10kg程度取れるのに対してシマチョウは1kg程度しか取れず希少部位となっています。
シマチョウは下処理が大切
シマチョウは、精肉店などで購入したものをそのまま調理すると臭みがあります。そのため臭みをとるために下処理が必須です。臭みの原因は汚れや油分のため、それを洗い落とします。
臭みが残っていると美味しさを損なうため、美味しくいただくには十分な下処理が必要となるでしょう。
シマチョウの下処理方法
シマチョウを料理するまえに下処理が必要です。シマチョウの下処理には、塩で揉み洗いする方法や牛乳に漬け込む方法などいくつかあります。ここでは熱湯で茹でた後、流水で洗う方法と塩や小麦粉をまぶして洗う方法を紹介します。
下処理は面倒ですが、臭みをとり美味しくいただくために十分に行いましょう。
熱湯で茹で流水で洗う
シマチョウを下茹でした後、流水で洗う方法です。水に臭みとりのためのネギ、ショウガ、ニンニクを入れ沸騰させます。沸騰させた湯にシマチョウを入れて下茹でします。あまり長い時間茹でるともつの旨みを損なってしまうため、5分程度が最適です。
1回茹でただけでは、臭みが気になる方は2度茹でをお試しください。茹で終わったらざるに上げて流水でシマチョウ同士をこすり合わせるようにして汚れや余分な油分、アクを洗い流します。
塩や小麦粉を使用する
シマチョウに塩や小麦粉をたっぷりまぶして、揉みこんで洗う方法です。シマチョウ全体に小麦粉をまぶします。小麦粉の量はシマチョウ1kgに対して小麦粉1カップが目安です。
小麦粉をまぶして揉みこみ、シマチョウについた汚れを小麦粉に吸着させます。最後に流水で小麦粉と一緒に付着した汚れを洗い流せば終了です。小麦粉の代わりに塩を使う場合は同じ作業を2~3回くりかえします。
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