豚肉の消費期限はどのくらいなの?過ぎてしまった際の変化も紹介
食育
2021.12.03

mokuji_dummy
お買い得だからと多めに購入した豚肉がいつの間にか消費期限が切れていたということもあるでしょう。保存方法によっては消費期限よりも少し日持ちがするうえに、おいしく食べられることがあります。
豚肉をおいしく食べられるように上手に保存するポイントと、保存期間の目安を冷凍・冷蔵・チルドの3つの方法に分けて紹介します。しかし冷凍やけしてしまうと劣化してしまうため、保存方法にかかわらず早めに食べ切りましょう。
- ・冷凍保存の場合
- ・冷蔵庫の場合
- ・チルド室の場合
方法1:冷凍保存の場合
冷凍保存をする場合は使う分の量ごとに小分けすることがポイントです。小分けする際にも外気になるべく触れないようにラップや密閉できる袋に入れておきましょう。
冷凍されるまでの時間は短ければ短いほど良いです。平らにしたりアルミトレーに乗せると冷凍しやすくなります。
食品トレーのまま冷凍してしまうと旨味が逃げやすくなってしまうため、面倒でも小分けにしましょう。1ヶ月ほど保存できます。
方法2:冷蔵庫の場合
豚肉を購入した際、食品トレーのまま冷蔵庫に入れる人も少なくないでしょう。しかし上手に保存することを考えるのであれば、もうひと手間加えるのがおすすめです。
食品トレーから豚肉を取り出してキッチンペーパーなどで水分を拭き取ってから小分けしてラップで包み、袋や容器に入れて保存します。
保存期間は消費期限に記載されている通りとなりますが、美味しさが変わります。購入後はなるべく早く冷蔵庫に入れて保存しましょう。
方法3:チルド室の場合
チルド室で保存する際も、使う量ごとに小分けしておくことがポイントです。外気になるべく触れないように、ラップに包んでからチルド室に入れます。
0度前後をキープするチルド室を使用すれば、2~4日ほど保存期間が伸びます。消費期限にかかわらず、おいしく食べることを考えればこのポイントを活用した方が良いでしょう。
消費期限切れの豚肉を食べるのは危険なのか?
消費期限が切れている豚肉を食べるのは危険と言えます。体調や抵抗力によっては、少量の菌でも嘔吐や下痢などの症状が出る食中毒になってしまう場合があるため注意が必要です。
また室温に置いた状態では、食中毒菌は一気に増殖します。10度以下で増殖が滞り、-15度で増殖が低下しますが、菌がなくなるわけではありません。
購入した豚肉をすぐに冷蔵庫に入れることを推奨するのは、菌の繁殖をさせないようにするためです。
出典:豚肉の生産衛生管理ハンドブック(参考資料)|農林水産省
参照:https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/handbook/pdf/buta-sidousya.pdf
冷凍した豚肉を解凍しておいしく食べるための4つのコツ
豚肉を冷凍すると味などがおちてしまうと感じる人もいるでしょう。しかしコツをおさえれば、冷凍した豚肉を解凍したあともおいしく食べられます。冷凍した豚肉を解凍しておいしく食べるためのコツは次の4つです。
傷みやすいひき肉はスライス肉やブロック肉とは違った保存方法のコツがあります。ひと手間はかかってしまいますが、いずれも簡単な方法なためぜひ実践してみてください。
関連記事一覧
-
今が旬!栄養満点のもずくを食べよう わかめや昆布、ひじきなど、海に囲まれた日本にとって、海藻は昔から身近な食べ物です。ほとんどの海藻は春から夏にかけて旬を迎えます。今回はそのなかでもツルツル、シャキシャキの食感がおいしい、「もずく」についてご紹介します。&...
食育
2023.05.16
-
今注目の米粉で作る 簡単おやつ・お煎餅 秋に収穫を迎えるお米ですが、苗の植え付けは5月~6月に行われます。パリッとしておいしいお煎餅は、これから秋に向け成長する「お米」から作られています。実は、家庭でも米粉で簡単にお煎餅を作ることができます。今回はお子さんと...
食育
2023.05.16
-
どうしておやつは3時なの? おやつは、お子さんにとっても大人にとっても嬉しい時間です。よく「3時のおやつ」という言葉を耳にしますが、なぜ「3時」なのかご存知ですか?今回は、知っているようで意外と知らない、「おやつ」についてご紹介します。 ...
食育
2023.03.28
-
ワクワクするおいしいお弁当 ~彩りがバランスのヒントに!~ 「お弁当」と聞くと、ワクワクする気持ちになるお子さんは多いのではないでしょうか。行事やイベントで食べるお弁当はひときわ嬉しいものですよね。実は、お弁当箱を使うと食事のバランスがとってもわかりやすく表現できます。今回はこれ...
食育
2023.03.28
-
春の山菜 日本原産の「ふき」を食べよう 春先になると多く出回る山菜「ふき」。独特の香りとほろ苦さが特徴で、煮物や炒め物などにしてよく食べられます。水煮のものは通年手に入りますが、やはり生のふきは味も香りも格別です。今がおいしい「ふき」についてご紹介します。&n...
食育
2023.03.28