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五大栄養素のそれぞれの役割と特徴|摂取するときのポイントも紹介

五大栄養素のそれぞれの役割と特徴|摂取するときのポイントも紹介

体内での特徴や働きによって、食品を3つに分類したのが「三色食品群」です。三色食品群は、「赤」「黄」「緑」の三色に分類します。

 

まず、筋肉や血液になるタンパク質が多い肉や魚、牛乳、玉子などは「赤」に分類されます。また、体温や力などのエネルギーとなる米やいも類、パンなどは「黄」に分類されています。

 

なお、身体の調子を整えるビタミンやミネラルを数多く含んでいる野菜やきのこなどは「緑」となっています。栄養素をバランス良く摂取しやすいように、3つの食品群に分けられています。

六つの基礎食品群

食品は栄養素の特徴によって分類できます。「六つの基礎食品群」は、分類された食品を組み合わせることで、バランス良く栄養が摂取できるように策定されたものです。

 

第1群の食品は、主な栄養素がタンパク質で肉や魚、大豆、卵などです。第2群の食品は、主な栄養素がカルシウムとなっていて牛乳や乳製品、小魚、海藻などがあり、第3群の食品は、主な栄養素がカロテンで緑黄色野菜が挙げられます。

 

第4群の食品は、主な栄養素がビタミンCとなっていて、きのこ類や果物、淡色野菜などです。第5群の食品は、主な栄養素が糖質でいも類や穀類などで、第6群の食品は、主な栄養素が脂質で、油脂や脂肪の多い食品などとなっています。

 

これらの食品群からまんべんなく食材を組み合わせた料理は、バランスが良いということになります。

 

出典:健康になる!食品群|日本医師会
参照:https://www.med.or.jp/forest/health/eat/03.html

五大栄養素を摂取するときのポイント

人間にとっての食事は、ただ単に美味しいからとか空腹になったからというだけではありません。生命活動を維持するために必要なエネルギーを食事から得ているのです。

 

五大栄養素をバランス良く摂取できれば、骨や筋肉、血液などを作り、エネルギーを得られ、身体全体の調子を整えられます。ここでは、五大栄養素を摂取するときのポイントについて紹介します。

食事バランスガイドを確認する

農林水産省や文部科学省、厚生労働省が多角的に食の問題に取り組むために、合同で「食生活指針」というのを2000年に示しました。この指針を具現化したのが、「食事バランスガイド」です。

 

五大栄養素と食事バランスガイドを組み合わせてチェックすることによって、不足しているモノを把握できたり、摂りすぎている栄養素に気付かせてくれたりします。食事のバランスの大切さを感じながら五大栄養素を摂取すると食習慣を改善できます。

 

出典:食生活指針を“食べ方”として具体化しているのが「食事バランスガイド」|農林水産省
参照:https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/schools/other.html

食品の摂取量を理解する

生命活動を維持するために必要な栄養素を含んでいるからといって、いくらでも食べて良いというわけではありません。厚生労働省では、「日本人の食事摂取基準」で1日に摂取する栄養の目標値を定めています。

 

性別や年齢に合わせた目標値が示されているため、五大栄養素の摂取量を理解しながら必要な身体に必要な量を摂るようにしましょう。

 

出典:日本人の食事摂取基準(2020年版)|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

五大栄養素を意識しながら摂取しよう

人間の身体に必要な栄養素はたくさんあります。その中でも、とくに大切な役割を担っているのが五大栄養素です。

 

栄養のバランスが良い食事をするためには、五大栄養素を意識するようにしましょう。不足していた栄養素はしっかり摂って、健康的な身体作りにチャレンジしてみてください。

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