【確認必須】保育園で避難訓練を実施する方法や用意しておくべき防災グッズを紹介
幼稚園・保育園
2023.09.14
「保育園で避難訓練を実施したいけどどうすればいいの?」
「災害の危険性を子供たちにどう伝えたらいいのかわからない」
「防災グッズは何を準備しとけばいいの?」
このように保育園で避難訓練を実施するにあたって、悩みを抱える保育園の先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。
保育園の避難訓練は、災害が発生した時に園児の命を守るためにも必ず行う必要があります。災害はいつ発生するかわからないからこそ、常に万全の対策が求められるでしょう。
この記事では保育園で避難訓練を実施する目的や避難訓練の種類、子供に教えておきたいルールを紹介します。保育園の先生方や保護者の方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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目次
保育園で避難訓練を行う目的
災害や予期せぬトラブルが発生した際に、子供だけでなく大人でさえパニックに陥ることがあります。いつ災害が発生するかは誰にもわからないため、もしもの場合に備えて避難訓練を行うことは必要です。ここでは保育園で避難訓練を行う目的を2つ説明します。
園児に訓練の重要性を学んでもらう
子供たちはこの訓練を通じて、災害が起こった際にどのように行動すべきかを理解し、危険から身を守る知識を習得します。また、避難訓練を通じて、連帯感や協力の大切さも学びます。
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災害時の適切な対応を身に付ける
保育園での避難訓練は、園児に避難手順や安全な場所の選定方法を教え、実践させる機会を提供します。これにより、彼らはパニックに陥ることなく、効果的に自己保護できるようになります。保育園での避難訓練は、子供たちの安全を守るために不可欠な教育活動の一部と言えるでしょう。
保育園で避難訓練を実施するための準備
保育園での避難訓練を実施するための準備は、子供たちの安全を確保するために欠かせません。適切な訓練の成功に向けて、リアルなシナリオを想定し、避難計画書を作成して、防災用のバッグを備えることが不可欠です。これらの準備を行うことで、災害時にスムーズに対応し、子供たちの安心と安全を確保できます。
避難訓練の場面を想定する
保育園での避難訓練を成功させるには、リアルなシナリオを想定することが大切です。災害の種類や発生場所、人数、緊急事態の進行具合を想定しましょう。これにより、避難訓練はより実践的で効果的なものとなります。
避難計画書を作成しておく
避難訓練の際には、明確な避難計画が必要です。保育園内の適切な避難場所、通信手段、連絡先情報、避難者のリストなどを含む避難計画書を事前に作成し、先生同士で共有しましょう。計画書は避難訓練の指針となります。
防災用のバッグを準備する
避難訓練では、緊急時に必要な物品を保育園内に備えておくことが大切です。防災用のバッグには、食料、水、医療用品、懐中電灯、ラジオ、毛布などが含まれます。これらのアイテムを定期的に点検し、必要なものが揃っていることを確認しましょう。必ず全職員がどこに何があるのか場所を把握してください。
保育園での避難訓練の種類
保育園での避難訓練は、緊急事態に備えるためにさまざまな種類があります。以下では主要な避難訓練の種類について説明します。各災害に対する対策を事前に確認しておきましょう。
火災の避難訓練
火災を想定した避難訓練では、火災報知器の鳴動時に的確に行動し、避難経路や避難場所を確認します。消火器の使用方法や火の取り扱いについて確認してください。園児には口元を袖やハンカチで覆うように伝えましょう。
水害の避難訓練
水害を想定した避難訓練は、洪水や豪雨などの水害が発生した場合に子供たちを適切に避難させるための訓練です。高台への避難経路や避難場所の確認、浸水対策などが含まれます。
地震の避難訓練
地震を想定した避難訓練は、子供たちが安全な場所に避難するスキルを身につける訓練です。テーブルの下に隠れる方法や揺れが収まった後の行動などを伝えましょう。
不審者からの避難訓練
不審者を想定した避難訓練は、保育園で子供たちに安全な対応方法を教えるための訓練です。不審者が現れた場合、先生方は即座に子供を安全な場所に避難させます。先生方は警察への連絡やさすまたを使用した対応を訓練しておきましょう。
避難訓練の際のルール「おかしもち」
保育園での避難訓練は、子供たちに緊急時の安全な行動を教える重要な場です。その中でも、「おかしもち」というルールが子供たちに身につけさせるべき基本なので確認しておきましょう。
お:押さない
「お」は「押さない」という意味です。避難訓練中、子供たちは他の子供たちを押したりせず、混乱を避けるように教えます。安全第一が優先事項であり、慌てて押した結果ケガをしないように注意しましょう。
か:駆けない
「か」は「駆けない」という意味です。避難訓練では走らずにゆっくりと移動しましょう。走ることで転んでケガをしてしまったり、迷子になってしまったりする危険性があることを伝えましょう。
し:しゃべらない
「し」は「しゃべらない」という意味です。訓練中は静かに行動し、先生の指示をしっかり聞くように伝えましょう。また先生がむやみに園児に声をかけてしまうと、混乱や誤解が生じる可能性があるので注意が必要です。
も:戻らない
「も」は「戻らない」という意味です。避難訓練中、一度避難場所に到達したら、戻らないように伝えましょう。戻ることで自身の安全が危険にさらされる可能性を教えることが重要です。
ち:近づかない
「ち」は「近づかない」という意味です。災害が起こったときは、がれきや割れたガラスの傍などに近づかないよう伝えましょう。危険な場所には近づかず、いち早く安全な場所まで避難することが求められます。
保育園で避難訓練の大切さを伝えるためのアイデア
保育園で避難訓練の大切さを伝えるために、子供たちに楽しく学ばせる方法があります。ここでは避難経路を迷路にして覚えさせる方法と、〇×クイズで楽しく覚えるアイデアをご紹介します。
避難経路を迷路にして覚える
避難経路を迷路に似た形で設計し、子供たちに実際に歩かせて覚えるアクティビティは、楽しみながら避難経路を覚える手助けとなります。このような工夫を取り入れ、避難訓練をより身近なものにしましょう。
避難訓練に関する〇×クイズ
子供たちに避難訓練に関する基本的な知識を楽しく学ばせるために、〇×クイズを取り入れましょう。適切な行動に対して〇を、誤った行動に対して×を選ぶクイズを用意し、チーム対抗で正解数を競わせるのもおすすめです。
保育園に用意しておくべき防災グッズ一覧
保育園で避難訓練を実施するためには、必要な防災グッズを用意しておくことが不可欠です。以下に用意しておくべき防災グッズを紹介します。ここで紹介するもの以外にも、必要なものがあれば購入しておきましょう。
・飲料水
・懐中電灯
・ラジオ
・救急キット
・ハザードマップ
・乾電池
・はさみ
・児童の名簿
・緊急連絡先
・ランタン
・ブランケット
避難訓練を実施し急な災害に対応できるようにしましょう
最も重要なのは、避難訓練を実施し、子供たちが急な災害に対応できるようにすることです。訓練は定期的に行い、子供たちにルールと適切な行動を教え、先生方と保護者も協力して訓練をサポートしましょう。子供たちの安全は最優先事項であり、避難訓練を通じてその重要性を実感させましょう。
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