今が旬!「みかん」 ~みかんについて知ろう~ 今が旬!「みかん」 ~みかんについて知ろう~ - chokomana
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今が旬!「みかん」 ~みかんについて知ろう~

今が旬!「みかん」 ~みかんについて知ろう~

日本の冬でイメージする光景のひとつとして思い浮かぶのが「こたつとみかん」。

寒い冬のなかでもホッと落ち着くひとときが連想できますね。

今回は、私たちにも馴染みの深い「みかん」についてご紹介します。

【みかんとは…?】

みかんとは、皮をむきやすい小型の柑橘類のことですが、一般的に私たちが「みかん」と呼んでいるのは「温州みかん」と呼ばれる品種です。この品種は日本国内で柑橘類の出荷量70%を占める年もあるほどメジャーな柑橘類ですが、今のように生産が多く、広く食べられるようになったのは明治時代以降です。

江戸時代の頃まで好まれていたのは「紀州みかん」で、温州みかんと比べると小ぶりで種が多いのですが、家の存続が重視されていた時代だったため、種のない温州みかんが避けられていました。

【温州みかんの原産地は?】

「温州みかん」の名前は中国の温州市にあやかって名付けられました。柑橘類の栽培が盛んで、日本との交易品になっていたことから中国原産と考えられていたのですが、後々になって実は、温州みかんは日本生まれの柑橘であることが明らかになりました。中国から伝わったみかんの偶発実生(ぐうはつみしょう・自然に落ちた種や捨てられた種から種子親を超える特性を持つ偶然発見された品種)によって、鹿児島県で生まれたと考えられています。

【みかんの栄養】

みかんは抗酸化作用が期待できるビタミンCやビタミンE、皮膚や粘膜を保護するカロテンが豊富に含まれている果物で、皮膚や粘膜が荒れやすい冬には積極的に食べたいですね。また、葉酸やカリウム、食物繊維も含まれているので妊娠中の方にもおすすめの果物です。

・白い筋や薄皮には…

みかんを食べるときに、めんどくさいなと思うのが表面の皮をむいた後の白い筋や薄皮です。口当たりが気になるのでどちらも取り除くという方も多いのではないでしょうか。

あの部分にはとても素敵な効果が期待できる成分が豊富に含まれています。その成分の1つが「ヘスペリジン」です。

・ヘスペリジン

「ヘスペリジン」はポリフェノールの一種です。血圧を下げる作用や血管収縮作用が期待でき、また毛細血管の壁を保護してくれる効果も期待できるので、血管の老化を予防するのに一役かってくれます。

【みかんを使ったレシピ】

そのまま食べることが多いみかんですが、ドレッシングやサラダ、ジャムにしたり、マフィンの具材などにしても美味しいですよ。

今回はみかんジャムのレシピをご紹介します。

◎みかんジャム

<材料(120mlの瓶1つ分)> 所要時間:30分

  • ・温州みかん…5個
  • ・グラニュー糖…80g
  • ・レモン果汁…小さじ1杯

<作り方>

1. 鍋に熱湯をわかして、みかんを皮ごと1分ゆでる。

2. みかんを冷水に取り、皮をむく。
※白い筋や薄皮は取り除かずに使ってみましょう。

3. 包丁で粗く刻む、またはフードプロセッサーにかけて好みの粒感にする。

4. 鍋にみかん、グラニュー糖、レモン果汁を入れて混ぜ合わせて火にかける。

5. 沸騰したらアクを取り除き、中火~弱火で鍋底が焦げないように混ぜながら15分~20分煮詰める。

6. とろみがついたら火を止めて、熱いうちに消毒した瓶に移す。

<ポイント>

  • ・みかんを一度ゆでることで、小さいお子さんでもキレイに皮がむけます。
  • ・皮をむく、包丁で刻む、混ぜながら煮詰めるなど、お子さんの年齢に合わせて行ってみてください。

【まとめ】

みかんは安くて食べやすく、冬に嬉しい栄養がたっぷりです。表年(おもてどし)は収穫量が多く、裏年(うらどし)は収穫量が少なくなり、1年ごとに繰り返すのでみかんの出回り具合で今年は表?裏?と考えてみるのもいいかもしれません。

柑橘類の香りは、気分をリフレッシュさせる効果も期待できます。冬のひと時の家族団らんに、みかんを食べながらゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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