1月15日はいちごの日! ~いちごについて知ろう~
食育
2023.01.06
いちごは世界各国で食べられていますが、生食での消費量は日本が世界一だともいわれています。
また、日本各地で品種改良が重ねられ、個性的な新品種も続々と登場しています。
今回は1月15日に記念日を迎える「いちご」についてご紹介します。
目次
【どうして1月15日がいちごの日?】
全国いちご消費拡大協議会が、1月15日を「いいいちご」のゴロ合わせで「いちごの日」と制定したのが始まりです。クリスマスのショートケーキに欠かせないということで冬場の出荷がメインになり、冬が旬と思っている方もいるのではないでしょうか。
もともと、露地栽培のいちごの旬は春~初夏にかけてでしたが、ハウス栽培や品種改良の普及により、冬場にいちごの収穫・出荷が本格化するようになったことも制定の背景にあったようです。
【いちごは野菜の仲間】
甘くて美味しいフルーツとして知られるいちごは、木の実は果物、草の実は野菜という分類から「果実的野菜」とも呼ばれ、野菜に含まれます。苗を植えて1年で収穫することができ、春から初夏にかけてが本来の旬ですが、品種改良によって季節ごとのいちごの品種もあり、育てやすさから家庭菜園で楽しむ方も多いのではないでしょうか。
【いちごの種はどこに?】
いちごの表面にある粒々が種に見えますが、これ自体は種ではなく「果実」です。この粒々をよく見ると、粒の先が尖った部分の上に棒状のものが見えます。これが雌しべで粒々が実の部分です。種はこの粒々の中に一つずつあるので、種をまくときには小さな粒々を種として土にまいて育てます。200~300粒の果実が集まって1粒のいちごになっているとは驚きですね。
【いちごの栄養をチェック!】
甘くておいしいだけではなくビタミンCが多いことでも知られているいちご。洗ってすぐに食べることができることから、お手軽で健康や美容のためにもおすすめの食材です。ほかにも注目してほしい栄養をご紹介します。
葉酸
水溶性のビタミンB群の一種です。
貧血予防のほか、胎児の正常な発育を助ける働きがあり、妊娠・授乳期には不可欠な栄養素です。
アントシアニン
いちごの赤い色素は、ポリフェノールの一種のアントシアニンによるものです。
アントシアニンには、目の働きを高めて眼精疲労や視力の回復に役立ちます。
食物繊維
いちごに含まれる食物繊維のペクチンには、便秘の解消や血糖値の上昇を穏やかにする働きがあります。
【いちごの甘い部分ってどこ?】
皆さんはいちごを食べる際、ヘタの方と先端、どちらが甘いと思いますか?
いちごは先端にいけばいくほど糖度が増すので、ヘタの方から食べていけば最後まで甘く食べられます。ぜひお試しください。
【おいしいいちごの見分け方と保存法】
せっかく食べるなら、おいしいものを食べたいですよね。
選ぶときには、以下のポイントに注目してみましょう!
・ヘタが濃い緑色で、乾いていないもの
・全体が鮮やかな赤色で、ヘタの近くまで色づいているもの
・傷がなく、ハリ・ツヤのあるもの
生のいちごは日持ちしないので購入後2~3日を目安に食べ切りましょう。
保存方法にも注意が必要です。
・冷蔵保存(保存期間:2~3日程度)
水に濡れると傷みやすくなるため、洗わず、容器(ポリエチレン袋も可)に重ならないよう移し替え、ラップをして冷蔵庫の野菜室へ入れましょう。
・冷凍保存(保存期間:1ヶ月程度)
洗って水気を切ったらヘタを取り、フリーザーバックなどに入れて冷凍します。
ジャムなどに加工する予定のものは砂糖を全体にまぶしてから袋にいれます。
砂糖が表面の傷みを防いでくれる上に、いちご同士がくっつきにくくなりますよ。
・解凍方法
冷凍させたいちごを解凍させるときは、冷蔵庫で自然解凍をしてください。
しかし、冷凍させたいちごは、解凍する際に水分が出てきてしまうので、べちゃっとしてしまいます。そのため、解凍する時にバットなどにキッチンペーパーなど、水分を吸いとるものを敷いてから、1つずつ並べて解凍をするようにしましょう。
【まとめ】
日本人の好きな果物ランキングで長年1位に君臨する「いちご」。季節は「小寒」とまだまだ寒さの厳しい時期が続きますが、クリスマスを過ぎると市場に出回る量が増えてきます。赤くてかわいらしく、お子さんにも人気があり、そして美容健康に良い栄養も含まれ、品種も豊富です。皆さんもいちごの日(1月15日)には、お好みの品種のいちごを楽しんでみてくださいね♪
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