団体行動が苦手な子どもの特徴・心理とは?原因やメリットも解説 団体行動が苦手な子どもの特徴・心理とは?原因やメリットも解説 - chokomana
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団体行動が苦手な子どもの特徴・心理とは?原因やメリットも解説

団体行動が苦手な子どもの特徴・心理とは?原因やメリットも解説

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「うちの子は、団体行動が苦手みたいだけど大丈夫なのかな?」
「もしかしていじめられているのでは?」
「団体行動についての苦手さを克服する方法はあるの?」
このように、子どもが友達の輪に入れず一人遊びを始めてしまったので不安になってしまったという経験もあるのではないでしょうか。

 

こちらの記事では、団体行動が苦手な子どもにはどのような特徴があるのか、また、どういった心理状態であるのかを知ることができます。さらに団体行動が苦手な原も説明します。

 

詳しく知った上での苦手意識への対処法についても説明しますので、この記事を読んでまだ自分のことをうまく言語化できない子どものことを知り、うまくコミュニケーションを取れるようになりましょう。

 

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団体行動が苦手な理由は年齢によって違う

実は、団体行動ができるかどうかというのには子どもの年齢も関係しています。

 

団体行動が嫌いな人・苦手な人というのももちろんいますが、子どもの年齢によってはまだ好き嫌いという認識はない可能性があります。

 

まず、子どもの年齢別に団体行動が苦手な理由を確認していきましょう。

3歳までは団体行動をしないことが多い

子どもが立ったり走ったりが一人でできるようになってくるのが3歳くらいです。はっきりと話して自分がしたいこと、周りにしてほしいことなどを話せるようになってくるのもこれぐらいの子どもです。

 

ようやく周りにいる子どもを認識した上で相手の反応を見ることができるようになりますが、自我がよりはっきりしてくるのもこの頃でしょう。意思表示ができるようになってきたといってもまだまだ相手を思いやって行動することは難しいので、子ども同士の衝突も起こります。

 

また、平行遊びと呼ばれる同じ場所にいても、それぞれが一人で別の遊びをする行動も珍しくありません。このため3歳までは団体行動をしないことが多いです。

4〜5歳頃は自我が芽生えてくる

目的をもって行動できるようになってくるの頃で、感情表現が豊かになり、今まではできなかった相手の心情を察したり、我慢ができたりするようになります。

 

コミュニケーション能力も発達し、けんかも増えてきますが、仲直りしたり、相手を思いやって考えを認めたりできるようにもなります。

 

その一方で4~5歳頃になってくると自我はさらにはっきりしてきます。やりたいことがはっきりする分、自分の思いを優先させて一人で行動することもあります。

小学生頃になると自分の意思が強くなり始める

子どもは幼稚園や保育園で家族以外と触れ合って社会性や協調性を徐々に学びます。そのため大人がイメージするような集団行動ができるようになるのは小学生くらいになってからです。

 

これまでより身体を上手に使えるようになり、道具を使ったスポーツなどもできるようになっていきます。語彙も増えて主張ができ、知識や経験を応用して行動ができるようになるので、自分の意志が強くなり始めます。

 

親と離れる時間が増えたことで、より自立心が育ちます。思ったことを伝え、行動をする中で徐々に人との関わり方を学んでいる段階です。

中学生以降は周囲の環境が大きな原因になることも

思春期に入り、周りの様子をいままでよりも気にします。過敏ともいえる繊細さで、些細なことでも辛い思いをしやすい年齢です。人間関係の悩みを抱えやすく、人を避ける行動を取る場合もあります。

 

また、親の転勤が多い仕事で転園や転校を繰り返していたり、入院などで幼稚園や保育所に通えたりしていないと、必要なコミュニケーション能力が育っていないこともあります。

 

他者との関わりが少ない環境で育つと、コミュニケーションを取るために必要な能力である社会性や協調性を育てられず、団体行動が苦手になります。

団体行動が苦手な子どもにみられる特徴

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