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蚊取り線香を使って渦巻き型の燃え方について調べよう

蚊取り線香を使って渦巻き型の燃え方について調べよう

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「暑くて頭が働かない」
「あまり遠出するのも気が引けるから家でできることをやってみたい」
「誰でもできる簡単なテーマはないだろうか」
このように、夏のうだるような暑さの中、夏休みの自由研究のテーマを探すのにお困りの方もいるのではないでしょうか。

 

今回は夏を身近に感じられる、夏にぴったりなテーマを紹介します。それは、蚊取り線香を利用してタイマーを作る実験です。

 

夏に家族でバーベキューをしたり、庭でプールを出して遊んだりする際に気になるのが蚊です。1巻で何時間燃えるのかわかれば、その日に蚊取り線香を何巻使うかおおよその目安がたちます。

 

この記事を読めば、楽しく屋外で遊びつつ、蚊取り線香の燃え方や時間の記録を取っていく方法がわかるので、簡単に夏休みの自由研究を進められます。

 

ぜひ蚊取り線香を買いに行って、夏らしい自由研究をしてみましょう。

 

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蚊取り線香を使って渦巻き型の燃え方について調べよう

今回の実験では、大日本除虫菊株式会社の蚊取り線香を使用します。いわゆる金鳥の渦巻です。渦巻の1番外側に火をつけた後、徐々に燻焼させます。煙で蚊が嫌がる匂いを広げていくのです。

 

実験する日はよく晴れた風の少ない日を選びました。蚊取り線香に火をつけた後、1時間後、2時間後と燃える長さを計測して記録していきます。

 

さて、蚊取り線香の渦巻き型は、どのように燃えていくのでしょうか。また1巻燃えるのにどのくらいの時間がかかるでしょうか。

実験に必要なもの・環境・準備

 
  • 金鳥の渦巻
  • 着火ライター
  • ものさし
  • 油性マジック

実験する上で長さを細かく記録したいので、蚊取り線香に1cm刻みの線を引きたいと考えました。しかし、蚊取り線香はまっすぐではなく渦巻の形をしています。どのように長さを測れば良いのでしょうか。

 

答えは簡単です。まず糸にものさしを当てて、1cm刻みに油性マジックで印をつけます。1cm刻みに印のついた糸を、今度は蚊取り線香に当てて1cmずつ線を引くと長さが測れます。

 

渦巻の内周を測るのは難しいので、外周に糸を当てて測ることにしました。10cmごとに10、20、30と数字を記録しておくと数えやすいので便利です。

 

実験は風の少ない日を選んでください。風が強ければ早く燃えてしまい、誤差が大きくなります。また、火を使用しますので取り扱いには十分気をつけてください。

実験の方法・手順

 
  • 1cmずつ線を引いた蚊取り線香を用意する
  • 火をつけて燻焼させる
  • 1時間後、2時間後、3時間後…と燃えた長さを記録する

金鳥の渦巻は外周で長さを測ると84cmあります。外側に火を点けて、1時間後は13cm燃えていました。2時間後は26cm、3時間後は40cmです。さらに続けていくと4時間後は57cm、5時間後は74cmでした。

 

実験は2日間行い平均を取っています。1回目はほぼ6時間で燃えつきましたが、2回目は5時間40分でした。その日の気候によって多少前後はしますが、金鳥の渦巻は1巻燃えるのに6時間前後かかることがわかります。

実験からわかること

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