かぼちゃにカビが生えたらどうすればいい?でんぷんとの見分け方や保存方法とは
食育
2021.11.16

目次
「気づいたらかぼちゃにカビが生えていたんだけど、食べていいの?」
「かぼちゃのカビとでんぷんはどうやって見分けたらいい?」
「カビが生えないようにするかぼちゃの保存方法は?」
かぼちゃに関するこのような悩みや疑問を持ったことはないでしょうか。
かぼちゃは調理しやすく、煮物料理でよく用いられますが、かぼちゃの適切な保存方法についてあまり知らないという方もいます。
本記事では、かぼちゃに生えたカビの正体や生えやすい理由などの基本知識に加えて、白カビとでんぷんの見分け方、カビが生えないようにするための保存方法についても紹介していきます。
この記事を読むことで、なぜかぼちゃにカビが生えてしまうのか、食べてもいいのかどうかの判断、また正しいかぼちゃの保存方法を理解することができます。かぼちゃに関する知識を深め、安全に保存・管理できるようになりましょう。
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かぼちゃにカビが生えやすい理由
かぼちゃは野菜の中でも、比較的カビが生えやすいでしょう。それは、かぼちゃには水分や糖分が多く含まれているためです。
カビが生える条件として、温度・湿度・糖度・酸素があげられます。その中の湿度と糖度が高いかぼちゃは、温度などに気をつけておかないと、カビが繁殖しやすい環境を生み出してしまうでしょう。
かぼちゃに生える3種類のカビ
かぼちゃに生えるカビでは、「黒カビ」がよく知られていますが、それ以外にも「白カビ」「緑カビ」が繁殖することがあります。カビの種類により、発生する理由や毒性が異なるため、かぼちゃにカビが生えていたら、まずは色をチェックするようにしましょう。
ここからは、かぼちゃに生える3つのカビについて紹介します。
- ・白色のカビ
- ・緑色のカビ
- ・黒色のカビ
1:白色のカビ
白色のカビは「白カビ」と呼ばれており、かぼちゃのわた付近を中心に繁殖していることが多いです。
白カビは、カマンベールチーズの製造にも使用され、麹菌としてしょうゆや日本酒の製造にも用いられています。しかし、かぼちゃに生えている白カビには注意が必要で、カビが発生している場所から品質を悪化させていきます。
2:緑色のカビ
皮の下に発生しやすい緑色のカビは、一見すると皮と同色であることから見つけにくいでしょう。
この「緑カビ」はブルーチーズなどに使用されている青カビの一種で、白カビを放置していると変色して緑カビになります。色以外には粉っぽいところが特徴で、カビの吸い込みには注意しましょう。
また、かぼちゃの身の部分にも繁殖することがあります。調理前に、緑カビが繁殖していないか注意しましょう。
3:黒色のカビ
かぼちゃによく生える黒色のカビは「黒カビ」と呼ばれています。湿気の多い場所を好んで繁殖します。一度生えると、深く根を張る特徴を持っており、他のカビと比較すると除去しにくいです。
カビを取り除けば食べてもいい?
もし、かぼちゃにカビが発生していた場合、カビが生えている部分を中心に広範囲を削る,
または切り取ります。
このように対処すれば食べられる可能性はありますが、カビは見えない部分に根を張っている可能性があるという点に注意しましょう。
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