反転授業が注目される理由4選|もたらす効果や注意点についても紹介! 反転授業が注目される理由4選|もたらす効果や注意点についても紹介! - chokomana
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反転授業が注目される理由4選|もたらす効果や注意点についても紹介!

反転授業が注目される理由4選|もたらす効果や注意点についても紹介!

反転授業とは

反転授業とは、学校で学ぶ順番を通常とは逆にした授業のことです。一般的な授業の場合、学校で先生の授業を受けて知識を身につけ、出された宿題を通して復習をします。

反転授業では、まず自宅で映像教材などを用いて予習を行い、知識を身につけます。学校では、通常であれば宿題となる演習や発展問題を取り扱うという流れです。授業の時間を、より詳しい説明や意見交換の場としても利用します。

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反転授業がもたらす影響

すでに大学等でのゼミ活動においては、反転方式での演習が実施されてきました。学生が研究してきたものを、ゼミの時間内に発表して意見交換するといった内容だからです。

この方法を学校現場において反転授業として取り入れると、どのような影響があるのでしょうか。また、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここではそのメリットだけでなく、注意点についても解説していきます。

反転授業導入の将来性

2020年度から始まった、文部科学省の提示した新しい学習指導要領では、子供の「生きる力」を付けるための教育が提言されています。

この「生きる力」とは、変化の激しい予測困難な時代において、自らの力で課題を見つけ、自分で学び・考え、判断行動し、各々が描くそれぞれの「幸せ」を実現できる力を身につけることです。

自発的に考える力を付ける「反転授業」には、子供たちの生きる力を付けるといった将来性が期待されています。

出典:内閣府|第2節 子どもの生きる力の育成と子育てに関する理解の促進
参照:https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2004/html_h/html/g2321000.html

反転授業が注目される理由4選

「生きる力」を付けるといわれている反転授業ですが、どうしてここまで認知度が上がってきているのでしょうか。

ここでは、その具体的な理由を4つ挙げて解説していきます。ぜひ参考になさって下さい。

1:時間や場所を選ばない

子供が反転授業の予習をする際、タブレット等の端末を持ち帰って「映像教材を視聴する」等の取り組みになります。

家庭で事前予習するメリットは、端末とネット環境さえあれば時間や場所を選ばずにできるということがメリットです。子供のライフスタイルに合わせて、都合のよい時間や場所で予習できます。また、繰り返し学習できるのも利点です。

2:アクティブラーニングに繋げやすい

従来の学習スタイルだと、教員からの一方的な知識の提供になりがちですが、反転授業の場合、持っている知識をどのような方法で生かすのかといったことが重要視されます。

それにより、子供の個人の能力や特徴・特性に応じた学びができるようになり、アクティブラーニングに繋げやすいといった点がメリットです。また、自ら考えることで、「答えのない課題」に立ち向かい、自分なりに解決する能力が身に付きます。

3:学習教育のデジタル化

反転授業を取り入れることにより、学習教育のデジタル化が進むというメリットがありますが、この教育を導入するためには、既存の紙媒体やアナログ方式では補えない内容があります。そのため、学校の教材等のデジタル化、普及が推進されます。

まさに、今からの時代に合ったスタイルといえるでしょう。

4:学校におけるICT環境の浸透

先ほど述べたように、反転授業には学習教育のデジタル化が欠かせません。そのため、インターネット環境の整備や一人一台タブレット端末の支給といった、ICT環境の浸透が重要になってきます。

反転授業が取り入れられることにより、ICT環境が学校現場において速やかに整備され、今の時代に合った学習環境が提供できるでしょう。

反転授業がもたらすメリット7選

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