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日本国内のSTEM教育への取り組み5つ|子供たちへの効果とは

日本国内のSTEM教育への取り組み5つ|子供たちへの効果とは

STEM教育とはどんな教育方法?

STEM教育とは、科学(science)技術(technology)工学(engineering)数学(mathematics)分野の教育のことを言います。

政策プロジェクトとしては、理系の人材確保と初等中等教育での学力向上を目標として、アメリカでは1990年代頃から始まり、2000年代以降、本格的に推進されるようになりました。

分野の定義については、未だ組織によって異なる状態があります。例えば「化学」「生物学」「心理学」も「科学」の分野に入るとされています。これらの分野に共通する思考法や方法論を具体的に挙げることは難しく、STEM教育は学習する分野で定義することがとても多いのです。

海外のSTEM教育では、すでにアメリカが先陣を切り、アジアではシンガポール、インドなどでも盛んに取り組まれています。

STEM教育の根幹には「IT を積極的に用いて、自発性、創造性、判断力、問題解決力を養う」という目標があります。

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STEAM教育との違い

従来のSTEM教育に「ART」を組み入れた STEAM教育と言います。

マサチューセッツ工科大学出身、デザインとテクノロジーの融合を追求する第一人者として知られるグラフィックデザイナー、ジョン・マエダ氏は「次世代が直面する課題は、創造的な解決策を求めており、私はこれらのテーマ(STEM)だけでは到達し得ないと主張する」としています。

複雑な科学的概念がアーティストやデザイナーにより、理にかなった形で視覚化されていることから、アートやデザインなど芸術的分野の関連付けが重要であるとされています。

日本は海外に比べてSTEM教育が遅れている?

欧米での科学教育改革は米国では1950年の全米科学財団設立後、1990年代以降は政府助成の科学教育プログラムへの支援が本格化しています。

EUにおいても2004年科学教育に関する調査報告と提言、欧州委員会、各加盟国間での取り組みの共有化を進めるなど、本格化が進んでいます。

国内では2008年、学校教育法の改正に伴い、生きる力の育成とともに小・中学校における主な改善事項として理数教育の充実を明確に示したことをきっかけに、2020年度になってプログラミング教育が必修化されました。

それによりやっと、STEM教育先進国と同じ土俵に立ったと言えます。

子供たちへのSTEM教育の効果4つ

STEM教育では各教科・領域固有の知識や考え方を統合的に活用することを通した「問題解決的な学習」を重視しています。

自発的に課題を設定し、その課題を達成し成果を伝達する中でさまざまな能力の向上の期待ができます。

子供たちがSTEM教育を受けることによってどのような能力が向上するのかを紹介します。

STEM教育の効果1:思考力が付く

プログラミング教育が2020年度から必修化されました。これは世界各国で推進されているSTEM教育の一環として「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」を育てる目的があります。

STEM教育の一環として必修化されたプログラミング教育では、自分が意図した動作にするために必要な要素、組み合わせ、改善すべき点、等を論理的に考えていく思考力を育てる目的があります。

このような「プログラミング的思考力」を育てる効果に期待が出来ます。

STEM教育の効果2:問題解決のための行動力が備わる

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