中学受験対策における過去問をいつから使うかのポイント6つ!使い方も解説
受験
2020.12.04
目次
中学受験の過去問を使うメリット2つ
過去問演習は、中学受験において、非常に重要な意味を持ち、欠かすことのできない学習方法だといわれています。最近では、1人あたりの受験校数が増えているため、受験前に過去問演習に割く時間が多くなります。
過去問演習に多くの時間を費やす以上、そのメリットに注目し、より大きな効果を得られるように取り組むことが重要です。中学受験における過去問演習には、どんなメリットがあるのかを見てみましょう。
出題傾向が分かる
志望中学の過去問を学習することで、その中学校の入試問題が、どのような傾向にあるかを知ることができます。
同じ単元についての問題が毎年出ているとしたら、その学校は、その単元での得点を重要視しているということになるでしょう。逆に、ほとんど出てこない単元を知れば、学習を効率的にできます。
入試問題には、学校によって特徴があります。特徴をつかむことができれば、合格に向けての学習方法を具体的に立てることができるでしょう。
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応用力が付く
中学受験では、応用力が必要になってきます。ここでいう応用力とは、学習で得た基礎的な知識を活かして、いろいろな問題に対応していく力のことです。
過去問演習で、どのような問題が解けなかったかをチェックします。なぜその問題が解けなかったのか、どんな基礎的知識を使えば解けるのか、と考えることで、応用力が付いていくのです。応用力があれば、問題の解法を見つけやすくなり、得点につなげられるでしょう。
中学受験対策における過去問を使うタイミング6つ
中学受験において、非常に重要な過去問演習ですが、学習のしかたを間違えると、単に時間の無駄遣いをして終わってしまいます。無計画に学習したのでは効率が悪く、合格への手助けにはならないでしょう。
中学受験対策の1つとして、いつから過去問演習を始めるかは大切なポイントになります。「いつから」というタイミングは、志望中学の入試の傾向や、子どもがどの程度の学力を持っているかの把握などによって変わってくるのです。
過去問を使うタイミング1:志望校の入試傾向で決める
中学受験における過去問演習は、10月頃から始めるのが目安とされています。志望中学の出題傾向がはっきりしている場合には、具体的な対策を立てるためにも、夏休みから9月あたりに始めるのも有効でしょう。
設問の文章が長い、記述式の解答を多く求められるという傾向があれば、そうした形式に慣れる期間が必要になります。理科や社会で写真や図版を使用した問題を多く出す傾向があれば、夏休み中に図鑑などを見ておけるのです。
過去問を使うタイミング2:志望校別特訓クラスの有無で決める
通っている塾に第一志望校単独の特訓クラスがあれば、そちらへ参加するほうが有効です。過去問演習には、志望校の出題形式に慣れていく目的もあるので、そのためのカリキュラムを組んでいるクラスがあれば、そちらの予定に従うほうが効果を上げられるでしょう。
また、志望校別特訓クラスで、同じ中学を受験する子どもたちと一緒に学ぶことで、やる気を出し、モチベーションを上げられるという効果もあるのです。
過去問を使うタイミング3:子どもの現状の学力で決める
過去問演習には、実際に志望校で出された問題を解くことで、子どもにやる気を出させるという効果があるといわれています。うまく解くことができれば、よりいっそう学習するための励みになるのです。
学習が進んでおらず、過去問を解けるだけの基礎学力がない場合、子どもが落ちこんでしまう場合もあります。学力診断テストを受験し、子どもに充分な学力がついていることを確認したうえで、過去問演習を始めることが必要です。
過去問を使うタイミング4:志望校の数で決める
過去問演習には志望校の出題傾向に慣れる意味があるので、受験する学校の過去問を一通り学習しておくことが大切です。
過去問演習に充分な時間を取ろうと思うと、受験する全ての学校の過去問に挑戦することが、かえって時間の無駄になってしまう場合もあります。効果的なタイミングを見計らって、過去問演習を始めましょう。
志望校が2~3校の場合
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