中学生におすすめの自由研究テーマ11選|レポートにまとめるときのポイントは?
目次
- 1 中学生の自由研究のテーマの決め方とは?
- 2 中学生におすすめの自由研究テーマ11選
- 2.1 中学生におすすめの自由研究1:牛乳からプラスチックを作る
- 2.2 中学生におすすめの自由研究2:人工いくらを作る
- 2.3 中学生におすすめの自由研究3:錯覚アートを作る
- 2.4 中学生におすすめの自由研究4:紫キャベツから指示薬を作る
- 2.5 中学生におすすめの自由研究5:洗剤はなぜ汚れを落とすのかをしらべる
- 2.6 中学生におすすめの自由研究6:地震の液状化の仕組みをしらべる
- 2.7 中学生におすすめの自由研究7:割れないシャボン玉を作る
- 2.8 中学生におすすめの自由研究8:氷を一瞬で作る
- 2.9 中学生におすすめの自由研究9:哺乳類の目つきをしらべる
- 2.10 中学生におすすめの自由研究10:日本の城の守りについてしらべる
- 2.11 中学生におすすめの自由研究11:今の教科書と昔の教科書の違いをしらべる
- 3 自由研究をレポートにまとめるときのポイント7つ
- 4 中学生に合った自由研究のテーマをみつけることが大切
中学生の自由研究のテーマの決め方とは?
きょう出されて困ってしまう課題のひとつといえば、夏の自由研究ではないでしょうか?
そもそも何をテーマにすれば良いのか悩んでしまう中学生のみなさんもいるでしょう。
自分の好きなこと、興味のあることから検討していくと、意外に自由研究のテーマは決まりやすいでしょう。
しかし、中学生といえど夏休みは忙しいことが多く、時間のかかる自由研究はいやだ、という中学生のみなさんもいるのではないでしょうか。
中学生におすすめの自由研究テーマ11選
ここでは、中学生におすすめの自由研究のテーマを11個まとめてみました。
簡単で比較的すぐ終わるもの、1日でできるものもあります。部活や遊び、勉強など、忙しい夏休みを過ごす中学生のみなさんの参考になれば幸いです。
中学生におすすめの自由研究1:牛乳からプラスチックを作る
中学生におすすめの自由研究その1は、埋めると土にもどるプラスチックを、牛乳から作ってみるというものです。
耐熱容器に注いだ牛乳100mLを、電子レンジで沸騰させます。沸騰したら、中にかたまりが見えるまでかき混ぜながら、酢を1滴ずつ加えていきます。
空のグラスの上にガーゼをしいて、かたまりをこし取り、ガーゼで包んで3分間ほど水で洗います。
洗い終わったら、ガーゼからかたまりを取り出し、キッチンペーパーの上で転がし、水気をとります。
水気をとったかたまりを、抜き型を使って好きな形にしたら、耐熱容器にいれ、かたまるまで電子レンジで1分間ずつ加熱を繰り返します。
テーマの分類 | 化学実験 |
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実験時間 | 約1時間 |
難易度 | ★★★ |
用意するもの | かき混ぜ棒やスプーン、牛乳、電子レンジ(500w)、クッキーなどの抜き型、軍手、耐熱容器、クッキングペーパー、酢、ガーゼ |
中学生におすすめの自由研究2:人工いくらを作る
中学生におすすめの自由研究その2は、人工いくらを作ってみるというものです。
紙コップに、半分の水と乳酸カルシウム、もしくは塩化カルシウムを小さじ大盛一杯加えます。
別の紙コップに半分の水と、アルギン酸ナトリウムを小さじ半分加えます。そこに食紅を足して、混ぜます。
食紅で色をつけた液を、しょうゆさしで吸い取り、乳酸カルシウム、または塩化カルシウムを溶かした液に、1滴ずつ落としていけば、人工いくらが完成します。
テーマの分類 | 化学実験 |
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実験時間 | 約1時間~1日 |
難易度 | ★ |
用意するもの | 水、紙コップ2個、アルギン酸ナトリウム、乳酸カルシウム(または塩化カルシウム)、しょうゆさし、スプーン、食紅 |
▼いくらを作ってみた!詳細記事はこちらから
中学生におすすめの自由研究3:錯覚アートを作る
中学生におすすめの自由研究その3は、目の錯覚アートを作ってみるというものです。
図書館や書店、またインターネットなどで、錯覚アートについての情報を集め、実際に作ってみましょう。種類にもよりますが一見難しそうなものでも簡単につくることができます。特別な技術や道具は必要ありません。
1からすべて自作しても良いですし、錯覚アートが作成できるキットなども販売されているので、それを利用してみるのも良いでしょう。
テーマ分類 | 工作 |
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実験時間 | 約1日 |
調べる方法 | 図書館、書店、インターネット |
中学生におすすめの自由研究4:紫キャベツから指示薬を作る
中学生におすすめの自由研究その4は、紫キャベツから指示薬を作ってみるというものです。
紫キャベツを千切りにして、お湯を沸騰させた鍋で10分ほど煮ます。お湯が紫色になってきたらザルでこし、ろ過して液体だけにします。冷ませば指示薬の完成です。
完成した指示薬を容器などに取り分けて、それぞれレモンなどの果物の汁や酢、または重曹や洗剤など、液体の身近なものを混ぜてみましょう。
どのような色に変化するのか、混ぜるものに共通点はあるのか、酸性アルカリ性で違いはあるのかなど、いろいろ調べてみましょう。
テーマの分類 | 化学実験 |
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実験時間 | 約1時間~1日 |
用意するもの | 紫キャベツ、お湯、鍋、ザル、取り分ける容器、レモン果汁や酢などの液体 |
中学生におすすめの自由研究5:洗剤はなぜ汚れを落とすのかをしらべる
中学生におすすめの自由研究その5は、洗剤はなぜ汚れを落とすのか調べてみることです。
水450mlに、洗剤を4ml溶かし、それを150mlずつ3個のコップに分けます。また、水だけ150mlずつ入れたコップも3個用意します。
よく洗って乾かした毛糸を、1個目の洗剤の液と水のみの液に入れ、毛糸のようすを観察してみましょう。
また、2個目のコップには、ごま油を数滴加えて割り箸で混ぜ、混ざり方を確認してみましょう。
3個目のコップには、コショウをひとふりずつ入れて、コショウの広がり方を観察してみましょう。その後、このコップにそれぞれ白い綿の布をひたして引き上げ、コショウのつきかたを観察しましょう。
テーマの分類 | 化学実験 |
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実験時間 | 1時間 |
用意するもの | 白い綿の布、ウール100%の毛糸、洗剤、コショウ、ごま油、透明なコップ6個、割り箸 |
中学生におすすめの自由研究6:地震の液状化の仕組みをしらべる
中学生におすすめの自由研究その6は、地震の液状化現象を再現する実験によって、地震の液状化の仕組みを調べてみることです。
容器の下にビニールシートを敷いたら、容器に砂をいれ、砂の表面を超えない程度に水を足します。足したら、砂の表面を手で平らにならします。
ビニールシートと容器の間に、軸の丸いえんぴつを同じ間隔で5~6本置きます。
未開封の缶を砂の上に立てて、容器を小刻みにゆっくりと左右に揺らし、砂の表面の変化を観察してみましょう。また、砂を園芸用の土に変え、同じ実験をして観察してみましょう。
テーマの分類 | 地学 |
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実験時間 | 約20分 |
用意するもの | 砂、園芸用の土、透明な容器、軸の丸いえんぴつ、未開封の350ml缶、ビニールシート、水 |
中学生におすすめの自由研究7:割れないシャボン玉を作る
中学生におすすめの自由研究その7は、割れないシャボン玉を作ってみることです。
ぬるま湯と、PVAが含まれている洗濯のり、台所用洗剤を準備して、5:4:1の割合で混ぜると、基本のシャボン玉液ができます。
つくったシャボン玉液を小分けにして、ガムシロップ、ワセリン、お湯で溶かしたゼラチン、炭酸飲料、ヒアルロン酸が含まれた化粧水などを、それぞれ少しずつ加えてよく混ぜましょう。
基本のシャボン玉液と、いろいろ混ぜた液をそれぞれストローなどにつけてシャボン玉を飛ばし、どの液で作ったシャボン玉がいちばん飛んだかなどを記録してみましょう。
テーマの分類 | 化学実験 |
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実験時間 | 約1時間~1日 |
用意するもの | ぬるま湯、PVAが含まれた洗濯のり、台所用洗剤、小分けにするための容器、ガムシロップ、ワセリン、お湯で溶かしたゼラチン、炭酸飲料、ヒアルロン酸が含まれた化粧水など |
▼割れにくいシャボン玉を作ってみた!詳細記事はこちらから
中学生におすすめの自由研究8:氷を一瞬で作る
中学生におすすめの自由研究その8は、氷を一瞬で作ってみることです。
500mlのペットボトルに、4分の3ほど水をいれてキャップをしたら、実験で使用する皿と一緒に、-5度ほどに設定した冷凍室に入れて、4~5時間ほどかけてゆっくりと冷やします。
時間が経ったら、衝撃を与えないように静かにペットボトルを取り出してキャップを外し、一緒に冷やしておいたお皿の上に、高い位置から一気に少しずつ注ぐと、シャーベット状の氷の山ができます。
もし水が凍ってしまう場合は、発泡シートやエアシートを巻いてみるなどして、ゆっくりと時間をかけて水の温度が下がっていくように調整しましょう。
テーマの分類 | 化学実験 |
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実験時間 | 約1日 |
用意するもの | 500mlのペットボトル、お皿、水 |
▼一瞬で凍る水を作ってみた!詳細記事はこちらから
中学生におすすめの自由研究9:哺乳類の目つきをしらべる
中学生におすすめの自由研究その9は、哺乳類の目つきについて調べてみることです。
哺乳類には、人間のように目が顔の前についている種類と、うさぎなどのように顔の横についている種類とがあります。
動物園などに出向き、直接確認してみたり、スケッチしたり、写真に撮ったりして、目のつき方がどちらなのか調べてまとめてみましょう。また、目のつき方によって、それぞれどのような利点があるのかなどもまとめてみましょう。
テーマの分類 | 調べ学習 |
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実験時間 | 約1日 |
調べる方法 | 動物園などへ行って確認する、スケッチをする、写真に撮るなど |
中学生におすすめの自由研究10:日本の城の守りについてしらべる
中学生におすすめの自由研究その10は、日本のお城の周りにある堀や石垣、また建てる場所など、敵の攻撃から身を守るための工夫について調べてみることです。
それぞれの工夫について、資料などで調べたり、実際に行って写真を撮ったり、絵を描いたり、またはいくつかの城について調べて表にまとめて比較してみたりしましょう。
外国の城との違いを調べてみたり、また実際に身を守るための工夫が役立った例などを調べてみるのも面白いかもしれません。
テーマの分類 | 調べ学習 |
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実験時間 | 約1日 |
調べる方法 | 資料などで確認して調べる、実際に行ってみるなど |
中学生におすすめの自由研究11:今の教科書と昔の教科書の違いをしらべる
中学生におすすめの自由研究その11は、今の教科書と昔の教科書の違いを調べてみることです。
本やインターネットなどを使って、昔はどのような教科書を使っていたのか、今の教科書とどのような違いがあるのかを調べてみましょう。
地域の図書館などに、昔の教科書が保管されていないか、問い合わせてみるのも良いでしょう。
同じ学年、同じ教科で比べてみたり、可能ならばコピーなどを取って貼り付けたりして、まとめてみると良いでしょう。
テーマの分類 | 調べ学習 |
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実験時間 | 約1日 |
調べる方法 | 本やインターネット、地域の図書館に問い合わせてみるなど |
自由研究をレポートにまとめるときのポイント7つ
自由研究をまとめるとき、中学生の場合は、模造紙などの大きな紙1枚にまとめるより、レポート用紙などを利用して、冊子やアルバム形式でまとめることが多いようです。
自由研究をレポートにまとめるときには、ただまとめれば良いというわけではなく、いくつかのポイントがあります。
中学生が自由研究をレポートにまとめるときのポイントについて、以下にまとめてみました。
ポイント1:表紙を選ぶ
自由研究のテーマに合ったタイトルを考えて、自分の学年、組、名前を書いたものを表紙にしましょう。
タイトルはとても重要なものです。内容をそのままタイトルにするより、誰かが「読んでみたいな」と思えるような、インパクトのあるタイトルをつけると良いでしょう。
なかなかタイトルが思いつかないときには、後回しにして最後に考えるのもおすすめです。
ポイント2:動機を書く
どうしてこのテーマで自由研究を行おうと思ったのか、そのきっかけになったことを書きましょう。
「ふだんの生活で、こんなことを疑問に思っていたから」「授業で習ったときから、ここをもっと詳しく知りたいと思っていたから」など、そのような内容でかまいません。
ポイント3:仮説を書く
この実験を行うことにより、どのような結果になると予想できるのか、仮説を立てておきます。
中学生ともなれば、それまでの知識から、ある程度の結果が予想できていることもあるでしょう。
はじめに仮説を立てておくことにより、実験や観察の楽しみが増えたり、結果を意識しながら実験をすすめることができるのでおすすめです。
ポイント4:実験でおこなったことを順をおって書く
自由研究を行うために準備したもの、実験の手順と実験内容、結果などを、順番に書いていきましょう。
調べ学習なら使用した本や行った場所、実験ならば使った道具などを書き、調査方法や実験方法などもわかりやすくまとめましょう。長い文章で書くのではなく、箇条書きで簡潔に表記することがポイントです。
結果は、事実のみを書きます。実験をした感想や気付きなどは、ここでは書かないようにしましょう。
ポイント5:考察は評価の分かれ目になる
実験をして出た結果からわかったことや、なぜそのような結果が出たのか考えたりしたことなどを書いていきます。
考察は、評価の分かれ目となる部分です。自分が立てた仮説と、実験結果との比較は、特に大事なポイントになりますので、しっかり考えて記入しましょう。
ポイント6:最後はまとめや感想を書く
自由研究のまとめや、自分の感想などは最後に書きましょう。
結果や考察では、事実のみを書いたり、客観的に研究の内容について考えたりすることを求められますが、この部分では自分の感想も入れて書くと良いでしょう。
また、この研究をふまえて、これからさらに何を知りたいか、これからの生活にどう生かしていきたいかなどを書いておくと良いでしょう。
ポイント7:画像やイラストを効果的に入れる
実験の手順を書くときや、結果を書くときなどは、画像やイラストを効果的に使いましょう。
文章のみで書くよりも、画像やイラスト、グラフをつけることで、研究の内容が具体的になり、読者によりわかりやすくなります。
図などが多すぎても逆効果になってしまうので、ポイントを厳選して、効果的に入れるようにしましょう。
中学生に合った自由研究のテーマをみつけることが大切
中学生の夏休みは、小学生までとはまた違って、部活や遊び、勉強などで忙しくしている場合も多いでしょう。
短時間や、1日で終わる自由研究も多いので、中学生の自分に合った自由研究のテーマを見つけて、少しでも楽しんでみてください。